200A(NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信)は、NISAの成長投資枠で購入できる国内ETFです。売買単位は1口で、2026年7月31日の終値は4,319円だったため、通常の市場取引では約4,319円から投資できます。
ただし、200Aはつみたて投資枠の対象商品ではありません。また、NISAを利用しても値下がりリスクがなくなるわけではなく、損失を特定口座の利益と相殺できない点にも注意が必要です。
本記事では、200AをNISAで買える枠、最低購入金額、楽天証券やSBI証券での基本的な購入手順、積立方法、分配金を非課税で受け取るための設定まで解説します。

200AはNISAで買える?

結論として、200AはNISAの成長投資枠で購入できます。東京証券取引所に上場する国内ETFとして、通常の国内株式と同じように証券会社の取引画面から注文します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 200A |
| 正式名称 | NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信 |
| NISA成長投資枠 | 対象 |
| つみたて投資枠 | 対象外(直接購入できない) |
| 売買単位 | 1口 |
| 信託報酬 | 年0.165%(税込) |
| 総経費率 | 年0.25%(税込) |
| 分配金基準日 | 毎年4月7日・10月7日 |
| 上場市場 | 東京証券取引所 |
成長投資枠で購入できる
NISAの成長投資枠では、国内株式や国内ETFなど幅広い商品を購入できます。年間投資枠は240万円で、成長投資枠として利用できる非課税保有限度額は1,200万円です。つみたて投資枠と合計した制度全体の非課税保有限度額は1,800万円となっています。
成長投資枠は一括購入だけでなく、証券会社のサービスに対応していれば積立購入にも利用できます。200Aを毎月買う場合も、使用するのはつみたて投資枠ではなく成長投資枠です。
つみたて投資枠では直接購入できない
200AはNISA対象商品ですが、つみたて投資枠の対象ではありません。つみたて投資枠で購入できるのは、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託などに限定されています。
「毎月積み立てること」と「つみたて投資枠を使うこと」は別です。国内株式積立サービスなどを利用して200Aを定期購入する場合でも、NISAの口座区分は成長投資枠になります。
売却益と分配金を非課税にできる
通常、国内ETFの売却益や分配金には20.315%の税金がかかります。NISA成長投資枠で購入した200Aは、制度の条件を満たせば売却益と分配金を非課税にできます。非課税保有期間に期限はありません。
ただし、分配金を非課税で受け取るには、配当金・分配金の受取方法を「株式数比例配分方式」に設定しておく必要があります。証券口座ではなく銀行口座などで受け取る設定の場合、NISAで保有していても課税される可能性があります。
200Aの最低購入金額はいくら?
200Aの売買単位は1口です。2026年7月31日の東京証券取引所における終値は4,319円だったため、通常の市場取引における最低購入金額は約4,319円です。
市場価格は毎営業日変動するため、実際に必要な金額は注文時点の株価によって変わります。証券会社の注文画面に表示される概算約定代金と買付余力を確認してください。
最低購入金額は「市場価格×1口」
200Aは一般的な日本株のように100株単位で買う必要はありません。市場価格が4,000円なら約4,000円、5,000円なら約5,000円が1口分の購入金額になります。
| 購入口数 | 必要金額の目安(4,319円で計算) |
|---|---|
| 1口 | 4,319円 |
| 5口 | 21,595円 |
| 10口 | 43,190円 |
| 50口 | 215,950円 |
| 100口 | 431,900円 |
上記は2026年7月31日の終値を使った単純計算であり、株価変動や証券会社の取引手数料、売値と買値の差は含んでいません。
成行注文では買付余力を多めに用意する
成行注文は価格を指定しないため、注文時に見えていた株価より高い価格で約定する可能性があります。特に200Aは値動きが大きく、相場急変時には短時間で価格が変わることがあります。
最低購入金額と同額だけを入金するのではなく、ある程度余裕のある買付余力を用意するか、購入価格の上限を決められる指値注文を利用する方法があります。
年間240万円の枠では最大555口が目安
2026年7月31日の終値4,319円で計算すると、成長投資枠の年間上限240万円だけを200Aに使う場合、555口で2,397,045円となります。556口では240万円を超えるため、同じ価格なら555口が上限の目安です。
実際には株価が変動するほか、年内にほかの商品を購入していれば残りの年間投資枠は少なくなります。200Aだけで成長投資枠を使い切ると、ほかの株式やETFをNISAで購入できる余地が減る点にも注意してください。
200AをNISAで買う方法
200Aは証券会社の国内株式取引画面から購入します。画面の名称は証券会社によって異なりますが、基本的な流れは共通しています。
- 証券会社でNISA口座を開設する
- 証券口座へ購入資金を入金する
- 国内株式・国内ETFの検索画面で「200A」と入力する
- 「現物買い」を選択する
- 口座区分または預り区分で「NISA」「NISA預り」「成長投資枠」を選ぶ
- 口数、注文価格、注文期間を入力して発注する
口座区分の選び忘れに注意
注文時に特定口座や一般口座を選ぶと、課税口座での購入になります。約定した後に、同じ200Aを課税口座からNISA口座へ直接移すことはできません。
発注前に「NISA」「NISA預り」「成長投資枠」などの表示を確認し、約定後は保有商品一覧でも口座区分を確認しておきましょう。
200Aは指値と成行のどちらで買う?
購入価格を決めたいなら指値注文
指値注文は「4,200円以下なら買う」といったように、購入価格の上限を指定する注文方法です。想定外に高い価格で約定するリスクを抑えやすい一方、指定価格まで下がらなければ購入できません。
200Aは1日の値幅が大きくなることがあるため、価格を重視する人や急騰時の買い付けを避けたい人には指値注文が使いやすいでしょう。
約定を優先するなら成行注文
成行注文は価格を指定せず、売買の成立を優先する注文方法です。通常は指値注文より約定しやすい一方、寄り付きや相場急変時には想定より高い価格で買う可能性があります。
注文が集中しやすい取引開始直後や、前日から大きく価格が変動している日は、板情報や売値・買値の差を確認したうえで注文することが重要です。

