住友電工の最新決算が良かったのか悪かったのか知りたい、次回の決算発表日はいつか確認したい、でも決算短信や補足資料のどこを見ればいいのかわからない。そんな人も多いのではないでしょうか。
決算記事は数字を並べるだけだとわかりにくいですが、見る順番を整理するとかなり読みやすくなります。住友電工の最新決算では、売上高・営業利益・経常利益・純利益がいずれも前年同期を上回り、通期業績予想も上方修正されました。一方で、純利益には特別利益の影響も含まれるため、本業の伸びと分けて考えることも大切です。
この記事では、住友電工の最新決算の要点、次回予定、そして決算で見るべきポイントまでまとめて整理します。
住友電工の最新決算をまず結論で整理
住友電工の最新決算をひとことでまとめると、2026年3月期第3四半期は増収増益で、通期予想も上方修正されており、全体としては前向きに見やすい内容です。
2026年3月期第3四半期累計の売上高は3兆6,868億97百万円、営業利益は2,710億45百万円、経常利益は2,764億59百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,772億14百万円で、前年同期比ではそれぞれ7.1%増、31.0%増、39.7%増、55.9%増でした。
まずは、結論を表で確認するとわかりやすいです。以下の数字は、住友電工の2026年3月期第3四半期決算短信に基づいています。
| 項目 | 2026年3月期第3四半期累計 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3兆6,868億97百万円 | +7.1% |
| 営業利益 | 2,710億45百万円 | +31.0% |
| 経常利益 | 2,764億59百万円 | +39.7% |
| 純利益 | 1,772億14百万円 | +55.9% |
この表を見ると、住友電工は売上高だけでなく利益面もしっかり伸ばしていることがわかります。大型株では売上増だけでは評価されにくいこともありますが、営業利益と経常利益が大きく伸びているなら、決算としての印象はかなり良いです。
住友電工の決算発表日はいつ?次回予定と発表時間を確認
住友電工の決算発表日を確認すると、次回の決算発表は2026年5月12日15:00予定です。
IRカレンダーには、2026年5月12日15:00に2025年度決算発表、2026年2月3日15:00に2025年度第3四半期決算発表と記載されています。さらに、2025年10月31日15:00、2025年7月31日15:00、2025年5月13日15:00も決算発表となっており、住友電工は近年15:00発表が続いています。
まずは、直近の発表スケジュールを表で整理するとわかりやすいです。以下はIRカレンダーに基づく決算発表予定・実績です。
| 日付 | 時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 2026年5月12日 | 15:00 | 2025年度決算発表 |
| 2026年2月3日 | 15:00 | 2025年度第3四半期決算発表 |
| 2025年10月31日 | 15:00 | 2025年度第2四半期決算発表 |
| 2025年7月31日 | 15:00 | 2025年度第1四半期決算発表 |
| 2025年5月13日 | 15:00 | 2024年度決算発表 |
このように、住友電工は決算発表日時をIRカレンダーで明示しており、発表時間も比較的読みやすい会社です。短期で決算反応を追いたい人や、PTSの動きも含めて見たい人にとっては、時間まで把握しやすいのは使い勝手が良いポイントです。
次回の決算発表は2026年5月12日15:00予定
次回の決算発表は、2026年5月12日15:00の2025年度決算発表です。第3四半期決算まではすでに出ているため、次に注目すべきは本決算になります。
本決算では、今期の最終着地だけでなく、来期会社予想や配当、今後の見通しまで出てくる可能性が高いため、四半期決算以上に注目度が高いです。
最新の第3四半期決算は2026年2月3日15:00に発表された
最新の第3四半期決算は、2026年2月3日15:00に発表されました。IRカレンダーでも同日時が明記されており、決算短信自体の日付も2026年2月3日となっています。つまり、今回の記事で扱う「最新決算」は、この2026年2月3日公表の第3四半期決算です。
決算内容を確認するときは、IRカレンダーの日付と、実際の決算短信の日付をあわせて見るとズレがありません。特に住友電工のように四半期ごとに決算短信・補足資料・Fact Bookがまとまって公開される会社では、まず発表日を押さえてから資料を読むと整理しやすいです。
住友電工は15:00発表が続いており、決算時間も確認しやすい
