オリックス(8591)の株価が6,000円台まで上がり、「100株買うのに60万円以上必要なのはさすがに高い」「そろそろ株式分割するのではないか」と感じている人も多いのではないでしょうか。
東京証券取引所では通常100株単位で売買するため、9月1日終値6,361円では100株の購入に63万6,100円が必要です。これは東証が個人投資家の投資しやすさの観点から示す「望ましい投資単位」50万円未満を上回っています。さらに東証は2026年7月28日、投資単位が50万円以上の上場会社に対し、株式分割の検討を改めて要請しました。
ただし、2026年9月1日時点でオリックスから新たな株式分割は発表されていません。分割比率や実施時期を示す会社方針も公表されておらず、分割が近いと断定できる状況ではありません。
一方でオリックスには過去の分割実績があり、2000年5月19日の1株→1.2株と、2013年4月1日の1株→10株が確認できます。現在の状況、分割が意識されやすい理由、過去の分割内容、仮に2分割・3分割・5分割した場合の購入金額や配当への影響まで順番に整理します。

オリックスは株式分割する?【2026年9月時点】

2026年9月1日現在、オリックスは新たな株式分割を発表していません。2026年の公式IRニュースには決算、自社株買い、配当、オリックス銀行の売却などの適時開示が並んでいますが、株式分割に関する開示は確認できません。
そのため「オリックスが○月に2分割する」「近いうちに5分割する」といった具体的な情報はありません。株価が高くなっていることや東証の要請は、分割を検討する合理性を高める材料ではあっても、会社の決定そのものではないためです。
| 確認項目 | 2026年9月1日時点 | ポイント |
|---|---|---|
| 株式分割の発表 | なし | 公式IRで新たな株式分割は確認できない |
| 株価 | 6,361円 | 9月1日終値 |
| 単元株式数 | 100株 | 通常の市場売買では100株が1単元 |
| 100株の購入金額 | 636,100円 | 東証の望ましい投資単位50万円未満を上回る |
| 東証の要請 | あり | 2026年7月28日、高投資単位の会社へ株式分割の検討を再要請 |
| 過去の分割実績 | あり | 2000年5月19日に1株→1.2株、2013年4月1日に1株→10株 |
2026年9月時点で株式分割の発表はない
株式分割を実施する場合、上場会社は取締役会決議などを経て適時開示を行います。オリックスの2026年のIRニュースでは、5月の2,500億円の自社株買い、配当予想、8月の第1四半期決算などが公表されていますが、株式分割の発表はありません。
現時点で押さえておきたいのは、分割の可能性があることと、分割が決まっていることは別だという点です。最低購入金額が高くなっているため将来の分割を考える理由はありますが、会社が具体的な方針を示すまでは未定です。
最低購入金額は約64万円まで上昇
2026年9月1日終値6,361円で100株を購入する場合、必要資金は63万6,100円です。実際の注文では株価が変動するため金額は変わりますが、現在の水準ではおおむね60万円台が必要になります。
株価が5,000円なら100株で50万円、6,000円なら60万円です。オリックスは2026年に株価水準を切り上げているため、以前より単元株を購入するハードルは高くなっています。
東証の望ましい投資単位50万円未満を超えている
東京証券取引所は、個人投資家が投資しやすい環境を整えるため、望ましい投資単位として50万円未満を示しています。100株単位で売買する銘柄なら、株価が5,000円未満であれば投資単位は50万円未満に収まります。
オリックスは9月1日終値で63万6,100円となるため、この水準を約13万6,100円上回っています。ただし東証の基準は、50万円を超えたら必ず分割しなければならないという意味ではありません。
東証には投資単位が高い企業へ「投資単位の引下げに関する考え方及び方針」の開示を求める制度もあります。ただし判定に使う「最近の投資単位」は、直前事業年度の平均と年度末の投資単位のうち低い方で算定されます。オリックスの2026年3月31日終値は4,607円で、年度末時点の投資単位は46万700円でした。9月時点で60万円を超えたことだけで、直ちに開示義務が発生するわけではありません。
オリックス株の最低購入金額はいくら?
