アドバンテストの次回決算はいつ発表されるのか、AI半導体需要を追い風とした好業績が続くのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回の決算では、AI・HPC向け半導体テスタ需要の拡大が続くか、高性能DRAM向け需要が業績を押し上げるか、高い営業利益率を維持できるかが注目されます。
本記事では、アドバンテストの次回決算の日程や市場コンセンサス、前回決算の内容を整理し、決算後の株価を左右するポイントを解説します。

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アドバンテストの次回決算はいつ?発表時間を確認
アドバンテストの次回決算は、2026年7月29日15時30分に発表される予定です。
今回は、2026年4月から6月までを対象とする2027年3月期第1四半期決算が発表されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 次回決算 | 2027年3月期 第1四半期決算 |
| 決算発表日 | 2026年7月29日 |
| 発表時間 | 15時30分予定 |
| 対象期間 | 2026年4月~6月 |
| 次々回決算 | 2026年10月予定 |
アドバンテストは公式IRカレンダーで、2027年3月期第1四半期決算を2026年7月29日15時30分に発表する予定と公表しています。
決算発表は取引終了後となるため、当日の通常取引には決算内容が反映されません。
決算発表後は、時間外取引や翌営業日の株価で本格的な反応を確認することになります。
アドバンテストは決算発表後、決算短信だけでなく、決算説明会資料やノート付きの説明会資料、質疑応答要旨なども公式IRで公開しています。
決算数値だけでは分からないAI関連需要や半導体テスタ市場の見通しについては、説明会資料や質疑応答要旨も確認すると理解しやすくなります。
次々回となる2027年3月期第2四半期決算は、2026年10月に発表される予定です。
アドバンテストの次回決算予想・市場コンセンサス
アドバンテストは、2027年3月期も売上高・利益が大きく成長すると予想しています。
売上高は前期比25.8%増、営業利益は同25.7%増となる見通しですが、市場では会社計画をさらに上回る業績が期待されています。
そのため、会社予想どおりの大幅増益でも、市場では想定内と評価される可能性があります。
| 項目 | 会社予想 | 市場コンセンサス | 2026年3月期実績 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1兆4,200億円 | 約1兆4,953億円 | 1兆1,286億円 |
| 営業利益 | 6,275億円 | 約6,926億円 | 4,991億円 |
| 税引前利益 | 6,290億円 | 約6,907億円 | 5,167億円 |
| 当期利益 | 4,655億円 | 約5,112億円 | 3,754億円 |
※市場コンセンサスは2026年7月13日時点。アナリスト予想は今後変更される可能性があります。
アドバンテストは、AI関連向け半導体の生産数量増加や半導体の複雑化を背景に、2026年の半導体テスタ市場が過去最大規模になると予想しています。
半導体の性能が高まり、構造が複雑になるほど、製造後に確認するテスト項目やテスト時間も増加します。
AI半導体市場の拡大は、半導体の生産数量だけでなく、1個の半導体に必要となるテスト量の増加を通じて、アドバンテストの業績を押し上げる可能性があります。
2027年3月期も大幅な増収増益を予想
アドバンテストは、2027年3月期も売上高・利益が過去最高を更新すると予想しています。
| 項目 | 2027年3月期会社予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1兆4,200億円 | 25.8%増 |
| 営業利益 | 6,275億円 | 25.7%増 |
| 税引前利益 | 6,290億円 | 21.7%増 |
| 当期利益 | 4,655億円 | 24.0%増 |
