パン・パシフィックの株主優待まとめ!必要株数と優待利回り、分割後の扱いを解説

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(証券コード7532、以下「パン・パシフィック」)は、100株以上を保有する株主を対象に、電子マネー「majica」のポイントと体験型優待を株主優待として実施しています。優待の権利は6月末と12月末の年2回で、保有株数に応じて1回あたり300〜2,000ポイントが付与されます。

2025年10月の1株→5株の株式分割に伴い、2025年12月末の権利分から優待制度が変更され、現在は100株・300株・500株の3段階制度になりました。

この記事では、現在の株主優待の内容、必要株数、優待利回り、権利確定日、majicaポイントの使い道、体験型優待、株式分割前後の制度変更まで整理します。

※本記事は2026年9月11日時点の開示資料をもとに作成しています。

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目次

パン・パシフィックの株主優待はmajicaポイントと体験型優待

パン・パシフィックの株主優待は、大きく「majicaポイント」と「体験型優待」の2つに分かれます。majicaポイントは保有株数に応じて金額が決まり、体験型優待は100株以上の株主が利用・応募できます。

保有株数majicaポイント(1回)年間ポイント体験型優待
100株以上300株未満300ポイント600ポイント対象
300株以上500株未満1,000ポイント2,000ポイント対象
500株以上2,000ポイント4,000ポイント対象・デジタルスタンプ2倍

majicaはパン・パシフィックグループの電子マネーアプリです。株主優待でもらうmajicaポイントは1ポイント=1円相当として、国内の対象店舗での買い物に利用できます。

ポイント優待に加え、2025年12月末の権利分から体験型優待が新設されました。買い物で貯めるデジタルスタンプ、PB商品の交換、商品・コスメなどのイベントへの抽選招待、株主限定IR Dayなどが用意されています。単純な金銭還元だけでなく、グループの商品や店舗、経営への理解を深めてもらう設計です。

パン・パシフィックの株主優待は何株からもらえる?

株主優待を受けるために必要な最低株数は100株です。東京証券取引所では通常100株を1単元として売買するため、単元株を保有すれば優待の対象になります。保有株数が増えるとmajicaポイントも段階的に増えます。

100株では1回300ポイント

100株以上300株未満では、6月末と12月末の各基準日に300ポイントが付与されます。年2回とも権利を取得した場合、年間では600ポイントです。現在の株価水準では、100株は優待を利用するための最も小さい投資単位となります。

300株では1回1,000ポイント

300株以上500株未満では、1回1,000ポイント、年間2,000ポイントです。100株の3倍を保有する一方、ポイントは300ポイントから1,000ポイントへ増えるため、株数に対するポイント効率は100株より高くなります。

500株では1回2,000ポイント

500株以上では、1回2,000ポイント、年間4,000ポイントです。majicaポイントの付与額は500株以上で最大となり、500株を超えて保有してもポイント額そのものは増えません。

500株以上の株主は体験型優待のデジタルスタンプも優遇されます。通常は買い物金額1,000円(税抜)ごとに1スタンプですが、500株以上では2スタンプが付与されます。

パン・パシフィックの株主優待は年2回もらえる

パン・パシフィックの株主優待は、6月末と12月末の年2回です。それぞれの基準日に株主名簿へ記載・記録された100株以上の株主が対象になります。

年2回のため、1回あたりのポイントだけを見ると金額が小さく見えますが、年間では100株で600ポイント、300株で2,000ポイント、500株で4,000ポイントになります。優待を比較する場合は、1回分ではなく年間の受取額で見ると実態を把握しやすくなります。

保有株数6月末12月末年間合計
100株300ポイント300ポイント600ポイント
300株1,000ポイント1,000ポイント2,000ポイント
500株2,000ポイント2,000ポイント4,000ポイント

パン・パシフィックの株主優待利回りはどれくらい?

