NTTの株主優待は6年以上保有だと対象外なの?!3年・4年にdポイントがない理由も解説

NTT株を長く保有するほど、株主優待でもらえるdポイントが増えていくと思うかもしれません。

しかし、NTTの株主優待は保有年数に比例してポイントが増える制度ではなく、6年以上保有しても追加のdポイントはもらえません。また、3年以上5年未満の株主も進呈対象外です。

ここでは、保有期間ごとのポイント数、同一株主番号で最大4,500ポイントという条件の意味、6年以上保有する場合の注意点を解説します。

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目次

NTTの株主優待は6年以上になると対象外

NTTの株主優待は6年以上になると対象外
保有期間dポイント対象
2年未満なし対象外
2年以上3年未満1,500ポイント対象
3年以上5年未満なし対象外
5年以上6年未満3,000ポイント対象
6年以上なし対象外

NTT株を6年以上保有しても、長期保有による新たなdポイントは進呈されません。

NTTの株主優待は、保有年数が長くなるほどポイント数が増えていく制度ではなく、ポイントを受け取れる保有期間が限定されています

対象になるのは、基準日時点で100株以上を保有し、保有期間が次のいずれかに該当する株主です。

・2年以上3年未満
・5年以上6年未満

3年以上5年未満と6年以上は、100株以上を保有していても対象になりません。

そのため、NTT株を10年、20年と保有し続けても、長期保有優待としてdポイントが追加されるわけではありません。

5年以上6年未満で3,000ポイントを受け取る

NTT株主優待の2回目の対象期間は、5年以上6年未満です。

基準日時点で100株以上を保有し、同一株主番号での保有期間が5年以上6年未満であれば、3,000ポイントの対象になります。

重要なのは、6年以上保有してから3,000ポイントを受け取る制度ではないことです。基準日時点で保有期間が6年以上になると、対象期間から外れます。

対象となる株主には、エントリーサイトで使用するログインIDとパスワードが送付されます。案内が届いた後、指定された期間内にエントリーすることで、登録したdアカウントへポイントが進呈されます。

保有期間や株数の条件を満たしていても、エントリーをしなければポイントは受け取れません。案内書類が届いた場合は、申請期限を確認して早めに手続きを行いましょう。

また、5年以上6年未満で3,000ポイントを受け取った後、毎年3,000ポイントが続くわけではありません。

同一株主番号で最大4,500ポイント

NTTの株主優待で受け取れるdポイントは、次の2回分を合わせて最大4,500ポイントです。

・2年以上3年未満:1,500ポイント
・5年以上6年未満:3,000ポイント

1,500ポイントと3,000ポイントを合計すると、4,500ポイントになります。

ただし、1年間に4,500ポイントをまとめて受け取れるわけではありません。それぞれ異なる保有期間に進呈されるポイントの合計です。

また、NTT公式では「一生で最大4,500ポイント」ではなく、「同一の株主番号で得られる最大のポイント数は4,500ポイント」と案内しています。

保有期間は同一株主番号で判定されるため、株主番号が変更された場合は、それまでの保有期間が引き継がれないことがあります。

NTT株を3年・4年保有しても優待は対象外

NTT株を3年または4年保有していても、dポイント進呈の対象にはなりません。

最初の対象期間は2年以上3年未満ですが、この期間を過ぎると、次に対象になるのは5年以上6年未満です。

つまり、3年以上5年未満はポイントが進呈されない空白期間になります。

2年以上保有した株主に毎年1,500ポイントが進呈されるわけではなく、3年以上になった時点で最初の対象期間から外れます。

3年目や4年目に追加ポイントはなく、5年以上6年未満の条件に該当するまで、次のポイント進呈はありません。

2年以上3年未満で1,500ポイント

NTT株主優待の最初の対象期間は、2年以上3年未満です。

基準日時点で100株以上を保有し、同一株主番号での保有期間が2年以上3年未満であれば、1,500ポイントの対象になります。

1,500ポイントを受け取れるのは、同一株主番号における2年以上3年未満の対象期間で1回です。

2年以上保有していれば、その後も毎年1,500ポイントを受け取れるわけではありません。基準日時点で保有期間が3年以上になると、1,500ポイントの対象から外れます。