200AはNISAで積み立てられる?

200Aを毎月購入することはできますが、つみたて投資枠で買うわけではありません。積立サービスを使う場合も、NISA成長投資枠を消費します。
証券会社の国内株式積立を利用する
証券会社が200Aを国内株式積立の対象にしていれば、毎月の購入日や金額、口数を設定して自動で買い付けできます。ETFの積立に対応しているか、NISA成長投資枠を選べるかは証券会社やサービスによって異なります。
楽天証券の「かぶツミ」など、ETFを積立対象とするサービスもありますが、対象銘柄や最低設定金額は変更される可能性があります。利用時点の銘柄検索・設定画面で200Aが対象か確認してください。
毎月自分で1口ずつ購入する方法もある
積立サービスを使わず、毎月決めた日に1口ずつ注文する方法もあります。200Aは1口単位のため、投資信託のように毎月ぴったり1万円を購入できないことがありますが、相場状況を見ながら注文価格を調整できます。
半導体ETFは値動きが大きいため、一度にまとめて買うのではなく、購入時期を分けることで高値づかみの影響を抑える考え方もあります。
200AをNISAで買うメリット
値上がり益を非課税にできる
200Aの市場価格が購入時より上昇し、売却益が発生した場合、NISA口座ならその利益に通常かかる20.315%の税金がかかりません。半導体株の上昇によって大きな利益が生じた場合ほど、非課税の効果も大きくなります。
分配金を非課税で受け取れる
200Aは毎年4月7日と10月7日を分配金の基準日としています。NISAで保有し、株式数比例配分方式を設定していれば、分配金を非課税で受け取れます。
ただし、200Aは高い分配金を主目的とするETFではありません。NISAのメリットは分配金だけでなく、将来的な値上がり益を非課税にできる点も含めて考える必要があります。
数千円から日本の半導体株へ投資できる
東京エレクトロンやアドバンテストなどの個別株を単元株で購入するには、まとまった資金が必要です。200Aなら1口数千円で、日本の主要な半導体関連30銘柄へまとめて投資できます。
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国内のETFを購入するなら、売買手数料を抑えながら楽天ポイントも利用できる楽天証券がおすすめです。
楽天証券では、手数料コースに「ゼロコース」を選択すると、国内ETFを含む国内株式の現物取引手数料が約定金額にかかわらず0円になります。少額で購入する場合はもちろん、まとまった金額を投資する場合や、複数回に分けて購入する場合にも手数料を気にせず取引しやすいのがメリットです。
また、国内ETFの現物購入には、普段の買い物などで貯めた楽天ポイントを1ポイント=1円分として利用できます。NISAの成長投資枠でもポイント投資を利用できるため、手元の資金だけでなく、余っている楽天ポイントを活用してETF投資を始めることも可能です。
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200AをNISAで買う際の注意点
NISAでも元本保証はない
NISAは投資による利益を非課税にする制度であり、商品の値下がりを防ぐ仕組みではありません。200Aは半導体セクターに集中するETFで、短期間に大幅下落する可能性があります。
生活費や近いうちに使う予定の資金ではなく、値下がりしても保有を続けられる余裕資金で投資することが重要です。
NISAの損失は損益通算できない
NISA口座で200Aを売却して損失が出ても、その損失は特定口座や一般口座で得た株式の利益、配当・分配金と相殺できません。翌年以降への損失の繰越控除も利用できません。
200Aのように値動きの大きい商品では、利益が非課税になるメリットだけでなく、損失を税務上活用できないデメリットも考慮する必要があります。
分配金の受取方法を確認する
NISA口座で保有する国内上場ETFの分配金を非課税にするには、株式数比例配分方式を選択する必要があります。設定状況は証券会社の配当金受取方法の画面で確認できます。
複数の証券会社に口座がある場合、受取方法の変更がほかの証券会社にも影響することがあります。設定内容を確認したうえで変更してください。
特定口座の200AをNISAへ直接移せない
すでに特定口座や一般口座で保有している200Aを、そのままNISA口座へ移管することはできません。NISAで保有し直すには、課税口座の200Aを売却し、NISA成長投資枠で新たに買い直す必要があります。
売却益が出ていれば課税されるほか、売却から買い直しまでに価格が上昇する可能性があります。課税口座で保有し続ける場合との税負担や売買コストを比較して判断してください。
信託報酬はNISAでもかかる
NISAで非課税になるのは売却益や分配金です。ETFの運用コストである信託報酬は、NISAで保有していても信託財産から差し引かれます。200Aの信託報酬は年0.165%、直近の総経費率は年0.25%です。
半導体セクターへの偏りに注意
200Aは30銘柄へ投資しますが、すべて半導体関連企業です。TOPIXや全世界株式のように幅広い業種へ分散する商品ではなく、半導体市況や上位構成銘柄の下落時にはETF全体が大きく下がる可能性があります。
NISA資産の大部分を200Aだけで運用するのではなく、保有資産全体で半導体への投資比率が高くなりすぎていないか確認しましょう。

