IHIの大株主が誰なのかを調べていて、「信託銀行が多いけれど実際は誰のお金なの?」「持株会ってどう見ればいいの?」「株主構成から何が分かるの?」と感じる人も多いのではないでしょうか。
大株主の一覧は見つかっても、持株会の意味や、海外投資家・金融機関・個人株主の比率まで含めて整理するのは意外と難しいですよね。IHIの株主構成を理解するには、大株主の顔ぶれと所有者別の比率を分けて見るのがポイントです。
この記事では、IHIの最新の大株主を確認したうえで、IHI共栄会やIHI従業員持株会をどう見ればいいのか、さらに機関投資家・海外投資家・個人株主の比率まで、わかりやすく整理していきます。
IHIの大株主は誰?まずは最新情報を確認
まず結論からいうと、IHIの2026年3月31日時点の大株主で最も比率が高いのは、日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)14.91%です。
次いで、THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT 7.12%、株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.73% などが続いています。あわせて、IHI共栄会 1.69%、IHI従業員持株会 1.43% も上位株主に入っています。
表で整理すると、次のようになります。なお、自己株式 18,833,836株は大株主から除外されています。
| 株主名 | 持株数(千株) | 持株比率 |
|---|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 158,637 | 14.91% |
| THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT | 75,857 | 7.12% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 61,042 | 5.73% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 | 37,234 | 3.49% |
| IHI共栄会 | 18,009 | 1.69% |
| J.P. MORGAN BANK LUXEMBOURG S.A. 384513 | 16,742 | 1.57% |
| IHI従業員持株会 | 15,297 | 1.43% |
| 第一生命保険株式会社 | 12,086 | 1.13% |
2026年3月31日時点の上位株主を確認
IHIの公式「株式基本情報」ページには、2026年3月31日時点の大株主が掲載されています。上位には信託銀行や海外カストディ系の名義が多く並んでおり、IHIが機関投資家や海外投資家の保有色が強い銘柄だと見やすい顔ぶれになっています。
日本マスタートラスト信託銀行(信託口)が14.91%で最大
最大株主は、日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)で、持株比率は14.91%です。
信託銀行の信託口は、年金資金や投資信託など、さまざまな資金の名義受け皿になっていることが多いため、「事業会社の安定株主が最大」というより、機関投資家資金の集積先が大きいという見方をしやすいです。
これは公式の大株主欄に、同じく日本カストディ銀行(信託口)も上位に入っていることからも、IHIの株主構成の特徴として読み取りやすい点です。
IHI共栄会とIHI従業員持株会も上位に入っている
IHIの大株主一覧では、IHI共栄会 1.69%、IHI従業員持株会 1.43% も上位に入っています。
大株主の中に持株会が入っていることで、IHIには機関投資家や海外投資家だけでなく、社内や関係先に近い株主層も一定程度いることが分かります。
IHIの持株会とは?共栄会・従業員持株会をどう見る?
IHIの大株主一覧を見ていると、「IHI共栄会」「IHI従業員持株会」という名前が気になる人も多いと思います。
ここは公式ページでも名前は確認できますが、意味合いを整理すると、従業員持株会は社員による持株会、共栄会は取引先や関係先の持株会として見やすいです。少なくとも、大株主欄に継続的に入っていることから、短期売買よりも中長期での安定保有寄りの株主と考えやすいです。
これは名称や掲載のされ方からの読み取りであり、厳密な制度説明そのものではありませんが、株主構成を理解するうえでは実用的な見方です。
IHI従業員持株会は社員による持株会
IHI従業員持株会は、その名称どおり、IHIの従業員による持株会として見るのが自然です。大株主欄では持株数15,297千株、持株比率1.43%で掲載されています。
従業員持株会は、一般に社員が継続的に株式を積み立てて保有する形が多いため、短期売買主体というより、会社とともに長く保有する色合いが強い株主と考えやすいです。
IHI共栄会は取引先系の安定株主と見やすい
IHI共栄会は、大株主欄で持株数18,009千株、持株比率1.69% とされており、IHI従業員持株会よりやや上位です。
名称からみると、取引先や関係会社などで構成される持株会と考えるのが自然で、株主構成の中では取引関係を背景とした安定株主の一部と見やすい存在です。
これは公式に詳細説明が載っているわけではなく、名称と位置づけからの読み取りですが、投資家目線ではその程度の理解で十分実用的です。
持株会は短期売買より中長期保有の色が強い
IHIの持株会を投資家目線で見ると、いちばん大事なのは「値動きだけで出入りする株主ではなさそうだ」という点です。
もちろん、すべての持株会が一切売買しないわけではありませんが、大株主欄に継続して載るような持株会は、一般に短期売買目的よりも安定保有の色が強いと考えやすいです。
その意味では、IHIの株主構成には、信託銀行や海外カストディ系の機関投資家に加えて、こうした安定株主の要素も含まれていると整理しやすいです。
IHIの株主構成はどうなっている?