また、保有期間は株式を購入した日から単純に数えるものではありません。

株式購入後、初めて株主名簿に記載された日が起算日となり、同一株主番号で株主名簿に連続して記載された期間によって判定されます。

3年以上5年未満はポイントがない

3年以上4年未満だけでなく、4年以上5年未満もdポイント進呈の対象外です。

保有期間ごとの対象は、次のように分かれています。

・2年以上3年未満:1,500ポイント
・3年以上5年未満:対象外
・5年以上6年未満:3,000ポイント

たとえば、基準日時点で保有期間が3年6カ月の場合は対象外です。4年6カ月の場合も対象外になります。

次にポイントを受け取れる可能性があるのは、基準日時点で保有期間が5年以上6年未満になった年度です。

5年以上になっただけで自動的にポイントが付与されるわけではなく、基準日時点の保有株数や保有期間を満たしたうえで、期限内にエントリーする必要があります。

NTTの株主優待は毎年もらえる制度ではない

NTTの株主優待でdポイントを受け取れる機会は、同一株主番号で保有を続けた場合、原則として次の2回です。

・2年以上3年未満の1,500ポイント
・5年以上6年未満の3,000ポイント

2年以上保有すると毎年1,500ポイントがもらえる制度ではありません。また、5年以上保有すると毎年3,000ポイントがもらえる制度でもありません。

最大4,500ポイントは2回分の合計であり、毎年4,500ポイントが進呈されるわけでもありません。

一般的な株主優待には、毎年の基準日に必要株数を保有していれば、年1回または年2回受け取れるものがあります。

一方、NTTのdポイント進呈制度は、特定の保有期間に該当する株主を対象とした制度です。そのため、毎年受け取ることを前提に優待価値を計算しないように注意が必要です。

NTT株主優待の保有期間は購入日から数えるわけではない

NTT株主優待の保有期間は、株式を購入した日から単純に数えるわけではありません。

保有期間は、基準日において、同一の株主番号で株主名簿に連続して記載された期間によって判定されます。

そのため、証券会社の口座画面で確認できる購入日から2年や5年が経過していても、実際の株主名簿への記載期間とはずれる場合があります。

反対に、単元未満株を以前から保有しており、基準日までに100株以上へ買い増した場合は、同一株主番号での記載期間が条件を満たしていれば対象になる可能性があります。

「購入から6年経過した」という認識だけでは、対象かどうかを正確に判断できません。基準日時点の保有期間と株主番号を確認することが重要です。

起算日は初めて株主名簿に記載された日

NTT株主優待における保有期間の起算日は、株式購入後に初めて株主名簿へ記載された日です。

株式を購入した当日に、株主名簿へ記載されるわけではありません。

NTTでは、株主名簿記載の確定を毎年3月、6月、9月、12月の最終営業日に行っています。

たとえば、1月にNTT株を購入した場合は、原則として3月の最終営業日が起算日になります。4月に購入した場合は、原則として6月の最終営業日が起算日です。

このため、株式を購入した日と、優待の保有期間を数え始める日は一致しない場合があります。

対象条件を満たした株主には案内書類が送付されるため、正確な対象年度はNTTの公式情報や届いた書類で確認しましょう。

株主番号が変わると保有期間がリセットされる場合がある

NTT株を長く保有していても、株主番号が変更されると、変更前の保有期間が引き継がれない場合があります。

保有期間がリセットされる可能性がある主なケースは、次のとおりです。

・NTT株を一度すべて売却し、その後買い戻した
・NTT株を相続した
・貸株サービスの利用によって株主番号が変わった
・預け入れる証券会社を変更し、株主番号が変わった