株主優待の金額だけでなく、投資金額に対して何%の優待を受け取れるかを見ると、保有株数ごとの違いが分かりやすくなります。以下は2026年9月11日終値726.1円を基準に、majicaポイントのみを金額換算して試算したものです。体験型優待は一律の金銭価値を設定できないため、利回りには含めていません。

保有株数必要投資額の目安年間優待優待利回り
100株72,610円600円相当約0.83%
300株217,830円2,000円相当約0.92%
500株363,050円4,000円相当約1.10%

優待利回りだけなら500株が最も高い

majicaポイントだけで比較すると、100株の優待利回りは約0.83%、300株は約0.92%、500株は約1.10%です。保有株数が増えるほどポイントの増え方が大きいため、500株が最も高い優待利回りになります。500株以上ではデジタルスタンプも2倍になるため、体験型優待をよく利用する株主にとっては金額換算できない部分でもメリットがあります。

配当を含めた総合利回りは約2.2〜2.5%

パン・パシフィックは2027年6月期の年間配当を1株10円と予想しています。9月11日終値726.1円で計算すると、予想配当利回りは約1.38%です。これにmajicaポイントの優待利回りを加えると、配当と優待を合わせた総合利回りは約2.2〜2.5%となります。

保有株数優待利回り予想配当利回り総合利回り
100株約0.83%約1.38%約2.20%
300株約0.92%約1.38%約2.30%
500株約1.10%約1.38%約2.48%

株価が上がれば利回りは低下し、株価が下がれば利回りは上昇します。優待や配当を目的に比較するときは、最新の株価と会社の最新配当予想を使って確認する必要があります。

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パン・パシフィックの株主優待の権利確定日はいつ?

株主優待の基準日は6月30日と12月31日です。年2回とも優待を受けたい場合は、それぞれの権利付き最終日までに株式を保有する必要があります。

2026年12月の権利付き最終日は12月28日

項目2026年12月分
権利付き最終日2026年12月28日
権利確定日2026年12月31日
必要株数100株以上

2026年12月末の株主優待については、権利付き最終日が12月28日です。権利付き最終日とは、その日に株を保有していれば、受渡しを経て権利確定日に株主として扱われる最終売買日です。

株主優待では、権利確定日と実際に株を買う期限は同じ日ではありません。権利確定日の直前に初めて株を買うと間に合わないため、優待を目的にする場合は権利付き最終日を確認する必要があります。

株主優待はいつ届く?

12月末時点の株主には翌年3月末頃、6月末時点の株主には9月末頃に「株主優待クーポンコード」が株式関係書類に同封されて発送されます。クーポンコードをmajicaアプリに入力すると、保有株数に応じたmajicaポイントを受け取れるほか、体験型優待を利用する株主サイトにもアクセスできます。

majicaポイントはどこで使える?

株主優待でもらえるmajicaポイントは、国内のパン・パシフィックグループの対象店舗で利用できます。代表的な店舗はドン・キホーテ、MEGAドン・キホーテ、アピタ、ピアゴなどです。

majicaポイントは1ポイント=1円相当として買い物に利用できます。日常的にドン・キホーテなどを使う人であれば、商品を選ぶカタログギフト型の優待よりも使い道を決めやすい点が特徴です。

株主優待のポイントはmajicaアプリを通じて付与される制度です。利用できる店舗やサービスには一部例外があるため、実際に利用するときはmajica側の最新の対象店舗・利用条件を確認すると確実です。

majicaポイントには有効期限があり、通常は最後にポイントが付与された日から1年間です。ポイントを使っただけでは有効期限は延長されないため、アプリに表示される期限も確認しておきましょう。

また、株主優待で届くクーポンコードは1回限り有効で、入力期限も設定されています。株式関係書類が届いたら、記載された期限内にmajicaアプリへ登録する必要があります。

パン・パシフィックには体験型の株主優待もある

パン・パシフィックは2025年12月末の権利分から、majicaポイントに加えて体験型優待を新設しました。100株以上の株主が利用・応募でき、保有株数にかかわらず参加できるメニューと、500株以上で優遇されるメニューがあります。

