ラーメン屋がコロナで倒産しやすい理由とは?どう対策すれば良い?

新型コロナウイルスの影響によって、ラーメン屋の倒産が多くなっているようです。

帝国データバンクの調査によると、2020年は9月時点で34件の倒産が確認されており、過去最高の数値を記録しているみたいです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/198bf356b0416b2f90a9a43c2235b34ff7377232

なぜ、こんなにもラーメン屋の倒産件数が多いのでしょうか?

実は、ラーメン屋はコロナウイルスの影響を特に受けやすい業種でもあるのです。

今回は、ラーメン屋の倒産する理由について解説します。

目次

ラーメン屋がコロナで倒産しやすい理由

ラーメン屋がコロナウイルスの影響で倒産してしまう原因は大きく分けて2つあります。

ラーメン屋がコロナウイルスで倒産しやすい理由

・店内飲食しか対応していないから

・薄利多売だから

①店内飲食しかできないから

新型コロナウイルスの影響によって国民の生活様式は大きく変わりました。

ソーシャルディスタンスを意識して、接触を避けるようになっています。

そんな中で、飲食店の利用を控えるようになった人も多いはずです。

飲食店にとっては大きな痛手となっていますが、テイクアウトやデリバリーを駆使することで、売上の減少を抑えることに成功しています。

しかし、ラーメン屋はテイクアウトやデリバリーに対応しにくいというのが大問題です。

つまり、店内で食べてもらう以外に方法がないので、コロナウイルス禍ではかなり厳しいです。

コロナウイルスのせいで相当な売上減少に陥ってしまい、倒産となってしまうケースがほとんどのようです。

②薄利多売だから

ラーメン屋は薄利多売の商売です。

1杯のラーメンは1,000円もしないのがほとんどでしょう。

1杯のラーメンを売って得られる利益は数百円なので、より多くの杯数を売らなければ儲かりません。

しかし、コロナウイルスで売上が減少している中で、多売をすることは不可能に近いでしょう。

有名店や人気店だったら今でも行列はできているでしょうが、そうでなければ厳しい状況であるのは間違いありません。

つまり、ラーメン屋は儲かりにくい業種であるということですね。

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競合相手が多すぎるのも倒産原因

ラーメン屋はお客さんの昼食、夕食を提供する場です。

競合相手は誰かと言われると、飲食店、コンビニ、スーパーなど食に関わる業態が全てになります。

他のラーメン屋とだけ競争すればいいわけではありません。

今ではコンビニでも美味しいラーメンは食べられますし、カップ麺のクオリティだって上がっているので、あらゆる食の選択肢から自分のお店を選んでもらわなければいけません。

無数にいる競合から勝ち取らなければいけないので、経営はかなり難しいと言えます。

飲食店全体が厳しい状況

しかし、コロナウイルスの影響を受けているのは何もラーメン屋だけではありません。

他の飲食店だって同じように厳しい状況が続いています。

大手ファミレスチェーンのすかいらーくですら赤字になっているのです。普通に経営しても黒字にはなりにくいでしょう。

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大手チェーン店ですらテイクアウトやデリバリーを駆使しながら、不採算店舗を削ってなんとか経営しているのに、ラーメン屋が影響なく経営できるということは考えにくいでしょう。

なんらかの対策を取る必要があります。

大手ラーメンチェーン店はどうやって対策しているのか?

では、ラーメン屋のコロナ対策はどのようなものがあるのでしょうか?

店内の消毒液の設置や席数の削減などは、コロナ対策上当たり前のことなので必ずやるべきですが、それ以外にもやったほうが良いことはいくつかあります。

大手ラーメンチェーン店のコロナ対策

・Uber Eatsなどでデリバリーに参入

・テイクアウト商品の開発

・家で作れる商品の制作

①デリバリー参入

今は便利な時代なので、自分で宅配をしなくても、Uber Eatsなどで簡単にデリバリーできてしまいます。

あとは、ラーメンをデリバリーに対応できるようなシステムを作るだけです。

容器の準備や茹で時間の調整など、考えなければいけないことはたくさんありますが、デリバリーに対応することで、顧客の幅が大きく広がるのは間違いないです。

1杯でも多く売りたいラーメン屋にとってはやらないよりもやったほうが良い部類に入るでしょう。

むしろ、ラーメン屋の参入の少ない今のうちが大きなチャンスでもあります。

②テイクアウト商品の開発

ラーメン屋では少し難しいですが、テイクアウト商品を作ることはとても大事です。

商品はラーメンにこだわる必要はないです。

普段提供しているチャーシュー丼や餃子も良いですし、新たに商品を開発してしまうのもありです。

ラーメン店ではないですが、うどんチェーン店の丸亀製麺はテイクアウトにかなり力を入れています。

うどんのテイクアウトも簡単にできるので、人気のようです。

参考にできる点があればしたいですね。

③自宅で作れる商品の制作

大手チェーン店ならではの施策ですが、自宅で自社商品のラーメンを作れるような商品を制作しています。

今のご時世お家で作れるものの需要は大きく増しています。

大手チェーン店では商品にブランド力があるので、自宅で作れるような商品を売ることで店内飲食以外でも売上を上げる努力をしています。

コロナとの戦いは長期戦です

ラーメン屋はコロナウイルスの影響を特に受けています。

コロナウイルスの収束の目処が立たない現状では、対策をしながら戦っていくしかありません。

コロナ下でも生き残れるように、適切な対策を取っていきましょう。

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