一度すべて売却して買い戻した場合、売却以前の保有期間は、買い戻し後の保有期間に含まれません。

相続の場合も、相続によって新しい株主番号が付与されるため、相続後に初めて株主名簿へ記載された日から保有期間が始まります。

貸株サービスの利用や証券会社の変更については、利用・変更しただけで一律にリセットされるわけではありません。重要なのは、手続きによって株主番号が変更されたかどうかです。

株主番号が変わらず、同じ番号で株主名簿への記載が続いていれば、保有期間が継続する可能性があります。

一方、株主番号が変更されると、変更前の期間は優待条件の保有期間に含まれません。長期保有優待を目的とする場合は、貸株や証券会社の変更を行う前に、株主番号への影響を確認しておきましょう。

6年以上保有した後も配当は受け取れる

NTT株を6年以上保有すると終了するのは、保有期間に応じてdポイントが進呈される長期保有優待です。

dポイントの対象外になったからといって、NTT株の配当を受け取る権利までなくなるわけではありません。配当の権利確定日に株主としての条件を満たしていれば、6年以上保有した後も配当を受け取れます

NTTは、株主還元について配当による利益還元を基本とし、継続的な増配と機動的な自己株式取得を基本方針としています。dポイント進呈施策は、配当の代わりとなる制度ではなく、中長期的にNTT株を保有する個人株主を増やすための施策です。

そのため、6年以上になって株主優待が終了したことだけを理由に、NTT株を売却する必要はありません。

保有を続けるかどうかは、次のような要素から判断することが重要です。

・NTTの業績や利益成長
・今後の配当方針
・増配や自社株買いの見通し
・現在の株価水準
・保有銘柄全体の投資配分

株主優待でもらえるdポイントは、同一株主番号で最大4,500ポイントです。一方、配当は保有株数に応じて受け取れるため、長期保有では優待よりも配当や企業価値の変化が重要になります。

売却して買い戻すと保有期間はリセットされる

NTT株を一度すべて売却した後に買い戻した場合、売却前の保有期間は株主優待の判定に含まれません。

NTT株主優待の保有期間は、基準日において、同一株主番号で株主名簿に連続して記載された期間によって判定されるためです。

一度すべて売却すると、株主名簿への連続記載が途切れます。その後にNTT株を買い戻しても、売却前の保有期間を引き継ぐことはできません

買い戻した後の保有期間は、新たに株主名簿へ記載された日を起点として判定されます。株主番号も売却前とは異なるものになる可能性があります。

ただし、一度売却して買い戻せば、再び最大4,500ポイントを確実に受け取れるとは限りません。

NTT公式FAQで明記されているのは、売却前の保有期間が買い戻し後の保有期間に含まれないことです。同じ株主が売却と買い戻しを繰り返した場合に、何度でも合計4,500ポイントを受け取れることが保証されているわけではありません。

また、売却と買い戻しには、次のようなリスクやコストがあります。

・売却後に株価が上昇して、以前より高い価格で買い戻す可能性がある
・売買手数料や単元未満株のスプレッドが発生する場合がある
・配当の権利確定日をまたぐと配当を受け取れない可能性がある
・保有期間を最初から積み上げる必要がある
・将来、株主優待の条件が変更・廃止される可能性がある

dポイントは同一株主番号で最大4,500ポイントですが、ポイントを再び受け取る目的だけで売買を繰り返すと、株価変動による損失が優待額を上回る可能性があります。

株主優待だけを目的とした売却と買い戻しは、慎重に判断する必要があります。

一部だけ売却した場合は株主番号が維持される可能性がある

NTT株を複数保有しており、100株以上を残したまま一部だけ売却する場合は、株主番号が維持される可能性があります。

100株以上を保有し続け、株主名簿から除籍されず、同一株主番号での記載が続いていれば、保有期間も継続して扱われる可能性があります。

一方、保有株式の一部だけを売却した場合でも、口座の状況や貸株サービスの設定、預け入れている証券会社の変更などによって、株主番号が変更される可能性は否定できません。