住友電工の決算発表時間は、近年15:00が続いているのも特徴です。IRカレンダーを見ると、2026年5月12日、2026年2月3日、2025年10月31日、2025年7月31日、2025年5月13日がいずれも15:00発表でした。毎回必ず同じとは限りませんが、少なくとも直近は15:00でそろっており、決算時間を予想しやすい会社といえます。
この点は実務上も意外と重要です。決算発表時間がある程度読みやすいと、次のような動きがしやすくなります。
- 決算当日の引け後に短信を確認しやすい
- PTSの初期反応を追いやすい
- 翌営業日の寄り付き前に判断材料を整理しやすい
住友電工の最新決算の内容を詳しく解説

住友電工の最新決算をもう少し詳しく見ると、売上高だけでなく利益面の伸びも大きかったことがわかります。
2026年3月期第3四半期累計の売上高は3兆6,868億97百万円、営業利益は2,710億45百万円、経常利益は2,764億59百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,772億14百万円でした。前年同期比では、売上高が7.1%増、営業利益が31.0%増、経常利益が39.7%増、純利益が55.9%増となっており、利益の伸びが特に目立つ決算でした。
まずは、決算の主要数字を表で整理すると全体像がつかみやすいです。
| 項目 | 2026年3月期第3四半期累計 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3兆6,868億97百万円 | +7.1% |
| 営業利益 | 2,710億45百万円 | +31.0% |
| 経常利益 | 2,764億59百万円 | +39.7% |
| 親会社株主に帰属する 四半期純利益 | 1,772億14百万円 | +55.9% |
この表からもわかるように、住友電工の今回の決算は「売上は増えたが利益は横ばい」という内容ではなく、利益の伸びがしっかり伴った決算でした。大型株では売上高以上に営業利益の伸びが重視されやすいため、投資家目線でも比較的評価しやすい数字といえます。
売上高・営業利益・経常利益・純利益はどうだった?
住友電工の2026年3月期第3四半期累計は、売上高3兆6,868億97百万円、営業利益2,710億45百万円、経常利益2,764億59百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,772億14百万円でした。特に営業利益と経常利益の伸びが大きく、単に売上規模が拡大しただけでなく、採算面でも改善が進んでいることが読み取れます。
前年同期比で見ると、売上高の伸びは7.1%ですが、営業利益は31.0%、経常利益は39.7%、純利益は55.9%の増加でした。つまり、住友電工は売上以上に利益が伸びた決算であり、数字の見た目以上に中身は強いと整理しやすいです。もっとも、純利益は後で触れるように特別利益の影響もあるため、決算の質を見るならまず営業利益と経常利益を中心に確認したいです。
財務状態はどう変わった?
業績だけでなく、財務状態もあわせて見ておくと、決算の理解が深まります。
2026年3月期第3四半期末の総資産は4兆8,445億34百万円で、前期末比4,029億5百万円の増加でした。会社側は、円安の影響などによる棚卸資産や有形固定資産の増加に加え、保有株式の時価上昇に伴う投資有価証券の増加を主な要因として説明しています。
一方、負債は前期末比2,741億20百万円増えており、主にコマーシャル・ペーパーや短期借入金の増加が影響しています。純資産は2兆6,592億22百万円で、配当支払いがあった一方、四半期純利益の計上や為替換算調整勘定、その他有価証券評価差額金の増加などにより、前期末比1,287億85百万円増加しました。つまり、総資産も負債も増えていますが、純資産も増加しており、全体として大きく崩れた印象はありません。
財務状態を表で整理すると、次のようになります。
| 項目 | 2026年3月期第3四半期末 | 2025年3月期末 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 総資産 | 4兆8,445億34百万円 | 4兆4,416億29百万円 | +4,029億5百万円 |
| 純資産 | 2兆6,592億22百万円 | 2兆5,304億37百万円 | +1,287億85百万円 |
| 自己資本 | 2兆4,873億40百万円 | 2兆2,903億94百万円 | +1,969億46百万円 |
| 自己資本比率 | 51.3% | 51.6% | △0.3ポイント |
自己資本比率は51.3%だった
