KOSPIはやばい?韓国株が弱い理由・危ないと言われる理由を解説

KOSPIが急落したり、日経平均や米国株と比べて弱く見えたりすると、「韓国株はやばいのでは?」「KOSPIに投資して大丈夫?」と不安になる人も多いと思います。

KOSPIは韓国株式市場を代表する指数ですが、サムスン電子やSKハイニックスなど半導体大型株の影響が大きく、ウォン相場、外国人投資家の売買、韓国国内の政策、地政学リスクにも左右されやすい特徴があります。

この記事では、KOSPIがやばいと言われる理由、韓国株が弱く見える背景、投資する際のリスク、見るべきポイントをわかりやすく解説します。

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目次

KOSPIは本当にやばいのか?

まず結論からいうと、KOSPIが「やばい」と言われるのは、急落や上がらない局面で投資家の不安が強まりやすいからです。

ただし、KOSPIが本当にやばいかどうかは、単に指数が下がっているかだけでは判断できません。株価指数は、短期的な需給や海外市場の影響で大きく動くことがあります。そのため、数日間の下落だけを見て「韓国株は危ない」と決めつけるのは早いです。

一方で、KOSPIには注意すべき弱点もあります。代表的なのが、半導体株への集中、ウォン安、外国人投資家の売買、韓国ディスカウント、地政学リスクです。これらの要因が重なると、KOSPIは日経平均や米国株と比べて弱く見えやすくなります。

ただし、韓国株が一方的に悪いというわけではありません。韓国には、サムスン電子やSKハイニックスなど世界的な半導体企業があり、AI半導体やメモリ市況が強い局面では、世界中の投資家から注目されやすい市場でもあります。

つまり、KOSPIを見るときは「やばい」「危ない」と一括りにするのではなく、短期的な不安なのか、構造的なリスクなのか、成長材料が残っているのかを分けて考えることが大切です。

見方内容
短期的にはやばく見える急落や寄り天が続くと投資家心理が悪化しやすい
構造的なリスクはある半導体集中、為替、外国人売買、地政学リスクがある
一方で成長材料もあるAI半導体、メモリ、輸出企業の強さがある
判断には分解が必要「危ない」と「割安」を分けて見る必要がある

KOSPIがやばいかどうかを判断するには、指数の値動きだけでは不十分です。半導体株の比率、ウォン相場、外国人投資家の売買、韓国企業の株主還元、地政学リスクなどを総合的に見る必要があります。

KOSPIがやばいと言われる理由

KOSPIはやばい?

KOSPIがやばいと言われる理由は、急落そのものよりも、韓国株市場がいくつかの構造的なリスクを抱えているためです。

特に、半導体株への依存度、ウォン安リスク、外国人投資家の売買、韓国ディスカウント、MSCI先進国入りできていない市場アクセス問題は、韓国株を見るうえで重要です。

KOSPIは韓国株式市場を代表する指数ですが、米国株や日本株と同じ感覚で見ると、リスクを見落とすことがあります。韓国株は世界的な半導体企業を抱える一方で、為替や地政学、海外投資家の資金移動に左右されやすい市場でもあります。

やばいと言われる理由内容
半導体株への集中サムスン電子・SKハイニックスの影響が大きい
為替リスクウォン安になると海外投資家の売りが出やすい
外国人売買の影響大型株売りで指数全体が不安定になりやすい
韓国ディスカウント企業統治や株主還元への不満が残る
市場アクセスの課題MSCI先進国指数入りの障壁になっている
地政学リスク北朝鮮情勢や米中対立の影響を受けやすい
個人レバレッジ信用取引やレバETFで値動きが増幅されることがある

これらのリスクは、必ずしも常に株価を下げる要因になるわけではありません。相場が強いときは、半導体株への集中や個人投資家の買いが、むしろKOSPIの上昇材料になることもあります。

しかし、相場が崩れたときには、これらの特徴が逆回転しやすくなります。半導体株が売られる、ウォン安で外国人が売る、信用取引の整理が出るといった形で、下げが大きく見えやすくなります。