通常の単元株で購入する場合、1単元は100株です。9月1日終値6,361円を基準にすると、100株の最低購入金額は63万6,100円になります。
| 株価 | 100株の購入金額 | 東証の50万円基準との関係 |
|---|---|---|
| 4,000円 | 400,000円 | 50万円未満 |
| 5,000円 | 500,000円 | 50万円ちょうど |
| 6,000円 | 600,000円 | 50万円超 |
| 6,361円 | 636,100円 | 50万円超 |
| 7,000円 | 700,000円 | 50万円超 |
100株なら約63万6,100円が必要
分割が意識される背景にあるのは、1株価格の上昇です。オリックスは大型株で売買代金も大きい銘柄ですが、100株単位では60万円を超えるため、投資資金が100万円程度の場合は1銘柄への比率が高くなりやすい水準です。
100万円の投資資金で100株を買うと、約64%をオリックス1銘柄に振り向ける計算になります。分散投資を前提とする場合、最低購入金額の高さがそのまま投資の障壁になります。
オリックスの単元株数は100株
日本株では、上場株式の売買単位が原則100株に統一されています。オリックスも100株が1単元です。単元株で保有すれば、100株ごとに株主総会の議決権が1個付与されます。
2013年以前のオリックスは単元株式数が10株でしたが、株式分割と同時に100株へ変更されました。この経緯は、過去の分割を読み解くうえでの前提になります。
単元未満株なら100株未満でも購入できる
証券会社によっては単元未満株サービスを利用でき、1株など100株未満からオリックス株を購入できます。この場合は6,361円前後から保有を始められるため、60万円を用意しなければ投資できないわけではありません。
ただし、注文方法、手数料やスプレッド、リアルタイム取引の可否は証券会社によって異なります。100株未満では通常、単元株主としての議決権もありません。それでも、最低購入金額の高さがネックになっている場合は、株式分割を待たずに少額から投資する手段になります。
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▼公式サイトはこちらオリックスが今後株式分割する可能性は?
分割の発表はないものの、検討する合理性は以前より高まっています。理由は、最低購入金額が50万円を超えたことと、東証が高投資単位の企業に対して株式分割の検討を改めて要請していることです。
ただし株式分割は経営判断です。株価水準だけで自動的に実施されるものではなく、株主構成、流動性、個人株主数、事務コスト、資本政策などを総合して会社が判断します。
最低購入金額が50万円を超えている
現在は100株で約63万6,000円が必要です。東証の望ましい投資単位50万円未満に収めるには、株価が5,000円を下回るか、株式分割などで1株価格を引き下げることになります。
株価が自然に下落して50万円未満へ戻ることもあります。ただし会社側が投資単位を恒常的に引き下げたい場合は、株式分割で1株価格を引き下げる方法が分かりやすい選択肢です。
東証は50万円未満を望ましい投資単位としている
東証が50万円未満を望ましい水準としているのは、個人投資家の市場参加を促すためです。投資単位が100万円、200万円と高くなるほど投資できる個人は限られ、複数銘柄への分散も難しくなります。
東証によると、2026年3月末時点では上場会社の93.4%が投資単位50万円未満です。オリックスのように50万円以上となる銘柄は少数派にあたります。この状況は分割を必ず実施する根拠にはなりませんが、投資単位の高さを会社側が無視しにくい環境ではあります。
東証は2026年7月に株式分割の検討を再要請した
2026年7月28日、東京証券取引所は投資単位が50万円以上の会社に対し、投資単位の引き下げに向けた株式分割を改めて検討するよう要請しました。
