ソフトバンクグループがいつ何分割したのか、気になっている人は多いのではないでしょうか。
特に2026年の1対4の株式分割はインパクトが大きく、株価や配当の見え方もかなり変わりました。そのため、「直近ではいつ何分割したのか」「過去にはどのくらいの頻度で分割しているのか」「今後また分割の可能性があるのか」を整理して確認したい人も多いはずです。
この記事では、ソフトバンクグループの株式分割について、まず直近の結論を押さえたうえで、過去の履歴を一覧で整理し、今後予想を見るうえでの前提もわかるようにまとめていきます。
ソフトバンクグループの株式分割まとめ 先に結論
結論からいうと、ソフトバンクグループの直近の株式分割は2026年1月1日付の1対4分割です。その前は2019年6月28日の1対2分割で、さらにさかのぼると2006年1月5日の1対3分割、2000年6月23日の1対3分割などがあります。公式の株式分割履歴ページを見ると、1990年代から複数回の分割を実施してきたことがわかります。
まずは全体像を表で整理すると、こうなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 直近の株式分割 | 2026年1月1日 1:4 |
| その前の株式分割 | 2019年6月28日 1:2 |
| 過去の主な分割 | 2006年1月5日 1:3、2000年6月23日 1:3 |
| 今後予想の考え方 | 直近で大きな分割をしたばかりなので、まずは分割後の株価水準や投資単位の変化を見る段階 |
直近では2026年1月1日に1:4の株式分割を実施
直近の分割は、2025年12月31日を基準日、2026年1月1日を効力発生日として実施された1対4の株式分割です。
2025年11月11日のリリースでは、2025年11月10日の終値が22,255円で、投資単位当たりの金額が200万円を上回っていたため、投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層のさらなる拡大を図る目的で実施したと説明されています。
その前は2019年6月28日に1:2分割
その前の直近分割は、2019年6月28日の1対2分割です。
履歴ページでは2019年分割も明記されており、2026年分割はそれ以来の大きな株式分割だったことがわかります。つまり、ソフトバンクグループは頻繁に毎年分割している会社というより、ある程度まとまった期間を空けて分割を実施してきた会社と見るほうが自然です。
今後予想は「再分割が近い」というより、まず今回分割後の水準を見る段階
今後の分割予想については、現時点ではすぐ次の再分割が近いと決めつける段階ではないと考えるのが自然です。
2025年11月11日のリリースでも、今回の1対4分割は投資単位当たりの金額が200万円を超えていたことを受けた対応であり、会社は今後も株価、出来高、株主数、株主構成などを踏まえながら、投資単位引下げの必要性を慎重に検討していくとしています。
つまり、まずは今回分割後の株価水準や投資単位がどう落ち着くかを見る段階です。
ソフトバンクグループはいつ何分割した? 過去の履歴を一覧で確認
過去の履歴をまとめて確認すると、ソフトバンクグループは一度だけではなく、これまで複数回の株式分割を実施してきたことがわかります。
公式IRの「株式分割の履歴」では、1995年から2026年までの分割履歴が掲載されており、直近では2026年と2019年の2回がとくに重要です。
株式分割の履歴一覧
公式IRで確認できる主な分割履歴を、見やすく整理すると次のようになります。
| 実施日 | 分割比率 |
|---|---|
| 2026年1月1日 | 1:4 |
| 2019年6月28日 | 1:2 |
| 2006年1月5日 | 1:3 |
| 2000年6月23日 | 1:3 |
| 1997年5月20日 | 1:1.3 |
| 1996年11月20日 | 1:1.4 |
| 1996年5月20日 | 1:1.4 |
| 1995年11月20日 | 1:1.4 |
| 1995年5月19日 | 1:1.4 |
この履歴を見ると、ソフトバンクグループは上場初期に細かい分割を重ね、その後2000年、2006年、2019年、2026年と、節目ごとに分割を行ってきたことがわかります。
2026年と2019年の分割が特に重要
今の投資家にとって特に重要なのは、2019年の1対2分割と2026年の1対4分割です。
とくに2026年の分割は、直前の株価上昇で投資単位が大きくなりすぎたことを背景にしており、現在の株価水準や配当の見え方にも直結しています。実際、2025年11月11日のリリースでは、今回の分割に伴って2026年3月期の期末配当予想も分割後株式数ベースの金額へ修正されています。
過去の分割頻度から何が読み取れるか
過去の履歴から読み取れるのは、ソフトバンクグループが株価や投資単位の水準に応じて分割を実施してきたということです。
毎年のように分割する会社ではなく、株価水準や投資しやすさとのバランスを見ながら、必要なタイミングで行ってきた印象です。今回の2026年分割も、投資単位当たり金額が200万円を超えたことが直接の理由になっています。
そのため、今後の分割を考えるときも、単純に「過去に分割したからまたすぐある」と見るのではなく、次のような点を見たほうが自然です。
- 株価水準が再び大きく上昇するか
- 最低投資額が再び高くなりすぎるか
- 会社が投資家層の拡大をどこまで重視するか
こうした視点で見れば、過去の履歴は単なる年表ではなく、今後予想の前提を整理する材料としても使いやすいです。
株式分割で何が変わった?