そのため、KOSPIがやばいと言われる背景には、単なる株価下落ではなく、韓国株市場特有のリスク構造があると考えるとわかりやすいです。

韓国株が弱く見える理由

韓国株が弱く見える理由は、KOSPIが一部の大型株や外部環境に左右されやすいからです。

日経平均や米国株が強い日にKOSPIだけ弱いと、「韓国株だけ取り残されている」と感じやすくなります。特に、日本株が半導体製造装置や輸出株を中心に強いとき、KOSPIが伸び悩むと、相対的に韓国株が弱く見えます。

ただし、これは韓国経済全体が弱いというより、指数の構造や資金の入り方の違いによる面もあります。KOSPIは、サムスン電子やSKハイニックスなど一部の大型株の影響を強く受けるため、これらの銘柄が重いと指数全体も弱く見えやすいです。

半導体株への依存度が高い

KOSPIは、サムスン電子やSKハイニックスなど半導体大型株の影響を強く受けます。AI半導体やメモリ市況が強いときはKOSPIを押し上げますが、半導体株が崩れると指数全体も弱く見えやすいです。

2026年には、AI需要を背景にSKハイニックスとサムスン電子が大きく上昇し、SKハイニックスが一時、韓国で最も時価総額の大きい企業になったと報じられています。これは韓国株の強みである一方、KOSPIが半導体大型株に左右されやすいことも意味します。

つまり、KOSPIは韓国経済全体を見る指数でありながら、実際には半導体株の地合いを強く反映しやすい指数です。サムスン電子やSKハイニックスが上がればKOSPIも強く見えますが、反対にこの2社が重くなると、韓国株全体が弱いように見えやすくなります。

AI・半導体ブームが逆回転するリスクがある

韓国株の強さは、AI半導体やメモリ需要への期待に支えられています。ただし、半導体はもともと好不況の波が大きい産業です。

AI需要が強い局面では、HBMやメモリ関連の期待からサムスン電子やSKハイニックスに資金が集まりやすくなります。韓国株にとって、AI・半導体ブームは大きな追い風です。

一方で、半導体株は期待が高まりすぎると、少しの悪材料でも売られやすくなります。AI投資の減速、メモリ価格の下落、設備投資の過剰感、米国半導体株の調整などが意識されると、KOSPI全体の重荷になることがあります。

Reutersは、サムスン電子とSKハイニックスの大規模投資について、AI需要が鈍化すれば供給過剰リスクにつながる可能性があると報じています。つまり、AI・半導体ブームはKOSPIの強みである一方、過熱すればリスクにもなります。

日経平均とは構成銘柄が違う

KOSPIと日経平均は、どちらもアジアの代表的な株価指数ですが、構成銘柄や影響を受ける材料が違います。

KOSPIは、韓国の半導体、電機、自動車、金融などの影響が大きい指数です。特にサムスン電子やSKハイニックスなど、韓国を代表する大型企業の値動きが指数に反映されやすい特徴があります。

一方、日経平均は日本の代表的な225銘柄で構成される指数で、半導体製造装置、輸出企業、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループなどの影響を受けやすいです。

そのため、日経平均が強いのにKOSPIが弱い日があっても、必ずしも韓国株全体が悪いとは限りません。単純に、指数を動かしている主役や資金の流れが違う可能性があります。

KOSPIと日経平均を比較するときは、「どちらが強いか」だけでなく、どのセクターが指数を動かしているのか、為替や外国人投資家の売買がどう影響しているのかを見ることが大切です。

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韓国ディスカウントが残っている

KOSPIがやばいと言われる理由の1つに、韓国ディスカウントがあります。

韓国ディスカウントとは、韓国企業の株価が、利益や純資産に対して割安に評価されやすい現象のことです。業績が悪いわけではないのに、PBRやPERで見ると日本株や米国株より評価が低くなりやすい企業があります。

背景には、企業統治、株主還元、財閥構造、少数株主保護への不安などがあります。たとえば、支配株主や財閥グループの意向が強い企業では、一般株主の利益が十分に守られるのかを不安視されることがあります。

また、配当や自社株買いなどの株主還元が十分でないと見られると、投資家は企業価値を高く評価しにくくなります。こうした要因が積み重なることで、韓国企業は割安に放置されやすいと見られてきました。