売上高は前期比25.8%増の1兆4,200億円、営業利益は同25.7%増の6,275億円を予想しています。
税引前利益は前期比21.7%増、当期利益は同24.0%増となる見通しです。
会社予想を達成した場合、2025年3月期から3期連続で過去最高益を更新することになります。
業績成長を支えると予想されているのが、AI向け高性能半導体の生産数量増加です。
AIサーバーやデータセンターで使用されるHPC向け半導体は、高性能化に伴って内部構造も複雑になっています。
半導体が複雑になると、品質や動作を確認するためのテスト項目が増え、テスタの使用時間も長くなる傾向があります。
アドバンテストは、AI関連半導体の生産増加に加え、半導体の複雑化によってテスト需要も拡大すると見込んでいます。
今回の第1四半期決算では、AI向け需要が会社の想定どおり業績成長につながっているかを確認したいところです。
市場コンセンサスは会社予想を上回る
市場では、アドバンテストの業績が会社予想を上回ると期待されています。
2026年7月13日時点の税引前利益コンセンサスは約6,907億円で、会社予想の6,290億円を約617億円上回っています。
| 項目 | 会社予想 | 市場コンセンサス | 市場予想との差 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1兆4,200億円 | 約1兆4,953億円 | 約753億円 |
| 営業利益 | 6,275億円 | 約6,926億円 | 約651億円 |
| 税引前利益 | 6,290億円 | 約6,907億円 | 約617億円 |
| 当期利益 | 4,655億円 | 約5,112億円 | 約457億円 |
市場コンセンサスは、売上高から当期利益まで、すべての項目で会社予想を上回っています。
営業利益についても、市場予想は約6,926億円となっており、会社予想の6,275億円を約651億円上回る水準です。
市場は単に増収増益を期待しているだけでなく、AI関連の旺盛な需要によって、会社計画が上振れることも期待していると考えられます。
そのため、会社予想に沿った好調な決算でも、市場コンセンサスを下回った場合は、株価の反応が限定的になる可能性があります。
一方、第1四半期から市場予想を上回る利益を確保し、AI向けテスタ需要についても前向きな見通しが示されれば、通期予想の上方修正期待が高まる可能性があります。
今回の決算では、増収増益かだけでなく、市場コンセンサスを上回れるかが株価評価の重要なポイントになりそうです。
第1四半期の市場予想と進捗率を確認
2027年3月期第1四半期の税引前利益コンセンサスは、約1,497億円です。
市場予想どおりとなった場合、通期会社予想に対する進捗率は約23.8%となります。
| 項目 | 第1四半期市場予想 | 通期会社予想 | 予想進捗率 |
|---|---|---|---|
| 税引前利益 | 約1,497億円 | 6,290億円 | 約23.8% |
前期の第1四半期における税引前利益は約1,214億円でした。
今回の税引前利益が市場予想の約1,497億円となった場合、前年同期比では約23%増加する計算です。
ただし、通期会社予想に対する進捗率は約23.8%となるため、単純な四半期の目安となる25%をわずかに下回ります。
アドバンテストの業績は、顧客の設備投資や製品の納入時期によって四半期ごとに変動する可能性があります。
そのため、進捗率が25%を上回ったかだけで、決算の良し悪しを判断することはできません。
今回の決算では、税引前利益が約1,497億円を上回れるかに加え、営業利益率やAI向け需要に関する会社側のコメントも確認したいところです。
アドバンテストの前回決算はどうだった?
アドバンテストの2026年3月期決算は、AI関連の高性能半導体向けテスタ需要が大幅に拡大し、売上高・利益はいずれも過去最高を更新しました。
売上高は初めて1兆円を突破し、営業利益は前期の約2.2倍、当期利益は約2.3倍へ拡大しています。
| 項目 | 2026年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1兆1,286億円 | 44.7%増 |
