NTTの株主優待は200株・500株・1000株で増える?dポイントと配当金を比較

一般的な株主優待には、保有株数が増えるほど優待品やポイントの金額が増える制度もあります。

しかし、NTTの株主優待は、200株・500株・1,000株へ買い増してもdポイントは増えません。100株以上であれば、保有株数にかかわらず同じポイント数です。変わるのは株数ではなく保有期間で、2年以上3年未満なら1,500ポイント、5年以上6年未満なら3,000ポイントが進呈されます。

一方、配当金は保有株数に比例して増えます。

この記事では、100株・200株・500株・1,000株のdポイント、予想配当、必要資金を比較し、100株を超えて買い増す意味があるのかを解説します。

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目次

NTTの株主優待は200株・500株・1000株でも増えない

保有株数2年以上3年未満5年以上6年未満
100株1,500ポイント3,000ポイント
200株1,500ポイント3,000ポイント
500株1,500ポイント3,000ポイント
1,000株1,500ポイント3,000ポイント

NTTの株主優待を受け取るために必要な株数は100株以上です。

100株を超えて200株、500株、1,000株へ増やしても、進呈されるdポイントは増えません。NTTには「200株以上」「500株以上」「1,000株以上」といった保有株数別の優待区分がないためです。

dポイントの金額を決めるのは、保有株数ではなく同一株主番号での保有期間です。

・2年以上3年未満:1,500ポイント
・5年以上6年未満:3,000ポイント

2回分を合わせると、同一株主番号で受け取れるポイントは最大4,500ポイントです。ただし、毎年4,500ポイントを受け取れる制度ではありません。

200株でも100株と同じ

NTT株を200株保有している場合も、dポイントの金額は100株の場合と同じです。

2年以上3年未満なら1,500ポイント、5年以上6年未満なら3,000ポイントが進呈されます。

200株を保有しているからといって、ポイントが2倍になり、3,000ポイントと6,000ポイントになるわけではありません。優待は100株以上で一律です。

一方、配当金は保有株数に比例します。2026年度の年間配当予想は1株当たり5.4円のため、200株の年間予想配当は税引前で1,080円です。100株の540円に対して2倍になります。

500株でも優待区分は上がらない

NTT株を500株保有しても、株主優待の区分は上がりません。

500株以上を対象とした上位の優待区分は設けられていないため、dポイントは100株や200株の場合と同じです。

2026年度の年間配当予想をもとに計算すると、500株の配当金は次のとおりです。

5.4円×500株=年間2,700円

税引前の会社予想額であり、将来の業績や配当方針によって変更される可能性があります。

必要投資額は「最新株価×500株」で計算できます。2026年7月21日の終値151.7円を基準にすると、500株の購入には約7万5,850円が必要です。実際の購入額には株価変動や売買手数料が影響します。

1000株でも最大ポイント数は同じ

NTT株を1,000株保有している場合も、優待は2年以上3年未満で1,500ポイント、5年以上6年未満で3,000ポイントです。

1,000株は100株の10倍ですが、dポイントも10倍になるわけではありません。同一株主番号で受け取れる最大ポイント数は4,500ポイントのままです。

1,000株だから最大4万5,000ポイントを受け取れるという制度ではないため、注意しましょう。

一方、2026年度の年間配当予想をもとにすると、1,000株の年間予想配当は次のとおりです。

5.4円×1,000株=年間5,400円

配当金は100株の10倍になるため、株数を増やした場合に大きく変わるのは優待ではなく配当です。

100株・200株・500株・1000株の優待と配当を比較

100株・200株・500株・1000株の優待と配当を比較
保有株数購入金額の目安優待1回目優待2回目年間予想配当
100株1万5,170円1,500ポイント3,000ポイント540円
200株3万340円1,500ポイント3,000ポイント1,080円
500株7万5,850円1,500ポイント3,000ポイント2,700円
1,000株15万1,700円1,500ポイント3,000ポイント5,400円

※購入金額は2026年7月21日の終値151.7円をもとに計算。配当は2026年度の1株当たり年間5.4円予想をもとにした税引前の概算です。

比較すると、dポイントは100株から1,000株まで変わりませんが、必要投資額と配当金は保有株数に比例して増えます。

つまり、優待は100株以上で固定、配当は株数に比例する仕組みです。

表の購入金額は2026年7月21日の終値を使った目安であり、実際の購入時には株価が変動します。証券会社によっては売買手数料や単元未満株取引のスプレッドが発生する場合もあります。

