NTTの配当金生活には何株必要?月1万円・年12万円もらうための株数を計算

NTT株の配当で生活費の一部を補いたい場合、「月1万円を受け取るには何株必要なのか」「いくら投資すればよいのか」が気になる人も多いでしょう。

NTTは2026年度に1株当たり年間5.4円の配当を予定しています。この配当額を前提にすると、年間12万円、月平均1万円相当の配当を得るには、100株単位で約2万2,300株が必要です。株価を160円と仮定した場合、必要資金は約356万8,000円となります。

この記事では、月1,000円から10万円までの目標配当額に必要な株数を一覧で計算し、NISAと課税口座の違い、株価が変わった場合、将来増配した場合など複数のパターンをシミュレーションします。

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目次

NTTの配当金生活には何株必要?

NTTの配当金生活には何株必要?

2026年度のNTTの配当予想は、1株当たり年間5.4円です。中間配当2.7円、期末配当2.7円を予定しており、実現すれば16期連続の増配となります。

月1万円・年12万円なら約2万2,300株が目安

月平均1万円の配当を得るには、年間で12万円の配当が必要です。年間配当5.4円で計算すると、必要株数は次のようになります。

12万円 ÷ 5.4円 = 約2万2,223株

NTT株の通常の売買単位である100株単位に切り上げると、必要株数は2万2,300株です。株価160円なら、2万2,300株×160円で約356万8,000円が必要になります。

単元未満株サービスを使えば1株単位でも購入できますが、この記事では必要資金を分かりやすく比較するため、基本的に100株単位へ切り上げて計算します。

NTTの配当金は毎月もらえるわけではない

「月1万円の配当金生活」といっても、NTTから毎月1万円が振り込まれるわけではありません。NTTは中間配当と期末配当の年2回を基本としており、2026年度はそれぞれ1株2.7円を予定しています。

そのため、この記事の「月1万円」は年間12万円の配当を12か月で割った月平均額です。実際に生活費へ充てる場合は、配当を受け取った時点で生活費用の口座へ移すなど、月ごとに使えるよう資金管理する必要があります。

NTTの配当金生活を目標金額別にシミュレーション

2026年度予想の年間配当5.4円を前提に、月平均の配当目標ごとに必要な株数と投資金額を計算すると次のとおりです。必要資金は株価160円を仮定しています。

月平均の配当目標年間配当目標必要株数株価160円の必要資金
1,000円12,000円2,300株約36.8万円
3,000円36,000円6,700株約107.2万円
5,000円60,000円11,200株約179.2万円
10,000円120,000円22,300株約356.8万円
20,000円240,000円44,500株約712.0万円
30,000円360,000円66,700株約0.107億円
50,000円600,000円111,200株約0.178億円
100,000円1,200,000円222,300株約0.356億円

月1,000円相当なら2,300株、約36万8,000円から目標にできます。月5,000円相当では約179万2,000円、月1万円相当では約356万8,000円が目安です。

一方、月3万円になると必要資金は約1,067万円、月5万円では約1,779万円、月10万円では約3,557万円まで増えます。生活費の大部分をNTTの配当だけで賄おうとすると、必要な投資元本はかなり大きくなります。

NISAと課税口座では必要株数がどれくらい違う?

配当金の手取り額を基準にすると、NISAと課税口座では必要株数に差が出ます。通常、上場株式の配当には20.315%の税金が源泉徴収されます。年間配当5.4円の場合、単純計算した税引後配当は1株当たり約4.303円です。

一方、NISAの成長投資枠でNTT株を保有し、配当金の受取方法を株式数比例配分方式にしている場合は、配当金を非課税で受け取れます。以下は「実際の手取り額」を目標にした場合の比較です。

手取り月平均目標NISAの必要株数課税口座の必要株数株数差株価160円での資金差
1,000円2,300株2,800株500株約8.0万円
5,000円11,200株14,000株2,800株約44.8万円
10,000円22,300株27,900株5,600株約89.6万円
30,000円66,700株83,700株17,000株約272.0万円
50,000円111,200株139,500株28,300株約452.8万円
100,000円222,300株278,900株56,600株約905.6万円

手取りで月1万円、年12万円を目指す場合、NISAなら約2万2,300株ですが、課税口座では約2万7,900株が必要です。株価160円で計算すると、必要資金はNISAが約356万8,000円課税口座が約446万4,000円で、約89万6,000円の差になります。

なお、課税口座の手取り額は20.315%の源泉徴収を単純適用した概算です。確定申告で配当控除や損益通算を利用する場合などは、実際の税負担が異なることがあります。

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NTTの株価によって必要な投資金額はいくら変わる?

年間配当5.4円が変わらなければ、年12万円の配当を得るために必要な株数は株価に関係なく約2万2,300株です。ただし、株価が高くなるほど購入に必要な資金は増えます。

NTT株価必要株数年12万円に必要な投資資金
150円22,300株約334.5万円
160円22,300株約356.8万円
170円22,300株約379.1万円
180円22,300株約401.4万円

株価150円なら約334万5,000円ですが、180円になると約401万4,000円です。同じ配当額を目標にしても、購入時の株価によって必要資金には約66万9,000円の差が生まれます。

配当金生活を目標に株数を積み上げる場合は、現在の株価だけで一括購入額を決めるのではなく、複数回に分けて買い進める方法も選択肢になります。

NTTが増配すると必要株数はどう変わる?