| 営業利益 | 4,991億円 | 118.8%増 |
| 税引前利益 | 5,167億円 | 129.9%増 |
| 当期利益 | 3,754億円 | 132.9%増 |
2026年3月期は、AI向け高性能SoCや高性能DRAMの需要拡大が半導体テスタの販売を押し上げました。
また、旺盛な顧客需要に対応するため、製品供給能力を拡大したことも増収につながっています。
売上高が前期比44.7%増だったのに対し、営業利益は同118.8%増となり、売上高以上に利益が伸びました。
高収益製品の販売比率が上昇したことで、利益率も大幅に改善しています。
売上高・利益はいずれも過去最高
アドバンテストの2026年3月期売上高は、前期比44.7%増の1兆1,286億円となりました。
年間売上高が1兆円を超えたのは初めてです。
営業利益は前期比118.8%増の4,991億円となり、前期の約2.2倍へ拡大しました。
税引前利益は同129.9%増の5,167億円、当期利益は同132.9%増の3,754億円となっています。
売上高だけでなく、営業利益や税引前利益、当期利益も過去最高を更新しました。
業績を押し上げた主な要因は、AI関連の高性能半導体向けテスタ需要の拡大です。
データセンター向けのHPC半導体や高性能DRAMの需要が増加し、高性能半導体を検査するテストシステムの販売も大きく伸びました。
また、アドバンテストは旺盛な顧客の設備投資需要に対応するため、製品供給能力を拡大しています。
供給能力を強化し、需要が高まるタイミングで製品を納入できたことも、売上高の拡大に寄与しました。
前回決算は、AI半導体市場の成長を実際の売上高や利益へつなげ、過去最高業績を大幅に更新した好決算だったと考えられます。
テストシステム事業が業績をけん引
アドバンテストの成長をけん引したのが、主力のテストシステム事業です。
2026年3月期の売上高は前期比49.3%増の1兆194億円、セグメント利益は同97.9%増の5,188億円となりました。
| 項目 | 2026年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1兆194億円 | 49.3%増 |
| セグメント利益 | 5,188億円 | 97.9%増 |
SoC半導体向けのテストシステムでは、データセンターで使用されるHPCデバイスやAI関連の高性能半導体向け需要が大幅に増加しました。
AI向け半導体は高性能化や複雑化が進んでおり、品質や動作を確認するためのテスト需要も増えています。
メモリ半導体向けのテストシステムでは、高性能DRAM向けの販売が好調に推移しました。
AIサーバーでは大量のデータを高速で処理する必要があるため、高性能なメモリの需要も拡大しています。
一方、自動車や産業機器などで使用される成熟半導体向けのテスタ需要は、軟調に推移しました。
前回決算では、AI関連の高性能SoC向け需要と高性能DRAM向け需要が成長を支えた一方、成熟半導体向けでは弱さも見られています。
今回の決算では、AI関連需要が引き続き高い成長を維持できるかに加え、成熟半導体向け需要にも回復の兆しが見られるかを確認したいところです。
営業利益率は44.2%へ上昇
アドバンテストの2026年3月期営業利益率は、前期の29.3%から44.2%へ大幅に上昇しました。
| 決算期 | 営業利益率 |
|---|---|
| 2025年3月期 | 29.3% |
| 2026年3月期 | 44.2% |
売上高が前期比44.7%増だったのに対し、営業利益は同118.8%増となりました。
利益が売上高以上に伸びた背景には、高収益となるAI関連向け製品の販売比率が上昇したことがあります。
高性能SoCや高性能DRAM向けのテスタ需要が拡大し、製品構成が改善したことで収益性も大幅に向上しました。
また、2026年3月期第4四半期の営業利益率は46.7%となり、通期平均をさらに上回っています。
ただし、高い利益率が今後も続くとは限りません。
製品構成や為替の変動、物流費、部材調達費などによって、利益率が変化する可能性があります。
今回の第1四半期決算では、AI関連の高収益製品が引き続き売上をけん引し、40%台の高い営業利益率を維持できるかを確認したいところです。