自己資本比率は51.3%でした。前期末の51.6%からは0.3ポイント低下していますが、依然として50%を超える水準を維持しています。大きな設備投資や運転資金が必要になりやすい製造業の中では、自己資本比率50%台は極端に不安視される水準ではなく、財務面は比較的安定していると見やすいです。
もちろん、自己資本比率だけで企業の安全性をすべて判断できるわけではありません。ただ、住友電工の今回の決算では、利益成長だけでなく純資産の積み上がりも確認できており、業績と財務の両面から見ても大きく崩れていない決算と整理しやすいです。
住友電工の決算で何が良かった?セグメント別に見るポイント

住友電工の決算を判断するときは、全社の数字だけでなく、どの事業が増収増益を支えたのかまで見ると理解しやすくなります。
2026年3月期第3四半期決算短信では、環境エネルギー関連、情報通信関連、自動車関連、エレクトロニクス関連、産業素材関連事業他の各セグメントがいずれも前年同期比で増収増益となっていました。つまり、今回の好決算は一部事業だけに偏ったものではなく、複数の事業が支えた内容です。
その中でも、特に注目しやすいのは自動車関連、情報通信関連、環境エネルギー関連の3つです。売上規模では自動車関連が圧倒的に大きく、伸び率やテーマ性では情報通信関連が目立ち、環境エネルギー関連も安定して増収増益を確保しています。
まずは主要セグメントを表で整理します。
| セグメント | 売上高 | 営業利益 | 主なポイント |
|---|---|---|---|
| 自動車関連 | 2兆1,351億65百万円 | 1,184億28百万円 | 需要堅調、生産性改善、為替影響 |
| 情報通信関連 | 2,205億95百万円 | 460億93百万円 | 生成AI拡大、データセンター需要増 |
| 環境エネルギー関連 | 8,341億34百万円 | 560億76百万円 | 電力ケーブル、モーター用平角巻線、受変電設備など増加 |
自動車関連は需要堅調と生産性改善が追い風
住友電工の決算を最も強く支えているのは、やはり自動車関連事業です。
2026年3月期第3四半期累計の売上高は2兆1,351億65百万円、営業利益は1,184億28百万円でした。決算短信では、ワイヤーハーネスの需要が堅調に推移したことに加え、生産性改善や為替影響もあり、増収増益になったと説明されています。
自動車関連は売上規模が大きいぶん、ここがしっかり伸びていること自体が決算の安心材料になります。住友電工のような総合メーカーでは複数事業があるとはいえ、主力の自動車関連が崩れると全社業績への影響も大きくなりやすいです。
その意味で、今回の決算で自動車関連が需要堅調と生産性改善の両面で伸びたことは、かなり大きいポイントです。
情報通信関連は生成AI向けデータセンター需要が伸びた
今回の決算で特に目を引くのが、情報通信関連事業の伸びです。売上高は2,205億95百万円、営業利益は460億93百万円でした。
決算短信では、生成AI市場の拡大を背景に、データセンター向けの光デバイス、光配線機器、光ケーブルの需要が増加したことが増収要因とされています。さらに、高採算なデータセンター向け製品の増加により、利益も大きく伸びたと説明されています。
この点は、住友電工の株価や今後の評価を考えるうえでも重要です。情報通信関連は売上規模自体は自動車ほど大きくありませんが、AI・データセンターという市場の注目テーマに直結しているうえ、利益成長も大きいため、決算の中でも注目度が高い部分といえます。
住友電工が単なる自動車関連株ではなく、成長テーマにも接点を持つことが今回の決算でも確認できた形です。
環境エネルギー関連も増収増益だった
環境エネルギー関連事業も、今回の決算でしっかり増収増益を確保しています。売上高は8,341億34百万円、営業利益は560億76百万円でした。
決算短信では、電力ケーブル、電動車向けモーター用平角巻線、日新電機における受変電設備、住友電設における電気工事の増加に加え、銅価格上昇の影響もあって増収となり、営業利益も増加したと説明されています。
環境エネルギー関連は、自動車や情報通信ほど話題になりやすい分野ではないものの、住友電工にとっては売上規模も大きく、安定的に利益を出している重要セグメントです。電力インフラや電動化関連の需要を取り込めている点もあり、派手さはなくても決算の土台を支える事業として評価しやすいです。今回の第3四半期でも、この事業がしっかり増益だったことは全社の安定感につながっています。
住友電工の決算で見るべきポイント
住友電工の決算を見るときは、売上高や純利益の数字だけを追うより、本業の利益がどれだけ伸びているか、どの事業が押し上げているか、会社計画がどう変わったかをセットで確認する方が判断しやすいです。