IHIの株主構成を見ると、外国法人等と金融機関の比率が高いのが特徴です。
2025年3月31日現在の有価証券報告書の所有者別状況では、外国法人等(個人以外)38.47%、金融機関31.25%、個人その他22.69%、金融商品取引業者4.12%、その他の法人3.37% でした。つまり、IHIは個人株主中心というより、機関投資家と海外投資家の保有色が強い株主構成と整理しやすいです。
表で整理すると、次のようになります。
| 所有者区分 | 所有株式数の割合 |
|---|---|
| 外国法人等(個人以外) | 38.47% |
| 金融機関 | 31.25% |
| 個人その他 | 22.69% |
| 金融商品取引業者 | 4.12% |
| その他の法人 | 3.37% |
外国法人等と金融機関の比率が高い
IHIの株主構成で最も大きいのは外国法人等(個人以外)38.47%で、次いで金融機関31.25%です。
この2つを合わせると全体の約7割近くを占めており、IHIは国内個人投資家よりも、海外投資家や機関投資家の影響が相対的に大きい銘柄だと見やすいです。
個人その他は22.69%
個人その他の比率は22.69%で、一定の存在感はありますが、全体の中心とまでは言いにくい水準です。
つまり、IHIは個人株主も一定数いるものの、株主構成全体で見ると海外投資家・金融機関の比重のほうが大きい会社です。
「機関・海外比率が高い株主構成」と整理しやすい
ここまでをまとめると、IHIの株主構成は「機関・海外比率が高い株主構成」と整理しやすいです。
個人投資家が少ないというより、相対的に見て海外勢と金融機関の存在感が大きい、という理解が自然です。
IHIの大株主・株主構成から何が分かる?
IHIの大株主一覧と株主構成を合わせて見ると、信託銀行や海外カストディ系が多く、機関投資家・海外投資家の保有色が強い会社だと分かります。
2026年3月31日時点の大株主では、日本マスタートラスト信託銀行(信託口)14.91%、THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT 7.12%、日本カストディ銀行(信託口)5.73% などが上位に並んでいます。
いっぽうで、IHI共栄会1.69%、IHI従業員持株会1.43% といった持株会も入っており、安定株主の要素も一部あると見やすいです。
信託銀行が多く、機関投資家保有の色が強い
上位株主に日本マスタートラスト信託銀行(信託口)や日本カストディ銀行(信託口)が入っていることから、IHIは機関投資家の資金が大きく入っている会社と見やすいです。
信託銀行の信託口は投資信託や年金などの受け皿になることが多いため、こうした名義が上位に多い会社は、個人よりも機関マネーの影響が大きいと整理しやすいです。
海外投資家比率の高さは株価変動にも影響しやすい
所有者別状況では、外国法人等(個人以外)が38.47%と最大で、大株主一覧にも海外カストディ系名義が複数並んでいます。
このため、IHIは海外投資家の売買動向が株価に影響しやすい構造だと見やすいです。一般論として、海外投資家比率が高い銘柄は地合いやテーマ、為替環境などでも値動きが出やすく、IHIもそうした性格をある程度持つと考えやすいです。
これは大株主一覧と所有者別状況からの読み取りです。
持株会の存在は安定株主の一部として見やすい
IHI共栄会とIHI従業員持株会が大株主に入っている点は、IHIの株主構成の中で安定株主の一部が存在すると見る材料になります。
もちろん比率そのものは1%台なので、株価全体への影響を考えると機関投資家や海外勢のほうが大きいですが、持株会は短期売買主体というより中長期保有寄りの株主として見やすいです。
したがって、IHIは機関・海外の影響が強い一方で、持株会という安定保有層も一部ある会社だと整理しやすいです。
次のように整理するとわかりやすいです。
| 見える特徴 | どう読みやすいか |
|---|---|
| 信託銀行が上位に多い | 機関投資家保有の色が強い |
| 外国法人等の比率が高い | 海外投資家の影響が大きい |
| 共栄会・従業員持株会が入る | 安定株主の一部がいる |
| 個人その他は22.69% | 個人中心というより機関・海外中心 |
IHIの株主数や発行済株式数も確認
IHIの株主情報を確認するときは、大株主や株主構成だけでなく、株主数と発行済株式総数も見ておくと全体像がつかみやすくなります。
IHIの公式「株式基本情報」ページでは、株主数は300,096名(2026年3月31日現在)、発行済株式の総数は1,082,759,678株(2026年3月31日現在)と掲載されています。
現在の株主数や株式数は、2025年10月の株式分割後ベースで表示されている点も重要です。
株主数は300,096名(2026年3月31日現在)
IHIの株主数は、300,096名(2026年3月31日現在)です。
これは公式の株式基本情報ページで確認できます。なお、参考までに、分割前ベースだった2025年3月31日時点の統合報告書では株主数は100,047名でした。
株式分割後に株主数の見え方も変わっているため、時点をそろえて見ることが大切です。
発行済株式総数は1,082,759,678株
IHIの発行済株式総数は、1,082,759,678株(2026年3月31日現在)です。株式基本情報ページの数値と、2026年3月期第1四半期決算概要に記載された株式分割後の発行済株式総数は一致しています。
つまり、現在の株式数表示は完全に分割後ベースに移行していると見てよいです。
2025年10月の1→7株式分割後ベースで見る必要がある
ここで特に注意したいのは、IHIが2025年10月1日に1株を7株へ分割していることです。公式の株式基本情報ページにも「当社は同日付で1株を7株とする株式分割を実施しました」と注記があり、2026年3月31日時点の株主数や株式数はこの分割後ベースで見なければなりません。
過去の株主数や株式数と比較するときは、分割前後をそのまま並べないようにしたいです。
表で整理すると、次のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 株主数 | 300,096名(2026年3月31日現在) |
| 発行済株式総数 | 1,082,759,678株(2026年3月31日現在) |
| 見るときの注意点 | 2025年10月の1→7株式分割後ベース |
IHIの大株主・持株会・株主構成はどんな人が確認したい?