アドバンテストの次回決算で注目したいポイント
アドバンテストの2027年3月期第1四半期決算では、AI・HPC向け半導体テスタ需要の拡大が続くか、高性能DRAM向けのメモリテスタ需要が業績を押し上げるかに注目です。
また、前期は営業利益率が大幅に改善したため、今回も高い収益性を維持できるかが重要になります。
市場では会社予想を上回る業績が期待されていることから、増収増益を維持するだけでなく、第1四半期の市場コンセンサスを上回れるかも決算評価を左右する可能性があります。
| 注目点 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 通期予想の進捗 | 会社予想を上回るペースで成長しているか |
| AI・HPC向け需要 | 高性能SoC向けテスタ需要が続くか |
| メモリテスタ | 高性能DRAM向け需要が拡大するか |
| 営業利益率 | 40%台の高い利益率を維持できるか |
| 製品供給能力 | 旺盛な需要に供給が追いつくか |
| 市場コンセンサス | 第1四半期の利益予想を上回れるか |
| 通期予想 | 上方修正への期待が高まる内容か |
| 外部リスク | 物流費・供給不足・地政学リスクの影響 |
特に、AI関連需要の拡大が売上高だけでなく、利益率や通期業績の上振れにつながっているかを確認したいところです。
一方、AI向け需要が好調でも、製品供給の遅れや物流費の増加によって利益成長が抑えられる可能性もあります。
今回の決算では、需要の強さと収益性の両方を確認することが重要になりそうです。
AI・HPC向け半導体テスタ需要は続くか
次回決算では、前期の大幅な業績成長をけん引したAI・HPC向け半導体テスタ需要が続くかに注目です。
2026年3月期は、データセンターやAIサーバーで使用される高性能SoC向けのテスタ需要が大きく拡大しました。
AI半導体の市場が成長すると、半導体の生産数量が増えるだけでなく、半導体そのものの高性能化や複雑化も進みます。
高性能な半導体では、正常に動作するかを確認するためのテスト項目が増え、1個当たりのテスト時間も長くなる傾向があります。
そのため、AI半導体の生産数量が増加すれば、半導体テスタの販売台数だけでなく、テスト工程の増加もアドバンテストの業績を押し上げる可能性があります。
一方、株式市場ではAI関連需要の長期的な拡大がすでに期待されています。
AI向け半導体市場が成長していても、実際のテスタ需要や売上高の伸びが市場予想を下回れば、決算評価は弱くなる可能性があります。
今回の決算では、高性能SoC向けテスタの販売が引き続き拡大しているかに加え、会社側が今後のAI関連需要をどのように見ているかも確認したいところです。
AIへの期待を実際の売上高や利益の成長で裏付けられるかが、今後の株価を考えるうえでも重要になります。
高性能DRAM向けメモリテスタ需要は拡大するか
メモリ半導体向けでは、高性能DRAM向けメモリテスタの需要がさらに拡大するかに注目です。
前期は、高性能DRAM向けのテストシステム販売が好調に推移し、テストシステム事業の成長を支えました。
AIサーバーでは、大量のデータを高速で処理する必要があるため、高性能なメモリの重要性も高まっています。
AI向け半導体の需要が拡大すれば、演算処理を担う高性能SoCだけでなく、データを高速で読み書きするDRAMの需要も増加する可能性があります。
高性能DRAMの生産が拡大すると、品質や性能を確認するメモリテスタの需要増加にもつながります。
アドバンテストの業績は高性能SoC向けテスタの成長が注目されやすいものの、メモリテスタの販売も拡大すれば、複数の製品分野が成長を支える形になります。
今回の決算では、高性能DRAM向けの販売が前期に続いて好調なのか、メモリテスタの売上高がさらに拡大しているかを確認したいところです。
SoCテスタだけでなく、メモリテスタも成長を続けられるかが、業績の持続性を判断するポイントになりそうです。
営業利益率40%台を維持できるか
アドバンテストの2026年3月期営業利益率は44.2%となり、前期の29.3%から大幅に改善しました。