東証は2022年10月にも高投資単位の企業へ投資単位引き下げの検討を要請していましたが、2026年にはより具体的に株式分割の検討を求めています。少額投資を進める制度・実務上の施策を検討するワーキンググループも設置しました。
要請日である7月28日時点のオリックスの終値は6,400円で、投資単位は約64万円でした。東証がいう高投資単位の水準にあたります。これだけで分割を実施すると判断はできませんが、将来の分割が意識されやすい状況ではあります。
オリックスは具体的な分割方針を発表していない
注意したいのは、東証からの要請と、オリックスの会社決定は別物だという点です。東証が検討を求めても、実際に何分割するのか、いつ実施するのか、当面実施しないのかを決めるのは会社です。
2026年9月1日時点で、オリックスは具体的な株式分割方針を公表していません。最低購入額が50万円を超えたから分割は確実、東証が要請したから近いうちに2分割する、といった見方はできません。現状は、分割を検討する背景が整っている段階です。
分割が発表されたときに確認したい項目
実際に株式分割が発表された場合は、次の項目を確認すると影響を把握できます。
- 分割比率(1株→何株か)
- 基準日と効力発生日
- 1株当たり配当の調整内容
- 株主還元方針に変更がないか
2013年のオリックスは株式分割と単元株式数の変更を同時に行ったため、投資単位は実質的に変わりませんでした。ただし現在は内国株の売買単位が100株に統一されているため、2013年と同じように単元株式数が変更されるケースを想定する必要はありません。今後分割が実施される場合は、100株という売買単位のまま1株価格が下がり、最低購入金額も下がります。
オリックスが株式分割したらいくらで買える?
仮に株式分割を実施すると、1株価格は分割比率に応じて機械的に下がり、100株の購入金額も小さくなります。以下は9月1日終値6,361円を基準にした単純計算です。株価は日々変動するため、将来の購入金額を予測するものではありません。
| 仮の分割比率 | 理論上の1株価格 | 100株の購入金額 |
|---|---|---|
| 分割なし | 6,361円 | 636,100円 |
| 1→2分割 | 約3,180.5円 | 約318,050円 |
| 1→3分割 | 約2,120.3円 | 約212,030円 |
| 1→5分割 | 約1,272.2円 | 約127,220円 |
| 1→10分割 | 約636.1円 | 約63,610円 |
2分割なら約32万円
1株を2株へ分割した場合、理論上の株価は約3,180円、100株の購入金額は約31万8,000円になります。
東証の望ましい投資単位50万円未満に収めるだけであれば、現在の株価では2分割で足ります。仮に今後分割が発表されるとしても、東証基準への対応だけを目的に10分割のような大幅分割が必要な状況ではありません。ただし、個人投資家層をどこまで広げたいかによって会社が適切と考える価格帯は変わります。2分割が有力だと示す公式情報はありません。
3分割なら約21万円
3分割なら理論株価は約2,120円、100株で約21万2,000円です。20万円台であれば、100万円の投資資金でも複数単元を購入したり、他銘柄と分散したりしやすくなります。
株価2,000円台は個人投資家が買いやすい水準ですが、オリックスがこの価格帯を目標としているという公表情報はありません。分割比率ごとの影響を理解するための試算です。
5分割なら約13万円
5分割なら理論株価は約1,272円、100株の購入金額は約12万7,000円です。最低購入金額が10万円台まで下がれば、個人投資家にとってかなり買いやすくなります。
一方、分割によって株主数が大きく増えれば、株主関係の事務コストが増えることもあります。分割比率は大きければよいという単純なものではなく、流動性や株主構成なども踏まえて会社が判断します。
オリックスは過去に株式分割したことがある?