今回の2026年3月期第3四半期決算では、累計売上高が3兆6,868億97百万円、営業利益が2,710億45百万円、経常利益が2,764億59百万円、純利益が1,772億14百万円で、通期予想も売上高4兆9,000億円、営業利益3,750億円へ上方修正されています。
全体としては良い決算ですが、純利益には特別利益の影響も含まれるため、読み方には少しコツがあります。
まず、住友電工の決算で特に重視したいポイントを整理すると次の通りです。
| 見るべきポイント | 理由 |
|---|---|
| 営業利益の伸び | 本業の稼ぐ力がわかりやすいから |
| セグメント別の増減 | どの事業が決算を押し上げたかがわかるから |
| 通期予想の修正有無 | 会社の見通しが強気か慎重かを判断しやすいから |
| 純利益の中身 | 一時要因で見た目が大きく動くことがあるから |
この4つを押さえておくと、「数字は良いけれどどこを評価すべきか」が見えやすくなります。
売上高より営業利益の伸びを重視したい
住友電工の決算でまず見たいのは、売上高よりも営業利益の伸びです。
売上高は企業規模の拡大を示しますが、投資判断で重要なのは、その売上からどれだけ利益を残せているかです。今回の第3四半期累計では、売上高が前年同期比7.1%増だったのに対し、営業利益は31.0%増でした。つまり、単に売上が伸びたというより、採算改善やコスト低減が効いて利益が大きく伸びた決算と見やすいです。
住友電工が今回の通期上方修正を行った理由としては、情報通信関連事業や自動車関連事業の需要が堅調だったこと、さらに徹底したコスト低減と売値改善に取り組んだことが説明されています。こうした背景を踏まえると、売上高の増加以上に営業利益の伸びを重視した方が、決算の質を判断しやすいです。
セグメント別でどこが伸びているかを確認したい
住友電工のように複数の事業を持つ会社では、全社数字だけでなくセグメント別でどこが伸びているかを見ることが大切です。
IR資料室に掲載されている2026年3月期第3四半期決算資料では、主なセグメントとして自動車関連、情報通信関連、環境エネルギー関連などの数字が確認できます。
今回の主なセグメントは、次のような内容でした。
| セグメント | 売上高 | 営業利益 | 注目点 |
|---|---|---|---|
| 自動車関連 | 2兆1,351億65百万円 | 1,184億28百万円 | 需要堅調、生産性改善が追い風 |
| 情報通信関連 | 2,205億95百万円 | 460億93百万円 | 生成AI向けデータセンター需要が拡大 |
| 環境エネルギー関連 | 8,341億34百万円 | 560億76百万円 | 電力ケーブルや電動車向け部材が増加 |
この表を見ると、売上規模では自動車関連が中心で、テーマ性や伸び率では情報通信関連が目立ちます。環境エネルギー関連も着実に伸びており、今回の好決算は一部の事業だけでなく、複数分野が支えていると理解しやすいです。
通期予想の修正有無は特に重要
決算を見るときに特に重要なのが、通期予想が修正されたかどうかです。
四半期の数字が良くても、会社が通期見通しを据え置くなら「慎重な見方をしている」と受け取られることがあります。一方で、今回の住友電工は2026年3月期通期予想を上方修正しており、会社自身が想定以上に順調だと見ていることがわかります。IR資料室には、2026年3月期通期の連結業績予想の修正に関するお知らせも掲載されています。
今回の上方修正は次の通りです。
- 売上高:4兆7,500億円 → 4兆9,000億円
- 営業利益:3,400億円 → 3,750億円
- 経常利益:3,460億円 → 3,810億円
- 純利益:2,300億円 → 3,200億円
このように、売上高だけでなく利益計画も引き上げられているため、決算の印象はかなり前向きです。特に営業利益の引き上げ幅が大きいので、本業の強さを見るうえでも重要なポイントです。
純利益は一時要因がないかも確認したい
最後に意識したいのが、純利益に一時要因が含まれていないかです。
住友電工の今回の通期純利益予想引き上げには、住友電設株式譲渡に伴う特別利益の影響が含まれています。つまり、純利益の数字だけを見るとかなり強く見えますが、そのすべてが本業の実力によるものではありません。
そのため、重要なのは、次のように分けて考えることです。
- 本業の伸びを見るなら:営業利益、経常利益、セグメント利益
- 一時要因の影響を受けやすいのは:純利益
- 今後の再現性を考えるなら:特別利益を除いた利益の伸び
この視点を持つだけで、「見た目ほど強いのか」「本業でもしっかり伸びているのか」を判断しやすくなります。住友電工の決算は全体として良いですが、純利益だけを見て判断しない方が精度は上がります。
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決算短信・補足資料・Fact Bookの違いは?
