※株価・利回りは2026年9月2日終値6,286円を基準にしています。配当予想・支払日は今後変更される場合があります。
オリックス(8591)は増配と自社株買いを組み合わせた株主還元を続けており、配当目的で検討されることの多い銘柄です。「今の配当はいくらなのか」「いつ買えば配当をもらえるのか」を確認したい人も多いのではないでしょうか。
2026年9月2日時点で、2027年3月期の年間配当予想は1株187.36円、中間配当予想は107.27円です。100株なら年間18,736円相当で、9月2日終値6,286円に対する予想配当利回りは約2.98%になります。
ただし、187.36円を将来まで固定された配当額として扱うことはできません。オリックスは2026年8月に配当方針を変更し、キオクシア株式に関する売却益・評価益を除いた「調整後当期純利益」を基に算出する調整後EPSの39%、または前期年間配当156.10円のいずれか高い方を2027年3月期の通期配当とすることにしました。
また、配当を受け取るには権利確定日に株を買っても間に合いません。2026年9月末の中間配当なら、権利確定日は9月30日ですが、購入の期限となる権利付き最終日は9月28日です。配当金額、利回り、推移、配当方針、増配の条件、権利確定日、支払日、税金まで順番に整理します。

オリックスの配当を一覧で確認

現在の配当情報をまとめると次のとおりです。金額と日程は分けて確認するのが基本になります。
| 項目 | 2026年9月2日時点 | ポイント |
|---|---|---|
| 2027年3月期 年間配当予想 | 187.36円 | Q1決算短信に掲載。最終額は業績・株式数等で変動 |
| 中間配当予想 | 107.27円 | 2026年8月6日に配当方針変更と同時に公表 |
| 100株の年間配当 | 18,736円相当 | 187.36円が実現した場合の税引前 |
| 予想配当利回り | 約2.98% | 9月2日終値6,286円で計算 |
| 配当回数 | 年2回 | 中間・期末 |
| 中間の権利確定日 | 9月30日 | 2026年は9月28日が権利付き最終日 |
| 期末の権利確定日 | 3月31日 | 2027年は通常の受渡しルールなら3月29日が権利付き最終日 |
| 直近の中間配当支払日 | 2025年12月9日 | 2026年3月期中間配当93.76円の実績 |
| 直近の期末配当支払日 | 2026年6月3日 | 2026年3月期期末配当62.34円の実績 |
2027年3月期の中間配当107.27円については、2026年9月2日時点で支払開始日が正式決定されていません。権利確定日と実際の入金日は数カ月離れるため、権利をいつ取るかと、いつ入金されるかは別の話として押さえておきたいところです。
オリックスの配当金はいくら?
2027年3月期の年間配当予想は187.36円、中間配当予想は107.27円です。前期実績156.10円からは31.26円、約20.0%の増配となる水準ですが、期末配当は現時点で未定とされています。
2027年3月期は年間187.36円を予想
第1四半期決算短信では、年間1株配当の予想として187.36円が掲載されています。2026年3月期実績156.10円と比べると31.26円、約20.0%増える計算です。
もっとも、2027年3月期は8月6日に配当方針そのものが変更されました。キオクシア株式に関する売却益・評価益を配当計算から除外し、調整後当期純利益を基にした調整後EPS×39%、または156.10円の高い方を年間配当とする方針です。
187.36円は現在の公式な配当予想として参照できますが、確定額ではありません。通期の調整後当期純利益は、キオクシア株価などの影響を合理的に見積もることが難しいとして開示されていないためです。
年間試算187.36円から中間配当107.27円を差し引くと80.09円になります。ただしオリックスは期末配当80.09円を正式予想として公表しているわけではなく、Q1決算短信では期末配当予想を未定としています。
中間配当は107.27円を予想
中間配当の107.27円は、上半期の利益をそのまま配当へ回した数字ではありません。オリックスは上半期の当期純利益を8,400億円と予想していますが、このうちキオクシア売却・評価益5,400億円を除いた調整後利益を3,000億円としています。
この3,000億円を対象株式数で割った調整後EPSに39%を乗じて、中間配当107.27円を試算しました。キオクシアの株価上昇で評価益が膨らんでも、それだけで配当が極端に増えない設計になっています。
100株なら年間18,736円相当
年間187.36円が実現した場合、100株保有なら税引前の年間配当は18,736円です。1,000株なら187,360円になります。
| 保有株数 | 年間配当の試算 | 備考 |
|---|---|---|
| 1株 | 187.36円 | 単元未満株でも保有株数に応じて配当対象 |
| 100株 | 18,736円 | 1単元 |
| 300株 | 56,208円 | 3単元 |
| 500株 | 93,680円 | 5単元 |
| 1,000株 | 187,360円 | 10単元 |
上の金額は187.36円を前提にした税引前の試算です。課税口座では通常20.315%が源泉徴収されるため、100株なら手取りは単純計算で約14,930円になります。NISAで一定の受取方式を選んでいる場合は、国内株の配当を非課税で受け取れます。
オリックスの配当利回りは何%?