確認できる普通株式の分割実績は、2000年5月19日の1株→1.2株(5株→6株)と、2013年4月1日の1株→10株です。
2000年は1株を1.2株にする小幅な分割でした。一方、2013年は1株を10株へ分割すると同時に、単元株式数も10株から100株へ変更しています。そのため2013年は、1単元を購入するために必要な金額が実質的に変わらない設計でした。
| 実施日 | 分割比率 | ポイント |
|---|---|---|
| 2000年5月19日 | 1株→1.2株(5株→6株) | 確認できる過去の普通株式分割 |
| 2013年4月1日 | 1株→10株 | 単元株数も10株→100株へ変更。投資単位は実質不変 |
2000年5月19日|1株を1.2株へ分割
2000年5月19日にも普通株式の分割を実施しています。SEC提出資料では1株を1.2株にする分割だったことが確認でき、5株を保有していた場合は6株になる比率です。2013年の1→10分割ほど大きくはありませんが、過去の分割実績を整理するうえでは含まれます。
2013年4月|1株を10株へ分割
2013年の株式分割では、2013年3月31日を基準日として、株主が保有する普通株式1株につき10株の割合で分割しました。効力発生日は2013年4月1日です。
分割前に100株保有していた株主は、分割後に1,000株を保有することになります。理論上の1株価格は10分の1になるため、分割そのものでは保有資産の総額は変わりません。
単元株数も10株から100株へ変更した
2013年の分割と同時に、オリックスは1単元の株式数を10株から100株へ変更しました。
分割前を仮に1株1万円とすると、1単元10株の最低購入金額は10万円です。10分割後は理論株価1,000円になりますが、単元株数が100株になるため、100株×1,000円で10万円のままです。オリックス自身も2012年の発表で、株式分割と単元株式数の変更に伴う「投資単位の実質的な変更はありません」と明記しています。
当時は最低購入金額が実質的に変わらなかった
現在期待される株式分割と2013年の分割では、目的が異なります。
現在想定されるのは、100株という単元株式数を維持したまま1株価格を引き下げ、100株の購入金額を小さくする分割です。一方、2013年は売買単位を10株から100株へ統一する制度変更への対応が中心でした。10分割と10倍の単元株変更を同時に行ったため、投資単位を引き下げる効果はありません。
そのため、過去に10分割しているから次も10分割するという見方はできません。過去と現在では、分割を検討する背景が違います。
2013年にオリックスが株式分割した理由
2013年の分割は、株価が高くなったから個人投資家が買いやすくするという現在イメージされやすい分割とは性格が違います。制度変更への対応が中心でした。
売買単位の100株への集約に対応した
当時は銘柄によって1株、10株、100株、1,000株など売買単位が異なり、投資家にとって分かりにくい状態でした。全国証券取引所は「売買単位の集約に向けた行動計画」で100株への集約を進めており、オリックスも10株単位から100株単位へ変更しました。
ただし単元株だけを10倍にすると、最低購入金額も10倍になります。そこで同時に1→10の株式分割を行い、投資単位を実質的に維持しました。
株式市場の利便性・流動性の向上が目的だった
オリックスは2012年の公式発表で、株式を上場している証券市場の利便性や流動性の向上に資することを目的として、株式分割と単元株変更を行うと説明しています。
この違いを踏まえておくと、過去の分割履歴を現在の分割予想へ機械的に当てはめる誤解を避けられます。
株式分割するとオリックスの株価はどうなる?
分割によって会社の利益や資産が増えるわけではないため、理論上の1株価格は分割比率に応じて下がり、保有資産の総額は変わりません。変わるのは、新規に買うときの必要資金と流動性です。
理論上は分割比率に応じて1株価格が下がる
株式分割では会社全体の価値を変えずに株式数を増やすため、理論上の1株価格は比率に応じて低下します。1→2分割なら100株を保有する株主は200株となり、1株価格は理論上2分の1です。1→5分割なら株数は5倍、1株価格は5分の1になります。
6,361円の株が2分割された翌日に3,180円になっても、株価が半分に暴落したわけではありません。株数が2倍になっているため、分割調整後の経済価値は同じです。
保有株全体の価値は分割だけでは変わらない
| 例 | 保有株数 | 1株価格 | 保有株価値 |
|---|---|---|---|
| 2分割前 | 100株 | 6,000円 | 600,000円 |
| 2分割後 | 200株 | 3,000円 | 600,000円 |
会社の利益、純資産、事業価値が分割した瞬間に増えるわけではないためです。株式分割は、企業価値を細かい株数へ分け直す手続きと捉えると理解しやすくなります。
最低購入金額が下がり個人投資家が買いやすくなる
新規に投資する側には大きな変化があります。2分割した場合、最低購入金額は約63万6,000円から約31万8,000円へ半減します。
これまで購入を見送っていた投資家も参加しやすくなり、既存株主も100株単位で一部売却しやすくなるため、ポジション調整の自由度も高まります。
流動性向上が株価にプラスとなる場合もある
投資家層が広がって売買件数や出来高が増えれば、流動性の向上が株価にプラスへ働く場合があります。東証が投資単位の引き下げを推進する理由の一つも、個人投資家が参加しやすい環境を作ることです。
ただし、株式分割を発表すれば必ず株価が上がるわけではありません。分割自体は利益を増やす施策ではなく、企業価値を変えるものでもないためです。株価が上昇するかは、分割期待がどこまで織り込まれているか、同時に業績や増配などの材料があるか、市場全体の地合いにも左右されます。
株式分割すると配当金はどうなる?