株式分割をすると、会社の本質的な価値がその場で変わるわけではありません。
ただし、株価の見え方、最低投資額、配当表示、株数の見え方は大きく変わります。ソフトバンクグループのケースでも、今回の1対4分割で投資家が受ける印象はかなり変わりました。
分割で変わったポイントをまとめると、次のようになります。
| 変わる点 | どう変わるか |
|---|---|
| 1株あたり株価の見え方 | 1株単価は理論上小さく見えやすくなる |
| 最低投資額 | 100株単位の購入に必要な金額が下がりやすい |
| 配当表示 | 分割後ベースの1株配当に変わる |
| 単元株 | 100株のまま変わらない |
1株あたり株価の見え方が変わる
1対4の分割では、保有株数は4倍になる一方、1株あたりの価格は理論上4分の1に近い水準で見えやすくなります。
だからこそ、分割前には「1株が高くて買いにくい」と感じていた人でも、分割後は心理的なハードルが下がりやすいです。今回の分割も、まさに投資単位当たり金額の引き下げを目的としていました。
最低投資額が下がりやすい
ソフトバンクグループの単元株式数は100株です。つまり、分割後も100株単位での売買という点は変わりませんが、1株あたりの見え方が小さくなることで、100株を買うために必要な金額も下がりやすいです。
今回の分割の狙いも、まさにこの「投資しやすさ」の改善にあります。
配当の表示も分割後ベースに変わる
株式分割で混乱しやすいのが、配当の見え方です。
会社は、2026年3月期の期末配当予想について、分割後の株式数に基づく金額へ修正すると公表しました。分割後ベースでは、期末配当予想は1株5円50銭と表示されます。なお会社は、株式分割を考慮した実質的な配当予想に前回予想からの変更はないとも説明しています。
つまり、見かけ上の1株配当は小さくなるものの、実質的な考え方は変わっていないということです。
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単元株は100株のまま
最後に押さえたいのが、単元株式数は100株のままという点です。
株数は4倍になりますが、売買の基本単位そのものが変わるわけではありません。株式基本情報でも、ソフトバンクグループの単元株式数は100株と案内されています。
したがって、今回の分割をかなり簡単に言えば、株数は増えるが、売買単位は100株のまま、配当表示は分割後ベースで小さく見えるという整理になります。
2026年の株式分割はどんな内容だった?
ソフトバンクグループの直近の株式分割は、2025年12月31日を基準日、2026年1月1日を効力発生日として実施されたものです。分割比率は普通株式1株につき4株で、2025年11月11日に取締役会で決議されました。
まず、今回の分割内容を整理すると次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基準日 | 2025年12月31日 |
| 効力発生日 | 2026年1月1日 |
| 分割比率 | 1株 → 4株 |
| 主な目的 | 投資単位当たり金額の引き下げ、投資家層の拡大 |
基準日は2025年12月31日、効力発生日は2026年1月1日
日程面でまず押さえたいのは、権利の基準になるのが2025年12月31日で、実際に分割が効くのが2026年1月1日という点です。
会社は、2025年12月31日最終の株主名簿に記載または記録された株主が持つ普通株式を分割すると説明しています。
普通株式1株を4株に分割
分割比率は1対4です。つまり、分割前に1株持っていた株主は、分割後には4株を保有する形になります。リリースでは、分割前の発行済株式総数が1,427,962,030株、分割後が5,711,848,120株になる予定とも示されています。
なお、資本金の額に変更はありません。
目的は投資単位当たり金額の引き下げと投資家層の拡大
今回の分割目的はかなり明確です。会社は、2025年11月10日の終値が22,255円となり、投資単位当たりの金額が200万円を上回っていたことから、投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層のさらなる拡大を図るために分割を実施したと説明しています。
あわせて、今後も株価、出来高、株主数、株主構成などを踏まえながら、投資単位引き下げの必要性を慎重に検討していく考えも示しています。
今後の株式分割を予想するときのチェックポイント
ソフトバンクグループに今後また株式分割があるかを考えるなら、単に「前も分割したからまたありそう」と見るより、株価水準、最低投資額、東証の考え方、会社の方針を合わせて確認するほうが自然です。
2025年11月11日のリリースでも、今回の1対4分割は投資単位当たりの金額が200万円を上回っていたことを受けて、投資しやすい環境整備と投資家層の拡大を目的に実施したと説明されています。さらに会社は、今後も株価、出来高、株主数、株主構成などを踏まえながら、投資単位引下げの必要性を慎重に検討していくとしています。