2026年9月2日終値6,286円と年間配当予想187.36円で計算すると、予想配当利回りは約2.98%です。配当額は増えている一方、株価も上昇したため、利回りとしては3%前後にとどまっています。
現在の予想配当利回りは約3%
計算は「187.36円÷6,286円×100=約2.98%」です。株価が動けば利回りも変わるため、配当額が同じでも株価が下がれば利回りは上がり、株価が上がれば下がります。
株価上昇で配当金ほど利回りは上がっていない
1株配当は2025年3月期120.01円、2026年3月期156.10円と大きく増え、2027年3月期は187.36円を予想しています。配当金そのものは着実に増加しました。
一方、株価も2026年に大きく上昇しています。そのため配当額が約20%増える予想でも、現在の予想配当利回りは3%前後です。増配していれば配当利回りも必ず高くなる、という関係ではありません。高配当株としての魅力を測るなら、1株配当だけでなくその時点の株価との比率で見ることになります。
株価別の配当利回り
年間配当187.36円が変わらないと仮定した場合、株価ごとの配当利回りは次のようになります。買い時を示す表ではなく、株価と利回りの関係を確認するための機械的な試算です。
| 株価 | 配当利回り(187.36円前提) |
|---|---|
| 4,500円 | 約4.16% |
| 5,000円 | 約3.75% |
| 5,500円 | 約3.41% |
| 6,000円 | 約3.12% |
| 6,286円 | 約2.98% |
| 6,500円 | 約2.88% |
| 7,000円 | 約2.68% |
オリックスは高配当株といえる?
高配当株に明確な定義はありません。一般には3〜4%以上を高配当と呼ぶことが多いものの、市場環境や金利水準によって基準は変わります。
現在のオリックスは予想利回り約3%で、利回りだけで突出した高配当株という位置ではありません。一方、配当の増加と大規模な自社株買いを同時に進めているため、株主還元を評価するなら配当だけでなく総還元で見ることになります。
オリックスの配当金推移
配当は長期的に増加傾向で、2016年3月期の45.75円から2026年3月期の156.10円まで約3.4倍になりました。特に2024年3月期以降は増配ペースが上がっています。
| 決算期 | 中間配当 | 期末配当 | 年間配当 |
|---|---|---|---|
| 2016年3月期 | 22.00円 | 23.75円 | 45.75円 |
| 2017年3月期 | 23.00円 | 29.25円 | 52.25円 |
| 2018年3月期 | 27.00円 | 39.00円 | 66.00円 |
| 2019年3月期 | 30.00円 | 46.00円 | 76.00円 |
| 2020年3月期 | 35.00円 | 41.00円 | 76.00円 |
| 2021年3月期 | 35.00円 | 43.00円 | 78.00円 |
| 2022年3月期 | 39.00円 | 46.60円 | 85.60円 |
| 2023年3月期 | 42.80円 | 42.80円 | 85.60円 |
| 2024年3月期 | 42.80円 | 55.80円 | 98.60円 |
| 2025年3月期 | 62.17円 | 57.84円 | 120.01円 |
| 2026年3月期 | 93.76円 | 62.34円 | 156.10円 |
| 2027年3月期(予想) | 107.27円 | 未定 | 187.36円 |
10年で年間配当は約3.4倍
2016年3月期の45.75円と2026年3月期の156.10円を比べると、10年間で約3.4倍です。単純な年平均成長率にすると約13%になります。2027年3月期の187.36円が実現すれば、2016年3月期比では約4.1倍です。
