キオクシアのIPO・上場の経緯まとめ|上場日はいつだった?初値・評価・申し込み情報を整理

キオクシアのIPO・上場の経緯まとめ|上場日はいつだった?初値・評価・申し込み情報を整理

キオクシアのIPOは、2024年を代表する大型案件のひとつとして大きな注目を集めました。東証プライムへの上場で、時価総額ベースでも大型案件と見られており、市場ではファンドの売出案件としても関心が高かったと報じられています。

ただし、キオクシアの上場は一度で実現したわけではなく、過去には延期や見送りを経た経緯があります。だからこそ、「結局いつ上場したのか」「IPOとしてはどう評価されたのか」を改めて整理したい人は多いはずです。

現在のキオクシアはすでに上場済みで、IPOとしての申込期間も終了しています。いまはIPOに申し込む段階ではなく、通常の上場株として市場で売買されている状態です。JPXの上場概要では、申込期間は2024年12月10日〜13日、上場日は2024年12月18日と案内されています。

この記事では、上場日、初値、IPO評価、申し込み情報、上場までの流れを整理して、キオクシアIPOの全体像をわかりやすくまとめます。


目次

キオクシアIPO・上場の結論【まず確認】

キオクシアIPO・上場の結論【まず確認】

結論からいうと、キオクシアホールディングスは2024年12月18日に東証プライム市場へ上場しました。JPXの上場概要では、上場予定日として2024年12月18日、上場市場としてPrime Market、証券コードとして285Aが示されています。

キオクシアの上場日は2024年12月18日

キオクシアの上場日は、2024年12月18日です。東証プライム市場への新規上場案件として案内されており、2024年の国内IPOの中でも注目度の高い案件でした。

公開価格は1,455円、初値は1,440円

IPOの公開価格は1,455円で、初値は1,440円でした。初値は公開価格をわずかに下回りましたが、ロイターによると、その後は切り返して初日終値は1,601円となっています。つまり、初値だけを見るとやや弱い印象でも、初日の値動き全体では持ち直した案件といえます。

IPOの申込期間は終了しており、現在は通常の上場株として売買されている

キオクシアIPOの申込期間は、2024年12月10日〜12月13日でした。

したがって、現在はもうIPOとして申し込むことはできず、通常の上場株として証券会社経由で売買する形になります。「今から申し込めるのか」と迷う人もいますが、キオクシアについてはすでに上場済みと考えておけば大丈夫です。


キオクシアのIPO基本情報

キオクシアのIPO基本情報

キオクシアIPOの基本情報を整理すると、次の通りです。

上場日や公開価格だけでなく、ブックビルディング期間や申込期間まで把握しておくと、IPO全体の流れがつかみやすくなります。

項目内容
上場日2024年12月18日
上場市場東証プライム
証券コード285A
公開価格1,455円
初値1,440円
初日終値1,601円
ブックビルディング期間2024年12月2日〜12月6日
公開価格決定日2024年12月9日
申込期間2024年12月10日〜12月13日

公開価格・申込期間などはJPXの上場概要、初値と初日終値はロイター報道をもとに整理できます。

上場市場は東証プライム

キオクシアの上場市場は東証プライムです。

JPXの資料でも、Market Section は Prime Market と記載されています。大型IPOとしての注目度が高かったのも、この市場区分と案件規模の大きさが背景にあります。

証券コードは285A

キオクシアホールディングスの証券コードは285Aです。

JPXの上場概要にも、業種区分とあわせて 285A と明記されています。IPO情報を探すときも、上場後の株価を確認するときも、このコードが基本になります。

公開価格・初値・初日終値

IPOの注目点である価格面は、公開価格1,455円、初値1,440円、初日終値1,601円でした。

初値は公開価格割れでしたが、初日の終値は公開価格を上回っており、上場初日の評価は一方向ではなかったことがわかります。

ブックビルディング期間と申込期間

IPOのスケジュールは、ブックビルディング期間が2024年12月2日〜12月6日、公開価格決定日が12月9日、申込期間が12月10日〜12月13日、受渡日が12月18日でした。

IPOに参加したい投資家にとっては、この流れが実際の申し込みタイミングになります。現在はもちろんこの期間は終了しているため、いま調べる場合は過去のIPO情報として整理するのが正確です。 