住友電工のIR資料室には、四半期ごとに決算短信、補足資料、Fact Bookが並んでいます。
最新IR資料としても、2026年3月期第3四半期決算資料はこの3種類がまとまって掲載されています。初心者が迷いやすいのは、「結局どれを読めばいいのか」という点ですが、役割を分けて考えるとかなりわかりやすいです。
まずは、ざっくり違いを整理すると次の通りです。
| 資料 | 主な役割 | 向いている読み方 |
|---|---|---|
| 決算短信 | 公式の決算概要を確認する資料 | まず全体像をつかむ |
| 補足資料 | 増減要因や事業別の中身を確認する資料 | どこが良かったかを深掘りする |
| Fact Book | 指標や過去比較を一覧で見る資料 | 過去推移や比較を整理する |
この3つを使い分けると、住友電工の決算をかなり効率よく理解できます。
まずは決算短信で全体像を確認
最初に読むべきなのは、やはり決算短信です。
決算短信には、売上高・営業利益・経常利益・純利益、財務状態、通期予想など、投資判断の基本になる情報がまとまっています。住友電工のIR資料室でも、第3四半期の決算短信が最新IR資料として掲載されています。
決算短信でまず確認したいのは、次のような項目です。
- 売上高・営業利益・経常利益・純利益の前年比
- 通期予想の修正有無
- 財務状態の変化
- セグメント別の売上高・利益の概要
つまり、まずは短信で“今回の決算は良かったのか悪かったのか”をつかむのが基本です。読み慣れていない人でも、全体像を確認する入口としては最も使いやすい資料です。
補足資料では事業別の増減要因を確認
全体像をつかんだあとに役立つのが補足資料です。
補足資料は、決算短信よりも「なぜ増収増益だったのか」「どの要因で利益が増減したのか」を見やすく整理した資料です。住友電工のIR資料室でも、2025年度第3四半期決算の補足資料が決算短信と並んで掲載されています。
補足資料で特に見やすいのは、次のような点です。
- 数量増加や体質改善など、営業利益の増減要因
- セグメント別の好調・不調の背景
- 自動車や情報通信など、重点事業の状況
- 外部要因の影響
住友電工のように事業が多い会社では、決算短信だけだと「数字は良いけれど理由がわかりにくい」と感じることがあります。そういうときは補足資料を見ると、どの事業が何で伸びたのかがつかみやすくなります。
Fact Bookは指標や過去比較に便利
Fact Bookは、過去の推移や主要指標を一覧で見たいときに便利な資料です。
IR資料室では、決算短信や補足資料とあわせてFact Bookも掲載されており、四半期ごとの比較や主要な数値を整理しやすくなっています。
たとえばFact Bookは、こんなときに役立ちます。
- 過去数四半期の売上高や利益を比較したい
- 自己資本比率や配当などの推移を見たい
- 一覧で数字を追いたい
つまり、短信で全体像、補足資料で理由、Fact Bookで比較という使い分けをすると、住友電工の決算をかなり効率よく読めます。初心者はまず短信だけでも十分ですが、もう一歩踏み込みたいなら補足資料とFact Bookまで見ると理解が深まりやすいです。
住友電工の次回決算で注目したいポイント
住友電工の次回決算で特に注目したいのは、今期の着地そのものより、本決算で来期会社予想がどう出るかです。
IRカレンダーでは、次回の決算発表は2026年5月12日15:00の2025年度決算発表と案内されています。第3四半期までの業績は増収増益で、通期予想も上方修正されているため、次の本決算では「今期がどう終わるか」だけでなく、「来期も成長が続くのか」がより重要になります。
次回本決算で見るべきポイントを先に整理すると、次の3つです。
| 注目ポイント | 見る理由 |
|---|---|
| 来期会社予想 | 今の好業績が一過性か、来期も続くかがわかるため |
| 自動車・情報通信の勢い | 主力事業と成長事業の強さを確認しやすいため |
| 本業ベースの利益水準 | 特別利益を除いた実力を判断しやすいため |
この3点を押さえておくと、次回の本決算が「単なる通過点」なのか、「今後の株価評価を左右する本格的な分岐点」なのかが見えやすくなります。
本決算で来期会社予想がどう出るか
次回の本決算で最も注目したいのは、やはり来期会社予想です。
住友電工の最新第3四半期決算では、2026年3月期通期予想が売上高4兆9,000億円、営業利益3,750億円、経常利益3,810億円、純利益3,200億円へ上方修正されました。ただ、これはあくまで今期予想なので、投資家が次に見るのは「来期もこの利益水準を維持・成長できるのか」という点です。
とくに本決算では、次のような見方が重要になります。
- 今期の上振れが来期も続きそうか
- 来期の営業利益計画が市場期待を上回るか