NTTは2026年度に16期連続となる増配を予定しています。今後も増配が続けば、同じ年間12万円の配当を得るために必要な株数は少なくなります。

以下は将来の配当を予想するものではなく、1株配当が5.5円、6円、6.5円、7円になったと仮定した場合のシミュレーションです。必要資金は株価160円で計算しています。

年間1株配当年12万円に必要な株数株価160円の必要資金
5.4円22,300株約356.8万円
5.5円21,900株約350.4万円
6.0円20,000株約320.0万円
6.5円18,500株約296.0万円
7.0円17,200株約275.2万円

年間配当が6円なら2万株、7円なら約1万7,200株で年12万円に届く計算です。現在の5.4円と比べると、7円まで増配した場合は必要株数が約5,100株少なくなります。

ただし、将来の配当額は業績やキャッシュフロー、資本政策によって変わります。連続増配の実績があるからといって、今後の増配が保証されているわけではありません。

NTTを100株・1,000株・1万株持つと配当はいくら?

現在保有している株数から、年間でどれくらいの配当になるのかを確認したい場合は、保有株数×5.4円で計算できます。

保有株数年間配当(税引前)月平均
100株540円45円
500株2,700円225円
1,000株5,400円450円
5,000株27,000円2,250円
10,000株54,000円4,500円
20,000株108,000円9,000円
50,000株270,000円22,500円
100,000株540,000円45,000円

100株では年間540円ですが、1万株まで増えると年間5万4,000円、月平均4,500円相当になります。2万株なら年間10万8,000円で、月平均9,000円相当です。

NISAだけでNTTの配当金生活を目指すとどこまでいける?

NTTのような個別株はNISAの成長投資枠で購入できます。成長投資枠の年間投資上限は240万円、非課税保有限度額は最大1,200万円です。

仮に株価160円でNTT株だけに1,200万円の成長投資枠を使うと、7万5,000株を保有できます。年間配当5.4円なら配当額は年間40万5,000円月平均では3万3,750円相当です。

つまり、現在の配当水準と株価160円という前提では、NTT株だけで月3万円程度の配当をNISA枠内で目指すことは可能ですが、月5万円や10万円をすべてNISAの非課税枠だけで賄うことは難しくなります。課税口座を併用するか、他の資産も組み合わせる必要があります。

また、成長投資枠の年間上限は240万円なので、新規資金だけで1,200万円の枠を埋めるには少なくとも5年かかります。株価や配当額もその間に変動するため、実際の到達額はシミュレーションと異なる可能性があります。

NTT株だけで配当金生活は現実的?

NTT株の配当で毎月数千円から1万円程度の生活費を補う目標は、必要資金を段階的に積み上げることで検討しやすい水準です。一方、生活費の大部分をNTTの配当だけで賄うには、1,000万円を超える大きな資金が必要になります。

まずは生活費の一部を補う目標の方が現実的

たとえば月1,000円なら約36万8,000円、月5,000円なら約179万2,000円、月1万円なら約356万8,000円が必要です。最初から完全な配当金生活を目指すよりも、通信費や光熱費など毎月の固定費の一部を配当で補う目標から始める方が、必要資金を把握しやすくなります。

NTTが増配を続ければ、保有株数を増やさなくても受取配当額が増える可能性があります。そのため、保有株数だけでなく「年間配当がどこまで増えているか」を定期的に確認することも重要です。

NTT1銘柄への集中投資には注意

NTTは通信を中心に安定した事業基盤を持っていますが、1社だけに大きな資金を集中させれば、その企業の業績や株価、配当政策の変化を強く受けることになります。

月5万円の配当を目標にすると株価160円で約1,779万円、月10万円では約3,557万円が必要です。配当生活の規模が大きくなるほど、NTTだけではなく複数の企業やETFなどへ分散する考え方も重要になります。

NTTの配当金生活で確認したいポイント

NTTの配当を長期的な生活費として考える場合は、現在の配当利回りだけではなく、配当を維持・増額できる業績が続いているかを確認する必要があります。

  • 1株当たり配当が今後も維持・増額されるか
  • 利益やフリーキャッシュフローに対して配当負担が重くなっていないか
  • 通信・IT・データセンターなど主要事業の利益が伸びているか
  • NISAの非課税枠をどこまで利用できるか
  • NTT1銘柄へ資産を集中させすぎていないか

特に配当額が増えれば必要株数は減る一方、減配があれば同じ生活費を確保するために必要な株数は増えます。配当金生活では、配当額を固定されたものとして考えず、決算や株主還元方針を定期的に確認することが重要です。

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まとめ:月1万円ならNTT株は約2万2,300株が目安

NTTの2026年度予想配当5.4円を前提にすると、年間12万円、月平均1万円相当の配当を得るには約2万2,300株が必要です。株価160円なら、必要資金は約356万8,000円となります。

NISAを利用して配当金を非課税で受け取れば、課税口座より少ない株数で同じ手取り額を目指せます。また、今後増配が続けば必要株数は減る一方、株価が上昇すると株数をそろえるための必要資金は増えます。

NTTだけで生活費のすべてを賄うには大きな資金が必要ですが、月1,000円、5,000円、1万円と段階的に配当目標を設定すれば、生活費の一部を補う運用として具体的な計画を立てやすくなります。

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この記事を書いた人

投資歴7年。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員資格取得。2019年に100万円から投資スタート。2022年に1000万円→2025に年5000万円突破。
YouTubeでは株式投資・企業決算を中心とした解説動画を200本以上公開(チャンネル登録者数5000人)。日本株を中心に、企業決算や業績、株価材料を分析しています。

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