家賃は月々の支払いの中でも特に大きな部類になります。
大きい金額だからこそ、振込や口座振替で支払うのではなく、ポイントの貯めることのできるクレジットカードで払いたいですよね。
最近ではクレジットカード決済可能なアパートも増えてきている印象ですが、それでもまだまだ少ないです。
しかし、最近では家賃をクレジット払いで利用できるサービスが登場しているのです。
それが、今回紹介する「クレカリ賃貸」というものです。
私も利用していますが、正直画期的なシステムだと思っています。
今回は「クレカリ賃貸」についてサービス内容の説明と、メリットデメリットについて解説しようと思います。
「クレカリ賃貸」とは?
「クレカリ家賃」とは、全賃貸物件の家賃をクレジットカードで支払うことのできるサービスです。
家賃をクレジットカードで支払えるのは、クレカ払いに対応した賃貸物件のみであったのに対して、全物件のカード払いに対応することで便利に支払いができるサービスとなっています。
クレカリ賃貸のメリット
①ポイント、マイルが貯まる
家賃をクレジットカードで払うことができる最大のメリットは「ポイント、マイルが貯まること」でしょう。
家賃は月々の費用の中でも高額な支払いになります。
その高額な支払いにポイントが貯まるというのはとってもお得なサービスです。
②家賃の支払いが1ヶ月遅くなる
クレジット払いにすることで、決済の翌月に口座から引き落とされます。
ということは、単純に家賃を払うタイミングが遅くなるということです。
高額な支払いであるからこそ、1ヶ月遅くなるのはありがたいですよね。
③引越しの初期費用や更新料もクレジットで払える
賃貸で困るのは、初期費用の多さや更新料など、意外とかかる費用が多いということです。
初期費用に関しては数十万円かかるでしょうから、クレジットで支払ってポイント還元したいところですよね。
クレカリ賃貸では、こういった費用をクレジットカードで払うことができます。
払い忘れも防ぐことができるのでありがたいですね。
④1度設定したら毎月自動で家賃を支払ってくれる
個人的に1番のメリットだと思うのが、このポイントです。
家賃の振込って忘れますよね。
仕事が忙しくてなかなか払いに行けないという方も多いと思います。
クレカリ賃貸は1度設定するだけで毎月自動で振込をしてくれるので、とにかく「楽」です。
ちなみに支払日は毎月25日になります。
クレカリ賃貸の使い方
クレカリ賃貸の利用方法について説明します。
まずは、以下の公式サイトにて会員登録をします。スマホでもパソコンでもどちらでも手続きできます。
登録したメールアドレスにメールが送られてきますので、URLから名前、パスワードなどの設定をします。
次に、家賃振込先の口座設定をします。
毎月家賃を支払う際は「家賃自動支払い」を、初期費用や更新料など、1度だけの際は「一度払い」を選択します。
ちなみに毎月払いは15日にカード決済になり、25日に振込先へと振込となります。
一度払いは即日決済となり、3営業日後(土日祝除く3日後)の振込となります。
最後に、クレジットカード情報を設定します。
対応カードはVISA、MasterCardとなります。(JCBは利用できないので注意!)
毎月払いを利用した際、1回目の振込はクレジットカード登録日が決済日となるのでその点も注意が必要です。
クレカリ賃貸の注意点について
ここでは、クレカリ賃貸を利用する上での注意点についてまとめてみました。
自動支払いの停止は毎月5日まで
自動支払いのカード決済日は毎月15日ですが、停止する場合は5日までに手続きを終えていなければなりません。
停止方法はマイページにある「支払状況」をタップし、自動支払い停止ボタンを押し、名前などを入力するだけです。
引っ越す場合などで自動支払いを停止させる必要がある場合には早めに手続きするようにしましょう。
決済後のキャンセルは不可
一度決済してしまったものに対してのキャンセルはできません。
初期費用、更新料などの一度払いは即日決済となりますので、キャンセルができない点にも注意が必要です。
また、毎月払いの初回も設定時に決済となります、こちらもキャンセルはできないです。
毎月払いをキャンセルする際は5日までに停止手続きをする必要があります。
振込人名義とクレジットカードの名義は同じでなければならない
クレジットカードと振込人の名義は同じである必要があります。
同居している人に払ってもらうとか、親などに払ってもらうというような手法は取れません。
自分のカードを使わないと利用できないので注意が必要です。
この点については、公式サイトの「よくある質問」欄にも多数寄せられていましたが、利用不可という点に注意しなければいけませんね。
最後に、家賃支払いがいまだに振込が主流な理由
これだけ「キャッシュレス」が浸透しており、日々ポイント還元のことを考えて生活している人も多い時代であるのに、家賃の支払いっていまだに振込が主流だし、遅れている気がしますよね。
実際クレジットカード利用可な物件というのは東京都内でも役8%という結果のようです。(2019年時点)
実はこれにはちゃんとした理由があるんです。
クレジットカードというのは消費者側からするとメリットしかありません。ポイントはつくし支払いは1ヶ月遅くなるしクレジットカードでなんでも支払ってしまいたくなります。
ですが、大家さんからするとカード会社に手数料を支払わなければいけません。この手数料が意外と高額なんですよね。
大家さんだってアパートを買うのに多くの負債を抱えています。
家賃を支払ってもらうことでなんとか返済をしてもらえる状況なのですが、せっかくの収入の何%かを手数料で失いたくはないのです。
振込であれば、手数料はないですし、全額が収入となります。なおかつクレジット決済を導入するのも手間がかかるのと別途導入手数料がかかったりととにかく良いことなしです。
飲食店やスーパーなどはもはや導入しないとお客さんが集まらない時代になっていますが、家賃はまだまだそうはなりにくいでしょう。
そしてクレジットは支払いタイミングが1ヶ月先延ばしになる消費者側のメリットがありますが、業者側には遅れて入ってくるというデメリットもあります。
振込だと即日大家さんの口座に入りますが、クレジットはカード会社からの後日振込になります。入金のタイミングは会社によってバラバラですが、だいたい1ヶ月程度です。
大家さんだって日々の借入返済や生活費などありますから、入金が遅れてしまうのは中々死活問題でもあります。
そこに目をつけたのがクレカリ賃貸というサービスなのです。
クレカリ賃貸が消費者からクレジット払いを受け、大家さんに振込をする。
どちらにもデメリットがないですよね。
むしろ大家さんにとっては毎月25日に必ず入ってくるようになるのですから良いことばかりです。
ですので、クレカリ賃貸は消費者、大家さんどちらの需要も満たせる良いシステムであると言えますね。
簡単便利なシステムなので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
アパートはやめて住宅購入を検討している方にはこちらもオススメです。
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