デジタルスタンプを貯めてPB商品と交換できる

株主サイトを通じてデジタルスタンプを貯められます。買い物金額1,000円(税抜)ごとに1スタンプが付与され、500株以上の株主は2スタンプです。貯めたスタンプ数に応じて、パン・パシフィックのPB商品と交換できます。

ポイント優待とは異なり、店舗での買い物を重ねることで特典が増える仕組みです。500株以上では同じ買い物金額でもスタンプが2倍になるため、ドン・キホーテなどを継続的に利用する株主ほど恩恵を受けやすくなっています。

商品・コスメなどの特別イベントへ応募できる

パン・パシフィックのブランドや商品を体験できるPB体感イベント、コスメイベントなどへの抽選招待も体験型優待に含まれています。通常の買い物で使うポイントとは異なり、株主だけが応募できる体験を提供することで、商品やブランドへの理解を深めてもらう狙いがあります。

株主限定IR Dayにも応募できる

個人投資家向けの「株主様限定IR Day」も用意されています。東京をはじめ各エリアで開催され、会社側と株主がコミュニケーションを取る機会として位置付けられています。単なる商品優待ではなく、企業の事業や経営を知る機会が優待に組み込まれている点は特徴的です。

手書きPOP風のメッセージカードもある

ドン・キホーテで使われている「手書きPOP」をモチーフにしたメッセージカードデータも、毎月抽選でプレゼントされます。誕生日や応援用などに利用でき、パン・パシフィックらしい店舗文化を株主向け特典に取り込んだ内容です。

株式分割でパン・パシフィックの株主優待はどう変わった?

パン・パシフィックは2025年10月1日を効力発生日として、普通株式1株を5株に分割しました。株式分割は1株を複数の株に分ける手続きで、企業価値そのものを変えずに1株あたりの価格を引き下げ、投資しやすくする効果があります。

2025年6月末の権利分までの旧制度では、100株以上を保有する株主に1回2,000ポイントが付与されていました。2025年12月末の権利分から、株式分割後の株数を基準とする3段階の制度へ変更されています。

分割前は100株以上で2,000ポイントだった

株式分割前の制度では、100株以上を保有する株主に対して1回2,000ポイントを付与していました。保有株数による段階はなく、100株以上であればポイント額は同じでした。

分割後は100株・300株・500株の3段階になった

分割後は100株以上300株未満で300ポイント、300株以上500株未満で1,000ポイント、500株以上で2,000ポイントへ変更されました。最低投資単位を引き下げながら、従来の100株相当の株主には同水準のポイントを維持する設計です。

比較項目分割前分割後
株式分割-1株→5株
最低優待対象100株100株
100株のポイント2,000ポイント300ポイント
旧100株に相当する株数100株500株
旧100株相当のポイント2,000ポイント2,000ポイント
体験型優待なし100株以上で対象

「100株2,000ポイント→300ポイント」だけで単純な改悪とはいえない

表面だけを見ると、100株のポイントが2,000ポイントから300ポイントへ減ったように見えます。しかし、分割前に100株を持っていた株主は1株→5株の分割によって500株を保有することになり、現在も1回2,000ポイントの区分に該当します。

一方、分割後に新しく100株を買う場合は、以前の100株より必要投資額が約5分の1の水準になります。その低い投資単位でも300ポイントの優待を利用できる区分を新設した形です。既存100株株主のポイントを2,000ポイントから300ポイントへ単純に減額した制度変更ではなく、株式分割に合わせて優待区分を細分化したものです。

パン・パシフィックの株主優待に長期保有条件はある?

現在のパン・パシフィックの株主優待には、1年以上や3年以上といった長期保有条件は設定されていません。6月末または12月末の基準日に100株以上を保有し、株主名簿に記載・記録されることが基本条件です。

長期保有でポイント額が増える制度も現時点ではありません。保有期間よりも、100株・300株・500株という保有株数によってmajicaポイントの金額とデジタルスタンプの優遇が決まります。

パン・パシフィックの株主優待に関するよくある質問

100株では年間いくらもらえる?