まず、今後予想で見たいポイントを表にすると次のようになります。
| チェックポイント | 見る理由 |
| 株価水準と最低投資額 | 再び買いにくい水準まで上がるかを確認しやすい |
| 東証が求める投資しやすさとの距離 | 一般投資家にとっての買いやすさの目安になる |
| 会社が投資家層拡大をどう考えているか | 分割の目的と再実施の可能性を考えやすい |
| 株主還元や資本政策の優先順位 | 分割以外の施策が優先されるかを見やすい |
株価水準と最低投資額
いちばんわかりやすいのは、株価水準と最低投資額です。
今回の分割理由そのものが「投資単位当たりの金額が200万円を上回っていた」ことなので、次回予想もまずこの軸で考えるのが自然です。分割後も単元株は100株のままなので、株価が再び大きく上昇すれば、最低投資額もまた高くなっていきます。
再分割の議論が出やすいのは、結局この最低投資額が再び重く感じられる水準まで上がるかどうかです。
東証が求める投資しやすさとの距離
次に見たいのが、東証が求める投資しやすさとの距離です。東証は、個人投資家が投資しやすい環境を整備するため、望ましい投資単位の水準として50万円未満を示しています。
また、50万円以上で売買されている場合には、50万円未満へ移行するための考え方や方針の開示を求めています。ソフトバンクグループの2025年分割も、こうした考え方とかなり相性が良い動きです。
会社が投資家層拡大をどう考えているか
会社が投資家層拡大をどこまで重視しているかも大事です。
2025年11月のリリースでは、今回の分割の目的として「投資家層のさらなる拡大」がはっきり書かれています。つまり、会社が今後も個人投資家の参加しやすさを重視するなら、株価水準しだいでは再び分割を検討する余地はあります。
ただし、直近で1対4という大きな分割を実施したばかりなので、現時点ではまず今回分割後の株価水準や売買状況を見極める段階と考えるのが自然です。
株主還元や資本政策の優先順位
最後に、株主還元や資本政策の優先順位も見たいです。
会社は株価を意識した経営の中で、現在は成長投資を優先しつつ、投資・株主還元・財務改善への資本配分を適切に行う考えを示しています。つまり、今後の株主向け施策は株式分割だけではなく、自己株取得や財務改善などとのバランスで決まりやすいです。
再分割を予想するときも、「株価が高いからすぐ分割」と単純には見ず、会社全体の資本政策の中で考えるほうが精度が上がります。
ソフトバンクグループの株式分割に関するよくある質問
ソフトバンクグループはいつ株式分割した?
直近では2026年1月1日に1対4、その前は2019年6月28日に1対2の株式分割を実施しています。さらに、2006年1月5日に1対3、2000年6月23日に1対3など、過去にも複数回の分割履歴があります。
ソフトバンクグループは何分割した?
直近の分割比率は1株を4株にする1対4分割です。2019年は1対2分割でした。
2026年の株式分割はなぜ実施した?
会社は、投資単位当たりの金額が200万円を上回っていたため、投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層のさらなる拡大を図る目的で分割したと説明しています。
ソフトバンクグループに今後また株式分割はある?
可能性はゼロではありませんが、現時点では直近で大きな1対4分割をしたばかりなので、まずは分割後の株価水準や投資単位がどう落ち着くかを見る段階です。今後は株価、出来高、株主数、株主構成などを踏まえて慎重に検討すると会社は述べています。
株式分割で配当は減ったの?
見かけ上の1株配当は小さくなっていますが、実質的な考え方は変わっていません。 2026年3月期の年間配当は分割後ベースで11円ですが、分割前換算では44円で、会社も実質的な配当予想に変更はないと説明しています。
まとめ
ソフトバンクグループの直近の株式分割は、2026年1月1日の1対4分割です。その前は2019年6月28日の1対2分割で、さらに2006年、2000年にも分割履歴があります。2026年分割の目的は、投資単位引き下げと投資家層拡大でした。
今回の分割によって、株価や配当の見え方は大きく変わりましたが、実質面は分けて考える必要があります。たとえば配当は分割後ベースで年間11円に見える一方、分割前換算では44円で、会社も実質的な配当予想に変更はないと説明しています。
最後に整理すると、ポイントは次のとおりです。
- 直近の株式分割は2026年1月1日の1対4
- その前は2019年6月28日の1対2
- 2026年分割の目的は投資単位引き下げと投資家層拡大
- 配当や株価の見え方は変わるが、実質面は分けて考えたい
- 今後予想は、まず分割後の株価水準と会社方針を見ながら判断したい
分割予想を考えるなら、株価水準、最低投資額、東証が求める投資しやすさ、会社の方針をあわせて確認していくのが自然です。
▼出典
株式分割の履歴
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