業績成長に加えて、配当性向の引き上げや株主還元姿勢の変化が配当成長を支えてきました。
連続増配ではなく長期的な増配傾向
押さえておきたいのは、毎年必ず増配してきたわけではないことです。2019年3月期と2020年3月期はともに76円、2022年3月期と2023年3月期はともに85.60円で、配当が据え置かれた年度があります。
そのため「連続増配株」と表現するより、長期的には増配傾向で、近年は減配を避けながら配当水準を切り上げてきた、と整理する方が実態に合います。
近年は増配ペースが加速している
2023年3月期85.60円から、2024年3月期98.60円、2025年3月期120.01円、2026年3月期156.10円へと3期連続で大きく増えました。
背景には利益成長だけでなく、配当性向を39%まで引き上げたことがあります。2026年3月期は1株利益400.27円に対して年間156.10円を配当し、配当性向は39.0%でした。
オリックスの配当方針
現在の方針は、調整後EPSの39%、または前期年間配当156.10円のいずれか高い方です。利益に連動させつつ、下限を設ける設計になっています。
配当性向は39%まで引き上げられた
オリックスは配当性向を段階的に引き上げ、現在は39%を基準にしています。2026年3月期は1株利益400.27円に対して156.10円を配当し、配当性向は39.0%でした。
配当性向が明示されていると、利益成長がそのまま配当額に反映されやすくなります。反対に、利益が減れば配当も減りやすい仕組みです。今期は156.10円という下限があるため、利益連動の下振れは一定の範囲で抑えられています。
2027年3月期は調整後EPS×39%または156.10円の高い方
2027年3月期の配当方針は、調整後当期純利益を基に算出する調整後EPSの39%、または1株156.10円のいずれか高い方です。
ここでいう調整後当期純利益は、すべての評価益や売却益を除いた基礎利益という意味ではありません。除外対象は、東芝向け投資損益のうちキオクシアホールディングス株式に関する売却損益・評価損益の税後換算額です。国内PE投資先のExit、不動産売却益、他の投資評価益などを一律に除外する指標ではない点には注意が必要です。
キオクシア売却・評価益を配当計算から除外した理由
2027年3月期はキオクシア株価の上昇により、オリックスが東芝経由で取り込む売却・評価益が大きく膨らみました。上半期純利益予想8,400億円のうち、キオクシア売却・評価益は5,400億円、調整後利益は3,000億円です。
キオクシアの評価益は株価変動で大きく変わり、同額の現金回収を伴う利益でもありません。そのため会社は、株価変動だけで配当額が大きく膨らむことを避ける目的でこの部分を配当計算から除外しました。評価益をすべて配当しないという一般ルールではなく、2027年3月期のキオクシア関連損益に対応した配当設計です。
オリックスは累進配当?
2027年3月期については、156.10円と調整後EPS×39%の高い方を配当する方針です。そのため今期だけを見ると、156.10円が下限のように機能します。
ただし、会社が将来にわたって前年度の1株配当を下回らないという恒久的な累進配当政策を正式に掲げているわけではありません。累進配当銘柄だから今後も減配しない、とは言えない状況です。将来年度の配当方針は、その年度の経営計画や取締役会の判断で変わります。
自社株買いも含めた株主還元を行っている
株主還元は配当だけではありません。2027年3月期は最大2,500億円、1億株を上限とする自己株式取得を進めています。
Q1決算短信では、1株当たり配当金の額は自己株式を除いた株式発行数によって算出するため、自己株式の増加で変動すると明記されています。自社株買いによって配当計算に用いる自己株式控除後の株式数が減れば、同じ調整後利益でも1株当たりの配当額を押し上げる方向に働きます。
オリックスは今後も増配する?