韓国政府は、こうした韓国ディスカウントを解消するために「Value-up」政策を進めています。これは、日本の東証によるPBR改善要請に近い考え方で、企業価値向上や株主還元の改善を促す政策です。

ただし、課題が完全に解消されたわけではありません。Korea JoongAng Dailyは、Value-up政策で関連指数が上昇している一方、韓国上場企業の6割がPBR1倍割れで、韓国ディスカウントが残っていると報じています。

韓国ディスカウントの要因内容
企業統治への不安財閥構造や支配株主の影響が意識されやすい
株主還元の弱さ配当や自社株買いへの期待が日本株・米国株より低く見られることがある
少数株主保護一般株主より支配株主が優先される懸念がある
政策期待先行改革期待で買われても、実行が遅いと失望されやすい
PBR1倍割れ企業の多さ割安に見える一方、構造的に評価されにくい可能性がある

この韓国ディスカウントは、短期的な下落理由というより、韓国株が危ない・割安放置されやすい理由として重要です。

KOSPIが割安に見える場面でも、それが単なる投資チャンスなのか、構造的に評価されにくい理由があるのかを見極める必要があります。韓国株に投資する場合は、株価水準だけでなく、企業統治や株主還元、政策改革の進み具合も確認したいポイントです。

MSCI先進国指数に入れていない点もリスク

韓国株を見るうえでは、MSCI先進国指数に入れていない点も重要です。

韓国は経済規模や主要企業のグローバル競争力では、先進国市場に近い存在です。サムスン電子、SKハイニックス、現代自動車、LGエナジーソリューションなど、世界的に存在感のある企業も多くあります。

しかし、MSCIでは韓国は長く新興国市場に分類されています。2026年6月のMSCI年次レビューでも、韓国は先進国市場入りに向けたウォッチリストに入りませんでした。

理由として、ウォンのオフショア市場での交換制限や、市場アクセス面の課題が指摘されています。

これは、KOSPIを見るうえで見逃せないポイントです。なぜなら、MSCI先進国指数に入れば、先進国株に連動するパッシブ資金の流入が期待できる一方、入れない状態が続くと、その資金流入機会を得にくいからです。

論点内容
MSCIでは新興国扱い先進国指数に入れていない
市場アクセスの課題外国人投資家にとって使いにくい面が残る
ウォンの制約オフショアでの通貨交換に制限がある
資金流入の機会損失先進国指数入りによるパッシブ資金流入が得られていない
改革期待はある市場改革が進めば評価改善余地もある

もちろん、新興国市場に分類されているからといって、韓国株が悪いというわけではありません。むしろ、韓国市場が改革を進め、外国人投資家にとって使いやすい市場になれば、将来的に評価が見直される可能性もあります。

ただし、現時点では、世界の機関投資家から見たときに、韓国市場にはまだ市場アクセス面の課題が残っていると考えられます。

そのため、KOSPIが「やばい」と言われる背景には、単なる株価の上下だけでなく、世界の機関投資家から見た韓国市場の使いにくさもあると理解しておきたいです。

ウォン安・為替リスクがある

韓国株に投資する場合、為替リスクも無視できません。

KOSPIが上昇しても、ウォン安が進めば、日本円や米ドルベースのリターンは悪化する可能性があります。つまり、韓国株そのものでは利益が出ていても、為替の影響で思ったほど利益が出ないことがあります。

韓国ウォンは、米金利、ドル高、貿易収支、地政学リスク、外国人投資家の売買に影響されやすい通貨です。特に、外国人投資家から見ると、ウォン安が続く局面では韓国株を買いにくくなります。

ウォン安が進むと、海外投資家は為替差損を警戒します。その結果、韓国株の買いを控えたり、すでに保有している韓国株を売ったりする動きにつながることがあります。

為替リスク内容
ウォン安円ベース・ドルベースのリターンが悪化しやすい
ドル高新興国・アジア株への逆風になりやすい
為替ボラティリティ株価が上がっても為替で損をする可能性がある
外国人売りウォン安が資金流出懸念につながることがある

韓国株に投資する場合は、KOSPIのチャートだけでなく、ドルウォンやウォン円の動きも確認したいです。特に、KOSPIが上昇しているのにウォン安が進んでいる場合、円ベースやドルベースの実質的なリターンがどうなるかを意識する必要があります。