IHIの大株主・持株会・株主構成を確認したいのは、単に「誰が持っているのか」を知りたい人だけではありません。
実際には、安定株主が多いか気になる人、海外投資家や金融機関の影響を知りたい人、株価の性格や需給を考えたい人ほど、この情報と相性がいいです。
IHIは大株主に信託銀行や海外カストディ系が多く、所有者別状況でも外国法人等と金融機関の比率が高いため、株主構成の読み方がそのまま株価の見方につながりやすいです。
安定株主が多いか気になる人
大株主一覧には、IHI共栄会 1.69%、IHI従業員持株会 1.43% が入っています。
これらは短期売買主体というより、安定保有寄りの株主と見やすいため、「IHIには安定株主がどのくらいいるのか」を知りたい人に向いている情報です。
もちろん比率全体で見ると機関投資家や海外勢のほうが大きいですが、持株会の存在は会社周辺の安定株主の一部として読みやすいです。
海外投資家や機関投資家の比率を見たい人
IHIの株主構成で最も特徴的なのは、外国法人等(個人以外)38.47%、金融機関31.25% という比率です。
大株主にも日本マスタートラスト信託銀行(信託口)、日本カストディ銀行(信託口)、海外カストディ系名義が並んでいるため、「IHIは機関投資家や海外投資家の影響が大きい銘柄なのか」を確認したい人にはかなり参考になります。
株価の動きと株主構成を結びつけて考えたい人
IHIの株主構成は、今後の株価の性格や需給を考えたい人にも向いています。
一般論として、海外投資家や機関投資家の比率が高い銘柄は、テーマ性や地合い、決算への反応が大きくなりやすい傾向があります。IHIは大株主一覧でも所有者別状況でもそうした色合いが強く、株主構成を見ることで「個人主導というより機関・海外主導で動きやすい銘柄」と整理しやすいです。
これは公式の大株主情報と所有者別状況を合わせた読み取りです。
整理すると、次のような人に使いやすいテーマです。
| どんな人向けか | 何を見たいか |
|---|---|
| 安定株主が多いか気になる人 | 持株会や共栄会の存在 |
| 海外・機関投資家の比率を見たい人 | 所有者別状況と大株主の顔ぶれ |
| 株価の動きと株主構成を結びつけたい人 | 海外・機関比率の高さと需給の見方 |
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IHIの大株主に関するよくある質問
IHIの大株主は誰?
2026年3月31日時点での最大株主は、日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)14.91%です。次いで、THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT 7.12%、株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.73% が続きます。
IHI従業員持株会とは?
IHI従業員持株会は、その名称どおり従業員による持株会として見るのが自然です。2026年3月31日時点の大株主一覧では、1.43% を保有しています。
IHI共栄会とは?
IHI共栄会は、名称からみて取引先や関係先の持株会として読むのが自然です。大株主一覧では、1.69% を保有しており、安定株主の一部として見やすいです。これは名称と掲載のされ方からの読み取りです。
IHIの株主構成は?
2025年3月31日現在の所有者別状況では、外国法人等(個人以外)38.47%、金融機関31.25%、個人その他22.69%、金融商品取引業者4.12%、その他の法人3.37% です。IHIは機関・海外比率が高い株主構成だと整理しやすいです。
IHIは個人株主が多い?
個人その他の比率は22.69%で一定の存在感はありますが、外国法人等と金融機関の合計が大きいため、個人中心の株主構成とは言いにくいです。むしろ、機関投資家と海外投資家の比率が高い会社と考えるほうが自然です。
まとめ
2026年3月31日時点のIHIの大株主では、日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)14.91% が最大です。あわせて、IHI共栄会 1.69%、IHI従業員持株会 1.43% も大株主に入っており、機関投資家や海外投資家だけでなく、安定保有寄りの株主も一部いることが分かります。
所有者別では、外国法人等38.47%、金融機関31.25%、個人その他22.69% で、IHIは機関・海外比率が高い株主構成です。大株主一覧と株主構成を合わせて見ると、IHIは安定株主もいるが、株価の性格としては機関投資家・海外投資家の影響も大きい銘柄と整理しやすいです。株主数は300,096名、発行済株式総数は1,082,759,678株で、いずれも2025年10月の1→7株式分割後ベースで見ていく必要があります。
▼出典
株式基本情報 | 株主総会・株式情報 | 株主・投資家情報 | 株式会社IHI
第208期 有価証券報告書 | 株式会社IHI

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