100株では1回300ポイントです。6月末と12月末の年2回とも権利を取得すれば、年間600ポイントになります。体験型優待も100株から利用・応募できます。

500株では年間いくらもらえる?

500株以上では1回2,000ポイント、年間4,000ポイントです。また、体験型優待のデジタルスタンプは500株以上で2倍になります。

株主優待はドン・キホーテで使える?

majicaポイントはドン・キホーテ、MEGAドン・キホーテなど国内の対象グループ店舗で利用できます。アピタ、ピアゴなども対象に含まれます。

株主優待は年1回?年2回?

年2回です。6月末と12月末が基準日で、それぞれの基準日に100株以上を保有する株主が対象になります。

長期保有は必要?

長期保有条件はありません。保有期間ではなく、各基準日時点の保有株数によって優待内容が決まります。

majicaポイントに有効期限はある?

majicaポイントの有効期限は、原則として最後にポイントが付与された日から1年間です。ポイントを利用しただけでは期限は延長されません。株主優待クーポンコードにも入力期限があるため、届いた書類に記載された期限を確認して登録しましょう。

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まとめ

パン・パシフィックの株主優待は、100株以上の株主を対象に年2回実施されています。現在は100株で300ポイント、300株で1,000ポイント、500株で2,000ポイントのmajicaポイントが1回ごとに付与され、年間では600〜4,000ポイントです。

2025年の1株→5株の株式分割に伴って優待制度が変更され、分割後は少ない投資金額から優待を利用できる100株・300株の区分が新設されました。分割前100株は分割後500株に相当するため、従来の100株株主は現在も2,000ポイントの区分に該当します。

また、ポイントだけでなく、デジタルスタンプ、PB商品の交換、イベント招待、株主限定IR Dayなどの体験型優待も加わっています。優待利回りは9月11日終値726.1円で試算すると約0.83〜1.10%、2027年6月期の年間配当予想10円を加えた総合利回りは約2.20〜2.48%です。制度を比較するときは、必要投資額、年間ポイント、利用頻度、体験型優待まで合わせて見ると、自分に合う保有株数を判断しやすくなります。

出典

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス「個人投資家の皆さまへ」

https://ppih.co.jp/ir/individual

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス「株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更ならびに株主優待制度の変更に関するお知らせ」

https://ppih.co.jp/news/pdf/250818_3.pdf

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス「株式分割に伴う株主優待メニューの拡充について」

https://ppih.co.jp/news/pdf/250929.pdf

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス「株式分割に関する基準日設定公告」

https://ppih.co.jp/ir/koukoku/20250912_ppih_koukoku.pdf

Yahoo!ファイナンス「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス 株主優待」

https://finance.yahoo.co.jp/quote/7532.T/incentive

Yahoo!ファイナンス「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス 配当情報」

https://finance.yahoo.co.jp/quote/7532.T/dividend

株探「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの株主優待」

https://s.kabutan.jp/stocks/7532/yutai

マネックス証券「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの株主優待」

https://mst.monex.co.jp/mst/servlet/ITS/stkloan/HospitalityImageDetailGuest?attrSrcKey=eb2b438e1a521d9cd1&encodePrm=bk2vybztzw2ugpt7amdnl9o

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス「株主優待クーポンコードの発送・体験型優待に関する案内」

https://ppih.co.jp/news/pdf/251112.pdf

majica「ポイント残高の有効期限について教えてください。」

https://qa.ppih.co.jp/faq/show/3277?site_domain=majica

majica「クーポンコードはどうやって使いますか?」

https://qa.ppih.co.jp/faq/show/6622?site_domain=majica

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この記事を書いた人

投資歴7年。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員資格取得。2019年に100万円から投資スタート。2022年に1000万円→2025に年5000万円突破。
YouTubeでは株式投資・企業決算を中心とした解説動画を200本以上公開(チャンネル登録者数5000人)。日本株を中心に、企業決算や業績、株価材料を分析しています。

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