今後を考えるときは、過去に増配してきたからという理由ではなく、現在の配当計算式を分解すると見通しを立てやすくなります。2027年3月期の配当額を見るうえでは、調整後利益、配当計算に用いる株式数、調整後EPSに対する39%の比率、そして156.10円の下限の4点が要素になります。
| 確認項目 | 増配との関係 |
|---|---|
| 調整後当期純利益 | 増加すれば調整後EPSが上がりやすい |
| 自社株買い | 配当計算に用いる株式数の減少で1株当たりの配当額を押し上げやすい |
| 156.10円の下限 | 2027年3月期は調整後EPS×39%が下回っても156.10円 |
| 配当性向 | 現在は39%。維持・引き上げなら配当にプラス |
| 資本政策 | 成長投資と配当・自社株買いの配分を確認 |
| 翌年度の配当方針 | 156.10円の下限が将来も続くとは限らない |
調整後利益が増えれば配当も増えやすい
現在の方針では調整後EPSに39%を乗じるため、調整後当期純利益が増えれば1株配当も増えやすくなります。
今後は、キオクシア関連の大きな評価益ではなく、保険、法人金融、航空機、アセットマネジメント、PE、不動産などから得る調整後利益がどこまで伸びるかが焦点です。なお調整後利益はキオクシア売却・評価益だけを除外した会社定義の数字で、完全な基礎収益と同義ではありません。
自社株買いによるEPS上昇も増配要因になる
調整後利益が同じでも、自己株式取得で配当計算に用いる株式数が減れば1株当たりの金額は上がります。配当計算に用いる株式数が5%減り、調整後利益が変わらないと単純化した場合、1株当たりの利益相当額は約5.3%上昇します。配当性向39%が同じなら、1株配当も同じ方向へ押し上げられます。
ただし実際の配当額は、自社株買いの進捗による対象株式数の変化や利益水準によって変わるため、単純比例するとは限りません。
配当性向39%が維持されるか
現在は39%という比較的明確な配当性向が示されています。利益成長が続き、この水準が維持されれば増配を見込みやすくなります。
一方、将来の成長投資や財務環境によって配当方針が変更されることもあります。オリックスは利益をすべて株主還元へ回す会社ではなく、成長投資と株主還元の両方を重視しています。
156.10円は永久的な配当下限ではない
2027年3月期では156.10円が配当計算上の下限になっていますが、これは今期の方針です。2028年3月期以降も必ず156.10円以上を支払うと恒久的に約束しているわけではありません。
増配期待を評価するときは、毎年発表される最新の配当方針を確認することになります。
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配当は原則として年2回、中間配当と期末配当です。基準日は毎年9月30日と3月31日ですが、基準日に株を買っても間に合いません。日本株は売買から受渡しまでに日数がかかるため、権利付き最終日までに購入しておく必要があります。
中間配当の権利確定日は9月30日
中間配当の基準日は9月30日です。2026年は9月30日が水曜日のため、権利付き最終日は9月28日(月)、権利落ち日は9月29日(火)になります。
| 2026年9月中間配当 | 日付 | 意味 |
|---|---|---|
| 権利付き最終日 | 9月28日(月) | この日の取引終了時点までに購入すれば配当の権利を得られる |
| 権利落ち日 | 9月29日(火) | この日以降に買っても9月末配当の権利は付かない |
| 権利確定日 | 9月30日(水) | 株主名簿上の基準日 |
期末配当の権利確定日は3月31日
期末配当の基準日は3月31日です。2027年3月31日は水曜日のため、通常の受渡しルールが続く前提では、3月29日(月)が権利付き最終日、3月30日(火)が権利落ち日になります。
取引所の休業日や制度変更があれば日程は変わります。権利を取りに行く場合は、証券会社の権利付き最終日カレンダーを直前に確認すると確実です。
9月29日に売却しても中間配当の権利は残る
9月28日までに購入して権利を確保していれば、翌29日の権利落ち日に売却しても9月末中間配当の権利は残ります。一方、9月29日に初めて購入した場合、2026年9月末の中間配当は受け取れません。次の権利を得るには2027年3月末の期末配当を待つことになります。
権利落ち日には配当相当分だけ理論上の株価価値が下がるため、配当だけもらってすぐ売れば必ず得をする、という仕組みではありません。
オリックスの配当金の支払日はいつ?