つまり、KOSPIがやばいかどうかを見るときは、株価だけでなく、為替まで含めて判断することが大切です。

個人投資家のレバレッジ取引も危うさにつながる

KOSPIがやばいと言われる理由として、個人投資家のレバレッジ取引の増加もあります。

相場が上がっているときは、個人投資家の買いが株価を押し上げる材料になります。しかし、信用取引や借入投資が膨らみすぎると、相場が崩れたときの値動きが大きくなりやすいです。

韓国では、個人投資家による借入投資が増えていると報じられています。Reutersによると、韓国の個人投資家による借入投資は、2025年末の17兆ウォンから、2026年6月時点で過去最高の29兆ウォンまで増加しました。また、個人投資家のKOSPI投資額も2026年に79兆ウォンへ拡大しており、韓国株上昇を個人投資家が支える構図もありました。

このような個人主導の相場は、強いときには上昇を加速させやすいです。一方で、相場が崩れると、信用取引の追証や反対売買、レバレッジETFの値動きによって、売りが集中しやすくなるリスクがあります。

レバレッジリスク内容
借入投資の増加個人投資家の買いが相場を押し上げる一方、反動も大きくなる
信用取引株価下落時に追証・反対売買が起こりやすい
レバレッジETF下落局面で値動きが大きくなりやすい
個人主導の相場強いときは上がりやすいが、崩れると売りが集中しやすい

ここで重要なのは、レバレッジ取引を単純に悪いものと決めつけないことです。相場が強い局面では、個人投資家の買いがKOSPIを押し上げる材料になります。

ただし、信用取引やレバレッジETFが増えすぎると、相場が崩れたときに下げも大きくなりやすいです。これは、韓国株市場の投機性や危うさを見るうえで重要なポイントです。

そのため、KOSPIを見るときは、指数の値動きだけでなく、個人投資家の信用取引残高やレバレッジETFへの資金流入も確認しておきたいです。

中国景気・輸出依存リスクもある

韓国経済は輸出の影響が大きい国です。

半導体、自動車、化学、鉄鋼、造船など、グローバル需要に左右される産業が多く、世界景気が悪化するとKOSPIにも影響が出やすくなります。

特に、中国景気や米中対立は韓国株にとって重要です。韓国企業は中国向け輸出やグローバルサプライチェーンの影響を受けやすく、中国景気が弱いと、韓国株全体の上値が重くなることがあります。

また、米中対立が激しくなると、半導体規制や輸出管理、サプライチェーン再編の影響を受けやすくなります。サムスン電子やSKハイニックスのような半導体企業は、米国・中国の両方と関係が深いため、政治的な要因が業績や投資家心理に影響することがあります

一方で、足元ではAI半導体需要が韓国輸出を押し上げています。Reutersは、2026年6月の韓国輸出がAI投資ブームを背景に大きく伸び、半導体輸出も急増したと報じています。これはKOSPIにとって追い風です。

ただし、裏を返せば、韓国株は半導体・輸出サイクルに左右されやすい市場ともいえます。AI需要が強いときは追い風になりますが、メモリ市況や世界景気が悪化すると、業績期待が一気に後退する可能性があります。

外部環境リスク内容
中国景気中国向け輸出や製造業需要に影響しやすい
米中対立半導体規制やサプライチェーン再編の影響を受けやすい
世界景気輸出企業が多いため、景気減速時に売られやすい
半導体サイクルメモリ市況が悪化すると企業業績に影響しやすい

KOSPIを投資対象として見る場合は、韓国国内だけでなく、世界景気、中国景気、米中対立、半導体サイクルも合わせて確認する必要があります。

韓国株がやばいと言われる背景には、こうした外部環境に左右されやすい市場構造もあります。

地政学リスクも無視できない

韓国株に投資するうえでは、地政学リスクも意識する必要があります。

韓国は北朝鮮と隣接しており、軍事的な緊張が高まると、海外投資家がリスク回避で韓国株を売る可能性があります。実際に、北朝鮮情勢が不安定になると、韓国ウォンや韓国株がリスク回避の対象として見られることがあります。