NTT公式も、貸株の利用や預け入れ証券会社の変更に伴って株主番号が変わった場合は、変更前の保有期間が含まれないと説明しています。

一部売却後も保有期間が継続するかどうかは、売却した株数だけでは判断できません。

判断基準になるのは、同一株主番号で株主名簿への記載が続いているかです。

優待の保有期間を維持したい場合は、一部売却や貸株、証券会社の変更を行う前に、利用している証券会社や株主名簿管理人へ確認しておくと安心です。

NTTの株主優待が6年以上で終わる理由

NTTの株主優待が6年以上で終わる理由

NTTのdポイント進呈制度は、毎年同じ優待を配布する一般的な定期優待とは異なります。

一定期間、NTT株を継続して保有した株主に対し、特定のタイミングでdポイントを進呈する制度です。

対象となるのは、次の保有期間に限られます。

・2年以上3年未満:1,500ポイント
・5年以上6年未満:3,000ポイント

3年以上5年未満と6年以上は対象外であり、毎年ポイントが進呈される制度ではありません。

NTTは、dポイント進呈施策を導入した背景について、個人株主数の減少に歯止めをかけ、中長期的にNTT株を保有する株主を増やすためと説明しています。

保有開始から2年以上、さらに5年以上という節目にポイントを設定することで、株式を継続して保有するメリットを感じてもらう仕組みです。

ただし、なぜ対象期間を5年以上6年未満までとし、6年以上を対象外にしたのかについて、NTTは詳細な年数設計の理由まで公表していません。

確認できるのは、dポイントが毎年の利益還元を目的としたものではなく、中長期保有株主の拡大を目的とした施策であることです。NTTにおける基本的な株主還元は配当とされています。

株主優待の内容や対象期間は、将来変更される可能性があります。長期保有を続ける場合も、毎年NTTの公式サイトや株主向け書類で最新条件を確認しましょう。

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まとめ

NTT株を6年以上保有しても、長期保有優待による追加のdポイントは進呈されません。

dポイントの対象となる保有期間は、次の2つです。

・2年以上3年未満:1,500ポイント
・5年以上6年未満:3,000ポイント

3年以上5年未満と6年以上は対象外であり、dポイントが毎年もらえる制度ではありません。同一株主番号で受け取れるポイントは、2回分を合わせて最大4,500ポイントです。

保有期間は株式の購入日から単純に数えるのではなく、同一株主番号で株主名簿に連続して記載された期間によって判定されます。

一度すべて売却して買い戻した場合や、貸株、証券会社の変更などで株主番号が変わった場合は、それまでの保有期間が引き継がれない可能性があります。

ただし、6年以上で終了するのはdポイントの長期保有優待です。NTT株を保有し、配当の権利条件を満たしていれば、6年以上保有した後も配当を受け取れます

NTT株を持ち続けるかどうかは、優待だけでなく、業績や配当方針、株価、保有銘柄全体の投資配分を踏まえて判断しましょう。

出典

株主さまへのdポイント進呈|NTT
https://group.ntt/jp/ir/private_investor/benefit/

保有期間が3~4年、6年以上の株主はポイント進呈の対象にはならないのでしょうか|NTT
https://group.ntt/jp/ir/faq/post_dpoint_07.html

進呈条件である保有期間はどのように計算するのでしょうか。また保有期間がリセットされる具体的な例を教えてほしい|NTT
https://group.ntt/jp/ir/faq/post_dpoint_08.html

よくいただくご質問|NTT
https://group.ntt/jp/ir/faq/

第41回定時株主総会にあたり事前にご質問頂いた事項|NTT
https://group.ntt/jp/ir/shares/shareholders_meeting/2026_main_interest.html

株主還元|NTT
https://group.ntt/jp/ir/shares/dividend.html

株主還元|株主通信「NTTis」|NTT
https://group.ntt/jp/ir/library/nttis/dividend.html

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