200AをNISAで買うのに向いている人
- 日本の半導体産業へ中長期で投資したい人
- 短期的な大幅下落を許容できる人
- 数千円から国内ETFを購入したい人
- TOPIXや全世界株式など、幅広く分散された資産をすでに保有している人
- 成長投資枠を使ってテーマ投資を行いたい人
- 一括購入ではなく、複数回に分けて購入できる人
200AをNISAで買うのに向いていない人
- 値動きの小さい安定した商品を求めている人
- NISAの資産を200Aだけで運用しようとしている人
- キオクシアや半導体株をすでに多く保有している人
- 数年以内に使う予定の資金を投資しようとしている人
- NISAで発生した損失を損益通算できない点が気になる人
- 高い分配金を主な投資目的としている人
200AのNISAに関するよくある質問
200AはつみたてNISAで買える?
200AはNISA成長投資枠で購入できますが、つみたて投資枠では直接購入できません。毎月積み立てる場合も、利用する口座区分は成長投資枠です。
200Aはいくらから買える?
通常の市場取引では1口から購入できます。2026年7月31日の終値は4,319円だったため、同日時点の最低購入金額は約4,319円です。
200Aは100株買う必要がある?
100株買う必要はありません。200Aは売買単位が1口のETFであり、1口から注文できます。
特定口座で買った200AをNISAに移せる?
特定口座や一般口座からNISA口座へ直接移管することはできません。課税口座で売却し、NISA成長投資枠で新たに買い直す必要があります。
200Aの分配金はNISAなら必ず非課税?
株式数比例配分方式を設定し、NISA口座で保有している場合は非課税になります。銀行口座などで受け取る方式を選んでいると、課税される場合があります。
NISAで200Aを売却したら枠は戻る?
売却した商品の取得金額分の非課税保有限度額は、翌年以降に再利用できます。ただし、売却した年の年間投資枠が直ちに復活するわけではありません。
200Aは楽天ポイントで買える?
楽天証券の国内株式ポイント投資は、国内株式の現物取引とNISA成長投資枠に対応しています。200Aを通常の国内ETFとして現物購入する際も、サービスの条件を満たせば楽天ポイントを購入代金などに利用できます。

まとめ
- 200AはNISA成長投資枠で購入できる
- つみたて投資枠では直接購入できない
- 売買単位は1口で、2026年7月31日時点の最低購入金額は4,319円
- 注文時は現物買いを選び、口座区分をNISA成長投資枠にする
- 分配金を非課税にするには株式数比例配分方式の設定が必要
- 特定口座や一般口座からNISAへ直接移管することはできない
- NISAでも値下がりリスクがあり、損失は損益通算できない
- 半導体への集中度を考え、資産全体で投資額を管理することが重要
200Aは数千円から日本の半導体関連株へ投資できる便利なETFです。一方で、NISAを使えば安全になるわけではありません。購入前に口座区分、最低購入金額、分配金の受取方法、半導体への投資比率を確認し、値下がりしても無理なく保有できる範囲で判断しましょう。
出典
- NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信(200A):https://nextfunds.jp/lineup/200A/
- 金融庁「NISAを知る」:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/know/
- SBI証券「NISA」:https://www.sbisec.co.jp/visitor/nisa
- SBI証券「NISA取引のご注意事項」:https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/attention/trading/nisa_01.html
- 楽天証券「ポイント投資(国内株式)」:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/service/point/investment/domestic.html
- 楽天証券「かぶツミ(国内株式積立)」:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/saving/
- 楽天証券「NISA口座で保有する上場株式等の配当金を非課税とするために」:https://faq.rakuten-sec.co.jp/2843001
- 楽天証券「かぶピタッにETFが追加」:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20260326-01.html
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