第4四半期だけを見ると営業利益率は46.7%となっており、非常に高い収益性を維持しています。
今回の決算では、営業利益率40%台を維持できるかが重要な注目点です。
前期は、AI関連の高性能SoCや高性能DRAM向けなど、収益性の高い製品の販売比率が上昇しました。
高収益製品の構成比が高まったことで、売上高以上に営業利益が伸び、利益率も大幅に改善しています。
一方、今後の利益率は製品ミックスによって変化する可能性があります。
高性能半導体向けの販売が引き続き拡大すれば、高い利益率を維持しやすくなります。
一方、自動車や産業機器向けなど、成熟半導体向け製品の販売比率が上昇した場合は、全体の利益率が変化する可能性もあります。
また、為替や物流費、部材の調達コストも収益性に影響します。
円安は海外売上高や利益を押し上げる可能性がある一方、物流費や供給コストが増加すれば、増収効果の一部が相殺される可能性があります。
市場では会社予想を上回る利益が期待されているため、売上高が好調でも利益率が低下した場合は、決算内容が物足りないと判断される可能性があります。
今回の決算では、高収益製品の販売拡大によって、市場が期待する利益水準を上回れるかを確認したいところです。
旺盛な需要に製品供給が追いつくか
アドバンテストは前期、旺盛な半導体テスタ需要に対応するため、製品供給能力を強化しました。
供給体制を拡大し、顧客からの需要に対応できたことも、売上高が初めて1兆円を突破した要因の一つです。
2027年3月期もAI向け高性能半導体の需要拡大が見込まれており、半導体テスタ市場は引き続き高い水準で推移すると予想されています。
ただし、需要が強くても、必要な部材を確保できず製品を納入できなければ、売上高にはつながりません。
半導体テスタには多くの電子部品や精密部品が使用されるため、一部の部材で供給不足が発生すると、生産や納期に影響する可能性があります。
また、物流網の混乱や地政学リスクによって、部材の調達や製品の輸送に時間がかかる可能性もあります。
アドバンテスト側の供給体制だけでなく、顧客となる半導体メーカーの生産設備や関連部材の供給状況も重要です。
顧客側で半導体の量産開始が遅れた場合は、テスタの納入時期や需要にも影響する可能性があります。
今回の決算では、製品供給能力の拡大が続いているか、顧客需要に対して十分な製品を納入できているかを確認したいところです。
旺盛な需要に供給が追いつき、受注を着実に売上高へつなげられていれば、今後の業績成長への期待も高まりやすくなります。
通期予想の上方修正期待が高まるか
市場では、アドバンテストの2027年3月期業績が会社予想を上回ると予想されています。
2026年7月13日時点の税引前利益コンセンサスは約6,907億円で、会社予想の6,290億円を約617億円上回っています。
そのため、第1四半期から市場コンセンサスを上回る利益を確保した場合は、通期予想の上方修正への期待が高まる可能性があります。
ただし、第1四半期の業績が好調でも、すぐに通期予想が上方修正されるとは限りません。
アドバンテストは、今後のAI関連需要や半導体市場、製品供給能力、為替などを確認したうえで、通期予想を判断すると考えられます。
そのため、決算数値だけでなく、会社側の説明も確認する必要があります。
特に、次の内容に注目です。
- AI・HPC向け半導体テスタ需要が今後も拡大するか
- 高性能DRAM向けメモリテスタ需要が続くか
- 半導体テスタ市場の見通しに変化があるか
- 旺盛な需要に製品供給が追いついているか
- 受注や顧客の設備投資に減速の兆しがないか
- 下期も高い需要が続くと見込んでいるか
第1四半期の利益が市場予想を上回り、会社側から今後の需要について前向きな見通しが示されれば、上方修正への期待が高まる可能性があります。
一方、第1四半期の業績が好調でも、下期需要や供給面について慎重な見方が示された場合は、上方修正期待が限定的になる可能性もあります。
決算数値と今後の会社見通しを合わせて確認することが重要です。
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アドバンテストの決算後の株価はどうなる?