キオクシア上場までの経緯

キオクシア上場までの経緯

キオクシアのIPOは、2024年に突然実現した案件ではありません。

実際には、2020年の延期2024年秋の見送りを経て、ようやく2024年12月に東証プライムへ上場した再挑戦案件です。こうした経緯を押さえておくと、なぜキオクシアIPOが市場で大きく注目されたのかも理解しやすくなります。

2020年に一度IPOを延期

キオクシアはもともと、2020年10月6日に東証へ上場する計画でした。

ロイターによると、当時は最大で3,343億円規模の売り出しを伴う大型IPOとなる見込みでしたが、米中対立の激化や世界の半導体市場を巡る不透明感を受けて、上場計画は延期されました。

つまり、2020年の時点では、会社や事業そのものというより、外部環境の悪化が上場見送りの大きな要因だったと整理できます。

2024年秋の上場計画も見送り

その後、キオクシアは再び上場を目指しましたが、2024年秋に予定されていたIPO計画も見送りとなりました。

ロイターは2024年9月、ベインキャピタルが主導していた10月IPO計画を取りやめたと報じており、その背景には、投資家が想定よりかなり低い評価額を求めたことがあったとされています。

11月の報道でも、ベインは当初想定していた評価額水準を維持できず、いったん10月上場を断念したうえで、改めて12月上場を目指したと伝えられています。

最終的に2024年12月に東証プライムへ上場

最終的にキオクシアは、2024年12月18日に東証プライム市場へ上場しました。

11月にIPO登録を行い、12月に仮条件と公開価格を決定し、上場までこぎ着けています。2020年の延期、2024年秋の見送りを経ての上場だったため、今回のIPOは単なる新規上場ではなく、長い準備と再挑戦の末に実現した案件として見られました。


キオクシアIPOの評価はどうだった?

キオクシアIPOの評価はどうだった?

キオクシアIPOは、大型案件としての注目度は非常に高かった一方、初値の評価はやや慎重だったという見方がしやすいです。

公開価格は仮条件レンジの中間で決まり、初値は公開価格をわずかに下回りましたが、その後は切り返して初日終値では公開価格を上回りました。

つまり、IPOとしては「全面的な大成功」とも「失敗」とも言い切れず、大型案件らしい重さと一定の需要の両方が出た案件と整理できます。

大型IPOとして注目度は高かった

キオクシアIPOは、2024年の日本市場でも大型IPOとして高い注目を集めた案件でした。

ロイターによると、公開価格ベースで1,200億円を調達し、会社の評価額は7,840億円となりました。日本の半導体関連大型案件ということもあり、投資家や市場関係者の関心はかなり高かったといえます。

公開価格は仮条件レンジの中間で決定

公開価格は、仮条件1,390円〜1,520円のちょうど中間にあたる1,455円で決まりました。

ロイターは12月2日に仮条件レンジを、12月9日に公開価格決定を報じており、最終的には強気にも弱気にも寄りすぎない水準で決着した形です。

初値は公開価格割れだったが、初日は切り返した

上場初日の値動きは、初値1,440円で公開価格1,455円をわずかに下回るスタートでした。

ただ、その後は買い戻しが入り、一時1,689円まで上昇し、終値は1,601円となっています。つまり、初値だけを見ると慎重な評価でしたが、初日の値動き全体で見ると、一定の買い需要はしっかりあったと考えられます。

市場では「大型案件」「ファンド案件」として見られていた

市場では、キオクシアIPOは大型案件であると同時に、ファンド案件としても見られていました。

ロイターによると、このIPOではベインキャピタルと東芝が売出株主となり、あわせてキオクシア自身も新株発行で追加の資金調達を行っています。

つまり、成長資金の調達だけでなく、既存株主の出口戦略という色合いもあったため、投資家は業績や将来性だけでなく、売出案件としての重さも意識していたと考えられます。

キオクシアIPOの申し込み情報

キオクシアIPOの申し込み情報

キオクシアIPOは、すでに上場を終えた案件ですが、「当時どう申し込むIPOだったのか」を整理しておくと全体像がつかみやすくなります。

JPXの上場概要によると、ブックビルディング期間は2024年12月2日〜12月6日、公開価格決定日は12月9日、申込期間は12月10日〜12月13日、受渡日は12月18日でした。つまり、現在はIPOとして申し込む段階ではなく、通常の上場株として売買されている状態です。

申し込みは2024年12月10日〜13日だった

キオクシアIPOの申込期間は、2024年12月10日から12月13日まででした。

IPOに参加した投資家は、この期間内に購入申し込みを行う必要がありました。現在この期間は当然終了しているため、検索で「キオクシアIPO 申し込み」と出てきても、今からIPO枠で申し込むことはできません。

ブックビルディング方式で価格が決まった

キオクシアIPOの価格決定方法は、ブックビルディング方式でした。

JPXの上場概要では、仮条件決定日が2024年12月2日、ブックビルディング期間が12月2日〜6日、公開価格決定日が12月9日と案内されています。ロイターによると、仮条件は1,390円〜1,520円で、最終的な公開価格はその中間の1,455円に決まりました。

主幹事・引受証券会社はどこだった?