株式分割を実施しても、分割だけを理由に受け取る配当総額が増減するわけではありません。通常は分割比率に応じて1株当たり配当が調整され、保有株数が増えるため、分割前後の総額は同程度になります。
年間1株配当を187.36円と仮定し、その後に1→2分割した場合、機械的には分割後の1株配当は93.68円相当です。100株を保有していた株主は200株になるため、総配当は分割前が187.36円×100株で18,736円、分割後は93.68円×200株で18,736円となります。
| 例 | 株数 | 1株配当の機械的な調整例 | 年間配当総額 |
|---|---|---|---|
| 2分割前 | 100株 | 187.36円 | 18,736円 |
| 2分割後 | 200株 | 93.68円 | 18,736円 |
実際の将来配当額は、会社が各年度の配当方針と業績に基づいて決定します。187.36円は2027年3月期の現時点の会社試算であり、将来の分割後配当を93.68円と決定したものではありません。上の数字は仕組みを説明するための単純例です。
株式分割すると株主優待はどうなる?
オリックスには現在株主優待制度がないため、株式分割によって優待の必要株数が変わる問題は起きません。
かつては100株以上の株主を対象とする「ふるさと優待」と株主カードがありましたが、ふるさと優待は2024年3月31日時点の株主への提供を最後に廃止され、株主カードも2025年7月31日で利用を終了しています。
仮に今後1→2分割して100株の購入金額が約32万円へ下がっても、100株で株主優待がもらえるようになるという効果はありません。投資判断では、配当、自社株買い、業績、株価水準を中心に見ることになります。
オリックスの株式分割に関するよくある質問
オリックスは2026年に株式分割を発表した?
2026年9月1日現在、新たな株式分割は発表していません。公式IRの2026年の適時開示にも株式分割の決定は掲載されていません。
一方、最低購入金額が50万円を超え、東証が2026年7月に高投資単位の企業へ株式分割の検討を再要請したため、将来の分割が意識されやすい環境ではあります。
2026年に発表された「会社分割」は株式分割とは違う?
別物です。2026年4月13日にオリックスが発表した筑波リース株式会社に関する「会社分割」は、事業や権利義務を別会社へ承継する会社法上の組織再編です。
株式分割は1株を2株、5株などに分ける手続きで、保有株式数や1株価格に直接関係します。名称が似ているため混同されやすい部分ですが、内容はまったく異なります。
オリックス不動産投資法人の分割とは同じ?
同じではありません。オリックス不動産投資法人(8954)はオリックスグループと関係するJ-REITですが、オリックス株式会社(8591)とは別の上場商品です。
オリックス不動産投資法人の「投資口分割」は8954の投資口に関するもので、8591のオリックス株式が分割されることを意味しません。
株式分割したら株価は上がる?
必ず上がるわけではありません。株式分割では会社全体の利益や資産が増えず、理論上の企業価値も変わらないためです。
ただし最低購入金額が下がることで新しい投資家が参加しやすくなり、流動性や需給の改善への期待から株価がプラスに反応する場合はあります。発表後の株価反応は、業績、市場環境、分割期待の織り込み状況によって変わります。
株式分割前に買った方が得?