権利確定日と支払日は同じではありません。株主名簿を確定し、取締役会で配当額を正式決定した後に支払い手続きへ進むため、実際の入金までは通常数カ月かかります。直近実績では中間配当が12月、期末配当が6月でした。
直近の中間配当は2025年12月9日に支払い
2026年3月期の中間配当は1株93.76円で、基準日は2025年9月30日、支払開始日は2025年12月9日でした。9月末に権利が確定してから、実際の支払いまで約2カ月強あります。証券口座への反映時刻は証券会社によって異なる場合があります。
直近の期末配当は2026年6月3日に支払い
2026年3月期の期末配当は1株62.34円で、基準日は2026年3月31日、効力発生日・配当支払開始予定日は2026年6月3日でした。中間と同様、3月末に株主として確定しても、配当が口座へ入るのは6月です。
2027年3月期中間配当の支払日は未決定
2026年9月2日時点で、2027年3月期中間配当107.27円は予想額であり、支払開始日はまだ正式に決定されていません。第1四半期決算短信にも「配当支払開始予定日-」と記載されています。
過去の中間配当は12月に支払われていますが、2026年9月分も同じ日付になると断定はできません。正式な支払日は、中間配当の取締役会決議や会社の案内で確認することになります。
配当金が確認できないときの問い合わせ先
権利を取得したはずなのに配当が確認できない場合は、まず証券口座の配当金受取履歴や受取方式の設定を確認します。
未受領配当金や特別口座に関する手続きについて、オリックスは株主名簿管理人である三菱UFJ信託銀行への問い合わせを案内しています。証券会社を利用している場合は、証券会社側へ確認するのが基本です。
オリックスの配当金に税金はかかる?
課税口座では原則20.315%が源泉徴収されます。NISAの成長投資枠なら非課税にできますが、受取方式の設定が条件になります。
課税口座では原則20.315%が源泉徴収
上場株式の配当には、一般的な個人投資家の場合、原則20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5%)が源泉徴収されます。
年間187.36円、100株で18,736円の配当が支払われたと仮定すると、20.315%を単純に差し引いた手取りは約14,930円です。実際の税務処理は口座区分や確定申告の有無によって異なります。配当所得を申告分離課税として上場株式の譲渡損失と損益通算するなど、確定申告で税負担が変わるケースもあります。
NISAなら国内株配当を非課税にできる
NISAの成長投資枠で保有するオリックス株の配当は、要件を満たせば非課税です。
ただし国内上場株式の配当をNISAで非課税にするには、配当金を証券会社の口座で受け取る「株式数比例配分方式」を選択する必要があります。発行会社から直接受け取る方式などでは、NISA口座で保有していても配当が課税扱いになる場合があります。この受取方式は見落としやすいため、証券会社の配当金受取設定を確認しておくことになります。
オリックスの配当に関するよくある質問
オリックスの配当は年何回?
原則年2回です。9月30日を基準日とする中間配当と、3月31日を基準日とする期末配当があります。
100株で配当はいくら?
2027年3月期の年間配当予想187.36円が実現した場合、100株なら税引前18,736円です。課税口座で20.315%が源泉徴収されると、単純計算の手取りは約14,930円になります。
配当金は何月に入る?
直近実績では、中間配当は12月、期末配当は6月に支払われています。ただし支払日は年度ごとに正式決定されるため、毎年同じ日とは限りません。
権利確定日に買えば配当をもらえる?
権利確定日に買っても間に合いません。2026年9月末の中間配当なら、9月30日の権利確定日に対して、9月28日の権利付き最終日までに購入する必要があります。
オリックスは累進配当?