アドバンテストの決算後の株価は、前年同期比で増収増益だったかだけでなく、市場コンセンサスを上回れるかによって反応が変わる可能性があります。
市場では会社予想を上回る利益成長が期待されているため、会社計画どおりの好業績でも、市場では想定内と判断される可能性があります。
| シナリオ | 想定される決算 | 株価への影響 |
|---|---|---|
| 強気 | コンセンサス超過、AI向け需要が好調、高利益率を維持 | 上方修正期待から株価上昇につながる可能性 |
| 中立 | 増収増益だが市場予想並み、通期予想は据え置き | 高い期待が織り込み済みなら方向感が出にくい可能性 |
| 弱気 | 市場予想を下回り、利益率低下や需要鈍化を示唆 | 成長期待が後退し、売り材料になる可能性 |
強気シナリオは、第1四半期の利益が市場コンセンサスを上回り、AI・HPC向け高性能SoCテスタや高性能DRAM向けメモリテスタの需要も好調なケースです。
営業利益率が40%台を維持し、旺盛な需要に製品供給も追いついていれば、通期予想の上方修正期待が高まる可能性があります。
また、会社側からAI関連需要や下期の市場環境について前向きな見通しが示された場合も、今後の成長期待につながる可能性があります。
中立シナリオは、大幅な増収増益を維持したものの、第1四半期の利益が市場コンセンサスとほぼ同じ水準となるケースです。
AI関連需要は好調でも、通期予想が据え置かれ、会社側の見通しにも大きな変化がなければ、決算内容はおおむね想定内と判断される可能性があります。
アドバンテストはAI半導体関連の成長期待が高く、決算前に株価が大きく上昇している場合は、好決算でも材料出尽くしとして売られることがあります。
弱気シナリオは、第1四半期の利益が市場コンセンサスを下回り、営業利益率の低下やAI向け需要の鈍化が確認されるケースです。
市場では会社計画以上の利益成長が期待されているため、会社予想に沿った増収増益でも、市場の高い期待を下回れば株価の重しになる可能性があります。
また、製品供給の遅れや物流費の増加、下期需要への慎重な見方が示された場合も、今後の成長期待が後退する可能性があります。
決算の良し悪しは、増収増益だったかだけでは判断できません。
決算発表後は、次の項目を合わせて確認しましょう。
- 第1四半期実績と市場コンセンサスの比較
- 通期会社予想に対する進捗率
- AI・HPC向けSoCテスタの需要
- 高性能DRAM向けメモリテスタの需要
- 営業利益率の推移
- 製品供給能力や受注動向
- 会社側のAI需要や下期市場の見通し
- 決算発表後のPTSの値動き
- 翌営業日の株価と出来高
決算発表直後のPTSは取引参加者が限られているため、PTSの値動きだけで決算評価を判断するのは難しい場合があります。
翌営業日に出来高を伴って株価が上昇するか、決算発表前の株価水準を維持できるかも確認したいところです。
まとめ
アドバンテストの次回決算は、2026年7月29日15時30分に発表される予定です。
会社は2027年3月期も25%前後の増収増益を予想していますが、市場コンセンサスは会社予想をさらに上回っています。
今回の決算では、主に次のポイントに注目です。
- AI・HPC向け高性能SoCテスタ需要が続くか
- 高性能DRAM向けメモリテスタの販売が拡大するか
- 営業利益率40%台を維持できるか
- 旺盛な需要に製品供給が追いついているか
- 第1四半期の利益が市場コンセンサスを上回るか
- 通期予想の上方修正期待が高まる内容か
- 物流費や供給不足などの外部リスクが業績に影響していないか
アドバンテストはAI半導体市場の拡大を追い風に高い成長が期待されていますが、その分、決算に対する市場の期待も高くなっています。
そのため、増収増益だけでなく、市場が期待する利益水準を上回れるかが決算評価を左右する可能性があります。
決算発表後は、市場コンセンサスとの比較や営業利益率、AI関連需要に関する会社コメント、実際の株価と出来高の反応を確認しましょう。
出典
・アドバンテスト「IRカレンダー」
https://www.advantest.com/ja/investors/ir-calendar/
・アドバンテスト「2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」
https://www.advantest.com/ja/news/2026/a81o6o0000000heh-att/J_FR_FY2025_FN.pdf
・アドバンテスト「決算公表資料(短信等)|IRライブラリ」
https://www.advantest.com/ja/investors/ir-library/result/
・アドバンテスト「業績レビュー|財務ハイライト」
https://www.advantest.com/ja/investors/financial-highlights/review/
・アドバンテスト「投資家の皆様へ」
https://www.advantest.com/ja/investors/
・株予報Pro「アドバンテスト(6857)アナリスト予想・コンセンサス」
https://kabuyoho.jp/sp/reportAnalyst?bcode=6857
・IFIS株予報「アドバンテスト(6857)業績進ちょくと決算スケジュール」
https://kabuyoho.ifis.co.jp/index.php?action=tp1&bcode=6857&sa=report
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