JPXの上場概要には、引受証券会社もまとまって掲載されています。

主な引受証券会社は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券、野村證券、BofA証券、SMBC日興証券、みずほ証券、大和証券、SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券でした。

大型IPOらしく、幅広い大手・ネット証券が参加していた案件です。

現在はIPO申し込みではなく通常売買の対象

キオクシアは2024年12月18日に東証プライムへ上場しているため、現在はIPOではなく通常の上場株として売買する銘柄です。

IPOに参加するかどうかを考える段階はすでに終わっており、いま投資判断をするなら、IPO情報は「過去の上場時評価」として参考にしつつ、現在の業績や株価水準を別で見る必要があります。


キオクシアIPOで知っておきたいポイント

キオクシアIPOで知っておきたいポイント

キオクシアIPOを振り返るときに大事なのは、初値だけで評価を決めないことです。

ロイターによると、キオクシアは公開価格1,455円に対して初値1,440円と公開価格割れで始まりましたが、その後は買い戻されて一時1,689円まで上昇し、初日終値は1,601円でした。つまり、IPOとしての第一印象と、上場初日の市場評価は必ずしも同じではありません。

初値は公開価格割れでも、その後の値動きは別

初値だけを見ると、キオクシアIPOはやや慎重な評価だったように見えます。

ですが、実際には初値形成後に買いが入り、初日終値は公開価格を上回りました。このため、「初値が公開価格割れだった=IPO失敗」と単純に決めつけないほうが自然です。大型案件では、初値よりもその後の需給や評価の変化が重要になることがあります。

IPO時の評価と上場後の株価は分けて考えたい

IPO時の評価は、あくまで上場時点の需給や投資家心理を反映したものです。

一方、上場後の株価は、業績、半導体市況、AI需要、需給材料などで別に動きます。キオクシアのような大型半導体株では、IPO時の評価と、その後の株価評価は切り分けて考えたほうが実務的です。

上場時の需給と、現在の業績評価は別物

上場時は、売出規模の大きさやファンド案件であること、公開価格の水準など、IPO特有の需給要因が強く効きます。

ロイターも、キオクシアIPOはベインキャピタルと東芝の売出を伴う大型案件として注目されたと報じています。現在の株価を見るときは、こうした上場時の事情よりも、足元の業績や今後の成長期待を重視したほうが判断しやすいです。

▼あわせて読みたい記事
キオクシア株は買うべきか?今後の株価見通し・決算・配当をわかりやすく解説

過去のIPO情報を今の投資判断にどう使うか

過去のIPO情報は、今の投資判断にまったく役立たないわけではありません。

たとえば、公開価格、初値、初日終値、上場時の評価を知っておくと、市場が当初どの程度の水準でキオクシアを評価していたかの参考になります。ただし、今の投資判断では、IPO時の印象よりも、現在の決算、成長性、需給、バリュエーションを優先して見るべきです。IPO情報はあくまで出発点の確認材料として使うのがちょうどよいです。

キオクシアはなぜ上場が話題になったのか

キオクシアはなぜ上場が話題になったのか

キオクシアの上場が話題になった理由は、単に半導体企業だったからではありません。

2024年の大型IPOだったこと、ベインキャピタルと東芝の売出案件だったこと、会社自身も新株発行で資金調達を行ったこと、さらに日本初の事前承認通知(S-1)手続きを採用した案件だったことが重なり、市場の注目を集めました。

JPXの資料でも、公開・売出を合わせた大型案件として扱われており、ロイターも2024年の日本で3番目の大型IPOだったと報じています。

2024年の大型IPOだった

キオクシアIPOは、2024年の日本市場でも大型案件として認識されていました。

ロイターによると、公開価格ベースで約1,200億円を調達し、会社の評価額は約7,840億円となりました。上場初日の記事でも、2024年の日本で3番目の大型IPOと紹介されており、規模の大きさ自体が話題性を高めた要因です。