恒久的な累進配当政策を正式に掲げているわけではありません。2027年3月期は156.10円または調整後EPS×39%の高い方という方針ですが、この下限が将来年度も自動的に引き継がれるとは限りません。
株主優待は現在ある?
現在はありません。ふるさと優待は2024年3月31日時点の株主への提供を最後に廃止され、株主カードも利用を終了しています。現在の株主還元は配当と自社株買いが中心です。
配当だけを目的に権利付き最終日に買うのは得?
必ず得になるわけではありません。権利落ち日には配当相当額を反映して株価が下がることがあり、市場環境によっては配当額以上に下落する場合もあります。
配当を受け取れるかどうかと、投資として利益が出るかどうかは別の問題です。配当利回りだけでなく、業績、株価水準、今後の増配余地まで含めて判断することになります。
まとめ|金額だけでなく配当方針と日程まで確認したい
2026年9月2日時点で、オリックスの2027年3月期年間配当予想は187.36円、中間配当予想は107.27円です。100株なら年間18,736円相当で、9月2日終値6,286円に対する予想配当利回りは約2.98%になります。
配当は長期的に増加し、2016年3月期の45.75円から2026年3月期の156.10円まで約3.4倍になりました。ただし据え置きの年度もあり、連続増配銘柄ではありません。2027年3月期は配当方針が変更され、キオクシア株式に関する売却・評価益を除いた調整後当期純利益を基にする調整後EPS×39%、または156.10円の高い方が年間配当となります。187.36円は現在の会社予想で、今後の調整後利益や自社株買いによる対象株式数の変化で最終額は変わります。
今後の増配を見るなら、調整後利益、自社株買い、配当性向39%、翌年度の配当方針が確認材料です。大規模な自社株買いも並行しているため、株主還元は配当と合わせた総額で捉えることになります。
配当の権利は9月30日と3月31日を基準に決まりますが、実際には権利付き最終日までに購入する必要があります。2026年9月末の中間配当なら9月28日までです。入金は権利確定から数カ月後で、直近実績では中間配当が12月9日、期末配当が6月3日でした。いくらもらえるか、どう決まるか、いつまでに買えばよいか、いつ入金されるかをひとつながりで見ると、配当投資としての特徴をつかみやすくなります。

出典
オリックス株式会社「配当方針・配当状況」 https://www.orix.co.jp/grp/company/ir/stock/dividend.html
オリックス株式会社「2027年3月期第1四半期 決算説明会資料」 https://www.orix.co.jp/grp/pdf/company/ir/library/presentation/Presentation_2027_1QJ.pdf
オリックス株式会社「2027年3月期第1四半期 決算短信」 https://www.orix.co.jp/grp/pdf/company/ir/library/financial_result/ORIXResults2027_1QJ.pdf
オリックス株式会社「2026年3月期通期 決算説明会資料」 https://www.orix.co.jp/grp/pdf/company/ir/library/presentation/Presentation_2026_4QJ.pdf
オリックス株式会社「2026年3月期 有価証券報告書」 https://www.orix.co.jp/grp/pdf/company/ir/library/securities_report/2026_4QJ.pdf
オリックス株式会社「2026年3月期の剰余金配当および2027年3月期の配当予想について」 https://www2.jpx.co.jp/disc/85910/140120260508520565.pdf
オリックス株式会社「お問い合わせ・ご相談」 https://www.orix.co.jp/grp/contact/
日本取引所グループ「株式等の決済期間短縮化(T+2化)」 https://www.jpx.co.jp/equities/clearing-settlement/tplus2-settlement-cycle/
IRBANK「オリックス(8591)の配当金の推移」 https://irbank.net/E04762/dividend
Yahoo!ファイナンス「オリックス(8591)配当情報」 https://finance.yahoo.co.jp/quote/8591.T/dividend
国税庁「No.1331 上場株式等の配当等に係る申告分離課税制度」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1331.htm
国税庁「No.1535 NISA制度」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1535.htm
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