- 保守的な会社計画か、強気の見通しか
第3四半期までが良くても、来期予想が慎重なら株価が伸び悩むことがあります。逆に、今期の数字以上に来期見通しが強ければ、評価が一段進むこともあります。住友電工の次回本決算は、この「来期をどう見るか」が最重要になります。
自動車と情報通信の勢いが続くか
住友電工の次回決算で次に見たいのは、自動車関連と情報通信関連の勢いが続いているかです。
最新の第3四半期決算では、自動車関連は需要堅調と生産性改善が追い風となり、情報通信関連は生成AI市場拡大を背景に、データセンター向け光デバイス・光配線機器・光ケーブルの需要増加が押し上げ要因になっていました。
この2分野は役割が少し違います。
- 自動車関連:売上規模の中心で、全社業績の土台になりやすい
- 情報通信関連:伸び率とテーマ性で評価されやすい
- 環境エネルギー関連:安定的に利益を支える土台になりやすい
つまり、次回本決算では「自動車がどこまで安定的に稼げるか」と「情報通信がどこまで成長を続けるか」の両方を見たいです。住友電工を今後も追う価値があるかを判断するうえで、この2つの勢いが続いているかはかなり大きなポイントになります。
特別利益を除いた本業ベースの利益水準を見たい
次回決算で特に意識したいのが、特別利益を除いた本業ベースの利益水準です。
今回の通期純利益予想の上方修正には、住友電設株式譲渡に伴う特別利益の影響が含まれています。つまり、純利益の数字だけを見るとかなり強く見えますが、その一部は継続的な本業収益ではありません。
そのため、次回本決算では次のように見分けるのが大切です。
- 本業の実力を見る指標:営業利益、経常利益、セグメント利益
- 一時要因の影響を受けやすい指標:純利益
- 今後の再現性を考える材料:来期の営業利益計画と事業別の伸び
住友電工の決算は全体として前向きですが、次回は「特別利益込みで良い」だけではなく、本業でも十分に強いかをより厳密に見たいところです。そこまで見られると、今後の投資判断にもつながりやすくなります。
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住友電工の決算に関するよくある質問
住友電工の最新決算は良かった?
全体としては前向きに見やすい内容です。
2026年3月期第3四半期累計は増収増益で、通期業績予想も上方修正されました。
住友電工の次回決算発表日はいつ?
次回の決算発表は、2026年5月12日15:00予定です。
IRカレンダーで2025年度決算発表として案内されています。
住友電工の決算発表時間は何時?
直近の住友電工の決算発表は、15:00が続いています。
2026年2月3日、2025年10月31日、2025年7月31日、2025年5月13日もいずれも15:00発表でした。
住友電工の決算短信はどこで見られる?
住友電工のIR資料室で確認できます。
最新の第3四半期決算短信だけでなく、補足資料やFact Bookもまとめて掲載されています。
住友電工の決算で見るべきポイントは?
営業利益の伸び、セグメント別の動き、通期予想の修正有無、純利益に一時要因がないかの4点が重要です。
特に今回は、情報通信関連と自動車関連の堅調さ、通期上方修正、本業と特別利益の切り分けがポイントです。
住友電工の通期予想は上方修正された?
上方修正されています。
2026年3月期通期予想は、売上高4兆9,000億円、営業利益3,750億円、経常利益3,810億円、純利益3,200億円へ見直されました。
まとめ
住友電工の最新決算は、増収増益で通期予想も上方修正されており、全体としては前向きに見やすい内容でした。
特に自動車関連と情報通信関連が決算を押し上げており、営業利益の伸びも大きかったことから、数字の質も比較的良いと整理しやすいです。
一方で、純利益には住友電設株式譲渡に伴う特別利益の影響も含まれています。
そのため、決算を見るときは純利益の見た目だけで判断するのではなく、本業の伸びと一時要因を分けて考えることが大切です。
次回の本決算は2026年5月12日15:00予定です。
次は今期の着地だけでなく、来期会社予想、自動車と情報通信の勢い、本業ベースの利益水準まで見ていくと、住友電工を今後どう評価すべきかがよりはっきりしてきます。
▼出典
IR資料室 | 住友電工
IRカレンダー | 住友電工
2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025年度第3四半期決算 補足資料
2026年3月期通期の連結業績予想の修正に関するお知らせ
住友電気工業(株)〖5802〗:株価・株式情報 – Yahoo!ファイナンス

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