また、韓国は米国、中国、日本との関係にも影響を受けやすい国です。特に、半導体、EV、バッテリー、防衛、造船などの分野では、米中対立や輸出規制、サプライチェーン再編が企業業績や投資家心理に影響することがあります。

韓国企業はグローバルに強い企業が多い一方で、国際政治の影響も受けやすいです。これは、KOSPIの強みであると同時に、投資リスクにもなります。

地政学リスクKOSPIへの影響
北朝鮮情勢緊張が高まるとリスク回避売りが出やすい
米中対立半導体・バッテリー・輸出企業に影響しやすい
輸出規制サムスン電子・SKハイニックスなどに影響する可能性
政策変更政権交代や規制変更で市場心理が変わりやすい

地政学リスクは、毎日株価に影響するものではありません。しかし、緊張が高まったときには、短期間で投資家心理を冷やす要因になります。

そのため、KOSPIに投資する場合は、株価や業績だけでなく、韓国を取り巻く国際情勢も見ておく必要があります。

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韓国株ETFに投資する場合の注意点

日本からKOSPIや韓国株に投資する場合、ETFや投資信託を使うケースが多いです。

ただし、韓国株ETFに投資する場合は、指数の値動きだけでなく、為替、流動性、信託報酬、構成銘柄、レバレッジの有無を確認する必要があります。

特に重要なのは、連動対象です。ETFによって、KOSPIに連動するもの、KOSPI200に連動するもの、韓国株全体に投資するもの、半導体株に偏ったものなどがあります。名前だけで判断せず、実際に何に投資しているのかを確認することが大切です。

また、構成銘柄も重要です。サムスン電子やSKハイニックスの比率が高いETFは、韓国株全体というより、半導体株の影響を強く受ける可能性があります。

確認ポイント内容
連動対象KOSPIなのか、KOSPI200なのか、韓国株全体なのか
構成銘柄サムスン電子・SKハイニックスの比率を見る
為替円建てでもウォン・ドルの影響を受ける場合がある
信託報酬長期投資ではコストが効く
流動性売買代金が少ないETFは売買しにくい
レバレッジ有無値動きが大きく、長期保有に向かない場合がある

特に、レバレッジ型ETFには注意が必要です。レバレッジ型ETFは短期向けの商品であり、中長期投資では想定と違う値動きになることがあります。

韓国株ETFに投資する場合は、「韓国株に投資できるから便利」と考えるだけでなく、どの指数に連動しているのか、為替の影響を受けるのか、長期保有に向いているのかを確認してから判断した方がよいです。

KOSPIがやばい時に見るべきポイント

KOSPIがやばいかどうかを判断するには、指数の下落率だけを見るのでは不十分です。

KOSPIが下がっているときでも、それが一時的な利益確定売りなのか、半導体株の期待剥落なのか、ウォン安による外国人売りなのか、信用取引の整理なのかによって、意味が変わります。

そのため、KOSPIを見るときは、半導体株、為替、外国人投資家の売買、信用取引、韓国ディスカウント、地政学リスクなどを総合的に確認する必要があります。

見るべきポイント確認する理由
サムスン電子KOSPIへの影響が大きい
SKハイニックスAI半導体・HBM期待を反映しやすい
ドルウォン為替リスクを見るため
外国人売買大型株の需給を確認するため
信用取引残高レバレッジの過熱感を見るため
KOSPI200先物短期需給を見るため
MSCI・市場改革中長期の資金流入期待を見るため
韓国Value-up政策韓国ディスカウント解消の進捗を見るため

特に、サムスン電子とSKハイニックスは重要です。この2社が弱いと、KOSPI全体も弱く見えやすくなります。

また、ドルウォンや外国人売買も確認したいです。ウォン安が進み、外国人投資家の売りが続いている場合は、指数の戻りが鈍くなる可能性があります。

KOSPIがやばいかどうかは、単に「下がっているから危ない」と見るのではなく、何が原因で弱く見えているのかを分解して考えることが大切です。

KOSPIは投資対象として危ないのか?