株式分割そのものだけを考えれば、分割前に買っても分割後に買っても理論的な経済価値は同じです。
2分割前に100株を60万円で持っていれば、分割後は200株で合計60万円相当になります。分割後に100株を買う場合は約30万円で済みますが、保有株数も半分です。実際の損益は、分割発表を好感して株価が上がるか、発表後に材料出尽くしで下がるか、業績がどう変わるかで決まります。分割前なら必ず得という仕組みではありません。
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通常、日本株は100株単位で取引するため、銘柄によっては購入にまとまった資金が必要です。
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▼公式サイトはこちらオリックスは過去に何回株式分割した?
確認できる普通株式の分割実績は、2000年5月19日の1株→1.2株(5株→6株)と、2013年4月1日の1株→10株です。過去のコーポレートアクションは、オリックス公式IRの資料で確認するのが確実です。
まとめ|分割の発表はないが、最低購入金額は50万円を超えている
2026年9月1日現在、オリックスは新たな株式分割を発表しておらず、分割比率も時期も未定です。一方、株価6,361円では100株の最低購入金額が63万6,100円となり、東証が望ましい投資単位として示す50万円未満を上回っています。東証も2026年7月28日に高投資単位の企業へ株式分割の検討を改めて要請したため、検討の合理性は以前より高まっています。
過去の分割実績は2000年5月19日の1株→1.2株と、2013年4月1日の1株→10株です。ただし2013年は単元株式数も10株から100株へ変更したため、最低投資金額は実質的に変わりませんでした。現在想定される購入金額を引き下げるための分割とは背景が異なります。
現在の株価を基準にすれば、2分割でも100株の購入金額は約31万8,000円となり、東証の50万円未満を満たします。3分割なら約21万2,000円、5分割なら約12万7,000円です。ただし分割時の影響を理解するための試算で、オリックスがこれらの比率を検討しているという意味ではありません。
分割の有無を確認する際は、株価水準や東証の要請ではなく、オリックス公式IRの適時開示を見るのが確実です。発表された場合は、分割比率、基準日、効力発生日、配当の調整内容をあわせて確認することになります。

出典
オリックス株式会社「2026年のIRニュース」 https://www.orix.co.jp/grp/company/ir/news/2026.html
オリックス株式会社「株式情報」 https://www.orix.co.jp/grp/company/ir/stock/stock_info.html
オリックス株式会社「株式の分割、単元株式数の変更および定款の一部変更ならびに米国預託証券(ADR)の対原株比率変更に関するお知らせ」(2012年10月26日) https://www.orix.co.jp/grp/pdf/newsroom/newsrelease/121026_ORIXJ2.pdf
オリックス株式会社「2013年3月期 第2四半期 株主通信」 https://www.orix.co.jp/grp/pdf/company/ir/library/shareholder_brochure/YU2013_2Q.pdf
オリックス株式会社「2021年3月期 有価証券報告書」 https://www.orix.co.jp/grp/pdf/company/ir/library/securities_report/2021_4QJ.pdf
ORIX Corporation Form 20-F(2000年5月19日の1株→1.2株分割の記載) https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1070304/000119312506151418/d20f.htm
日本取引所グループ「投資単位の引下げ/株式分割の仕組み・効果」 https://www.jpx.co.jp/equities/listing/company-split/
日本取引所グループ「よくあるご質問:投資単位の引下げ」 https://www.jpx.co.jp/faq/stock_listed_company.html
日本取引所グループ「2026年3月31日 株式相場表」 https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/daily/t13vrt000000sqju-att/stq_20260331.pdf
Yahoo!ファイナンス「オリックス(8591)」 https://finance.yahoo.co.jp/quote/8591.T
Yahoo!ファイナンス「オリックス(8591)株価時系列」 https://finance.yahoo.co.jp/quote/8591.T/history
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