ベイン・東芝の売出案件として注目された

このIPOは、ベインキャピタル系ファンドと東芝が保有株を売り出す案件としても注目されました。

ロイターは、公開価格決定時点でベインと東芝が保有株の一部を売り出すと報じており、追加売却分を除いた持分も、ベインは56.23%から51.64%、東芝は40.64%から32.01%へ低下すると伝えています。

つまり、成長企業の上場という面だけでなく、既存株主の出口案件という側面も強く意識されていました。

会社自身も資金調達を行った

キオクシアIPOは、売出だけの案件ではなく、会社自身も新株発行で資金調達を行った点も特徴です。

ロイターは、キオクシアが新株2,156万株を発行し、公開価格レンジの中間値ベースで約291億円、公開価格決定時点では約310億円を調達すると報じています。つまりこのIPOは、既存株主の売却だけではなく、会社の成長資金確保という意味合いも持っていました。

日本初の事前承認通知(S-1)手続き採用案件としても話題

さらに、キオクシアIPOは日本初の事前承認通知(S-1)手続きを採用した大型IPOとしても話題になりました。

会社は2025年5月に、DealWatch Awards 2024のEquity部門で「IPO of the Year」を受賞した際、この上場が「日本初の事前承認通知(S-1)手続きを採用した前例のない大型IPO」と評価されたと説明しています。

IPOの規模だけでなく、上場手続き面でも先進的な案件として見られていた点は、他のIPOとの差別化ポイントでした。


キオクシアの上場に関するよくある質問

キオクシアの上場日はいつでしたか?

キオクシアホールディングスの上場日は、2024年12月18日です。東証プライム市場に新規上場し、証券コードは285Aです。

キオクシアの初値はいくらでしたか?

キオクシアの公開価格は1,455円、初値は1,440円でした。初値は公開価格をわずかに下回りましたが、その後は切り返して初日終値は1,601円となりました。

キオクシアIPOは今から申し込めますか?

申し込めません。 IPOの申込期間は2024年12月10日〜12月13日で、すでに終了しています。現在のキオクシアは、IPOではなく通常の上場株として市場で売買する銘柄です。

キオクシアIPOは成功だったのですか?

評価は一概には言えませんが、初値は公開価格割れでも、上場自体は大型IPOとして成立し、初日は切り返したという意味で、完全な失敗とは言いにくいです。

公開価格は仮条件レンジの中間で決まり、初値は1,440円でしたが、その後は一時1,689円まで上昇し、終値は1,601円でした。加えて、会社は後にDealWatch Awards 2024のEquity部門で「IPO of the Year」を受賞しています。


まとめ

キオクシアは、2024年12月18日に東証プライムへ上場しました。公開価格は1,455円、初値は1,440円で、申込期間は2024年12月10日〜13日でした。現在はすでに上場済みで、IPOとして申し込む段階は終わっています。

また、この上場は2024年に突然実現したわけではなく、2020年の延期2024年秋の見送りを経た再挑戦案件でした。さらに、ベインと東芝の売出案件であり、会社自身も新株発行で資金調達を行い、日本初の事前承認通知(S-1)手続きを採用した大型IPOとしても注目されました。

そのため、キオクシアIPOを見るときは、公開価格や初値だけで評価を決めるのではなく、上場までの経緯、当時の需給、そして上場後の業績や株価推移まで分けて考えることが大切です。IPOとしての評価と、現在の投資判断は別物として整理するのが自然です。

▼出典
Outline of Initial Listing Issue | Tokyo Stock Exchange
半導体キオクシアHD上場、初値割れも切り返し 「ファンド案件」注目 | Reuters
Japanese chipmaker Kioxia shelves $3.2 bln IPO amid U.S.-China tensions | Reuters
Bain-backed chipmaker Kioxia scraps October IPO plan, sources say | Reuters
Kioxia files IPO registration statement; targeting December, sources say | Reuters
Bain-backed Kioxia sets price range for December IPO | Reuters
Japan’s Kioxia prices IPO in middle of range, raising $800 mln | Reuters
Bain-backed chipmaker Kioxia muted in market debut | Reuters
「DEALWATCH AWARDS 2024」株式部門の「IPO of the Year」を受賞 | キオクシアホールディングス株式会社
Kioxia Holdings Corporation Wins IPO of the Year Award in the Equity Category at the DealWatch Awards 2024 | Kioxia Holdings Corporation

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