KOSPIはリスクのある市場ですが、投資対象として一方的に危ないわけではありません。

むしろ、韓国には世界的に競争力のある企業が多くあります。半導体、AI、メモリ、輸出企業、バッテリー、防衛、造船など、グローバル市場で存在感のある産業もあります。

特に、サムスン電子やSKハイニックスは、AI半導体やメモリ市場の成長を取り込める企業として注目されています。韓国株には、こうした成長分野に投資できる魅力があります。

一方で、韓国株は値動きが荒くなりやすい面もあります。半導体株への集中、ウォン安、外国人投資家の売買、韓国ディスカウント、地政学リスク、個人レバレッジなど、複数のリスクが重なると、KOSPIは大きく動きやすくなります。

投資対象としての見方内容
強み半導体、AI、メモリ、輸出企業の競争力
弱み半導体集中、為替、外国人売買、韓国ディスカウント
注意点急落時にレバレッジ需給で値動きが荒くなることがある
向いている人為替・半導体・指数リスクを理解して投資できる人
向いていない人値動きの大きさや為替リスクに耐えにくい人

KOSPIに投資するなら、韓国株の強みと弱みを両方見たうえで判断する必要があります。

「韓国株はやばいから買わない」と単純に考えるのも、「半導体が強いから買えばよい」と考えるのも極端です。重要なのは、KOSPIがどのようなリスクを持つ指数なのかを理解したうえで、自分の投資目的やリスク許容度に合っているかを判断することです。

韓国株は、リスクを理解して投資するなら魅力のある市場です。しかし、値動きの大きさや為替リスクに耐えにくい人にとっては、慎重に見た方がよい投資対象といえます。

まとめ:KOSPIはやばい面もあるが、リスクを分解して見ることが大切

KOSPIがやばいと言われるのは、半導体株への集中、ウォン安、外国人投資家の売買、韓国ディスカウント、MSCI先進国入りできていない市場アクセス問題、地政学リスク、個人レバレッジなど、複数のリスクがあるためです。

ただし、KOSPIが一方的に悪い市場というわけではありません。サムスン電子やSKハイニックスを中心に、AI半導体やメモリ市場の成長を取り込める強みもあります。

大切なのは、「やばい」「危ない」と一括りにするのではなく、何がリスクなのかを分解して見ることです。KOSPIに投資する場合は、半導体株、為替、外国人売買、信用需給、市場改革の進捗を確認しながら判断する必要があります。

出典
  1. Despite Kospi bull run and value-up initiative, Korea discount remains as six in 10 firms trade below book value
    https://koreajoongangdaily.joins.com/news/2026-04-26/business/finance/Despite-Kospi-bull-run-and-valueup-initiative-Korea-discount-remains-as-six-in-10-firms-trade-below-book-value/2577439
  2. South Korea fails to make MSCI developed market watchlist
    https://world.kbs.co.kr/service/news_view.htm?Seq_Code=202397&lang=e
  3. Samsung, SK Hynix mega South Korea chips gamble tests optimism of AI cycle
    https://www.reuters.com/business/autos-transportation/anaylsis-samsung-sk-hynix-mega-south-korea-chips-gamble-tests-optimism-ai-cycle-2026-06-30/
  4. Korea taps Samsung, SK Hynix in $576 billion AI-chip drive to cement global leadership
    https://www.reuters.com/world/asia-pacific/south-korean-president-unveil-massive-ai-chip-investment-drive-2026-06-29/
  5. South Korea exports post strongest growth since 1978 on AI chip boom
    https://www.reuters.com/world/asia-pacific/south-korea-exports-post-strongest-growth-since-1978-2026-07-01/
  6. Retail investors hit borrowing limits at South Korean brokerages, think tank says
    https://www.investing.com/news/stock-market-news/retail-investors-hit-borrowing-limits-at-south-korean-brokerages-think-tank-says-4734398
  7. South Korea’s KOSPI plunges nearly 10% after regulator cautions on leveraged ETFs
    https://www.marketscreener.com/news/south-korea-s-kospi-plunges-nearly-10-after-regulator-cautions-on-leveraged-etfs-ce7f5fdadb81f02d
  8. KRX Market Data System
    https://data.krx.co.kr/contents/MDC/MAIN/main/index.cmd?locale=en
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