また、年間5.4円は会社予想であり、確定した配当額ではありません。業績や経営判断によって、将来の配当額が変更される可能性があります。

株数を増やすと配当金は増える

配当金は、次の計算式で求められます。

1株当たり配当×保有株数=受取配当金

NTTが予定している2026年度の年間配当は1株当たり5.4円です。そのため、保有株数が増えるほど年間予想配当も増えます。

・200株:100株の2倍
・500株:100株の5倍
・1,000株:100株の10倍

1,000株を保有してもdポイントは100株と同じですが、配当金は100株の10倍です。

ただし、配当は必ず受け取れる固定収入ではありません。業績悪化や配当方針の変更によって、減配や無配になる可能性も考慮する必要があります。

必要資金と株価変動リスクも増える

株数を増やすと配当金が増える一方、購入に必要な資金や株価下落時の損失も大きくなります。

株価が1円動いた場合の保有資産の変動額は、次のとおりです。

保有株数株価が1円動いた場合株価が10円動いた場合
100株100円1,000円
200株200円2,000円
500株500円5,000円
1,000株1,000円1万円

たとえば、株価が10円下落すると、100株では評価額が1,000円減少しますが、1,000株では1万円減少します。

配当金だけでなく、値下がりした場合の損失も株数に比例して増える点には注意が必要です。

1,000株の購入には100株の10倍の資金が必要になるため、保有資産全体に占めるNTT株の割合も確認しましょう。

株主優待だけが目的なら100株が最も効率的

NTTのdポイント優待だけを目的にする場合は、最低条件となる100株が最も少ない資金で条件を満たせます。

100株でも1,000株でも進呈ポイント数は同じであり、100株を超えて保有しても優待内容は増えません。

2026年7月21日の終値151.7円を基準にすると、100株の購入金額は約1万5,170円です。1,000株では約15万1,700円が必要ですが、受け取れるdポイントは変わりません。

ただし、「100株が最もよい」という結論は、dポイントを受け取ることだけを目的とした場合に限ります。
配当金や将来の値上がり益、NTTの長期的な成長を期待する場合は、100株を超えて保有する選択肢もあります。

また、最大4,500ポイントは毎年受け取れる金額ではありません。2年以上3年未満の1,500ポイントと、5年以上6年未満の3,000ポイントを合わせた金額です。

株数が増えるほどdポイントだけの資金効率は下がる

dポイントの金額が同じまま必要投資額だけが増えるため、株数が増えるほど優待だけを見た資金効率は下がります。

たとえば、100株と1,000株では必要資金に10倍の差がありますが、進呈されるdポイントに差はありません。

優待を取得するために必要な資金を抑えたい場合は、100株が効率的です。

ただし、株式投資の収益は優待だけでは決まりません。1,000株では配当金や株価上昇時の利益も100株の10倍になるため、優待効率と投資全体の収益性は分けて考える必要があります

NTT株を200株以上買い増す意味はある?

NTT株を200株以上買い増す意味はある?

NTT株を200株以上へ買い増す意味があるかは、投資の目的によって異なります。

買い増す目的200株以上にする意味
dポイントを増やしたいほぼない
配当金を増やしたいある
株価上昇による利益を増やしたいある
NTTの長期成長に期待する投資判断次第
優待利回りを高めたい100株のほうが効率的
分散投資を重視するNTTへの集中度に注意

dポイントを増やすことだけが目的であれば、100株を超えて買い増す意味はほとんどありません。100株でも1,000株でもポイント数は同じだからです。

一方、配当金や株価上昇による利益を増やしたい場合は、買い増す意味があります。

ただし、株数を増やすほど値下がり時の損失や必要資金も増えるため、優待だけでなく、NTTの業績・配当方針・株価水準・資産配分を確認して判断する必要があります。

株主優待だけが目的なら100株で十分

dポイントの取得だけを目的にする場合、100株で優待の株数条件を満たせます。

200株や1,000株へ増やしても、2年以上3年未満の1,500ポイントと、5年以上6年未満の3,000ポイントという条件は変わりません。

優待取得に使う資金を抑え、残りを別の銘柄や現金として保有したい場合は、100株にとどめる選択肢があります。

ただし、最大4,500ポイントは毎年の金額ではなく、異なる保有期間に受け取る2回分の合計です。

したがって、優待だけを基準にNTT株を大量に買い増す必要性は低いと考えられます。

配当金を増やすなら買い増す意味がある

配当金を増やしたい場合は、NTT株を200株以上へ買い増す意味があります。

株主優待は100株以上で固定ですが、配当金は保有株数に比例するためです。

2026年度の年間配当予想をもとにすると、100株では540円、200株では1,080円、1,000株では5,400円となります。

NTTは2026年度に、16期連続となる増配を予定しています。ただし、過去に増配が続いていても、将来の配当額が保証されるわけではありません。

NISA口座で保有する場合は、売却益や配当が非課税になる制度上のメリットがあります。ただし、国内上場株式の配当を非課税で受け取るには、証券会社で受け取る「株式数比例配分方式」を選択する必要があります。

株価上昇を期待する場合も利益は増える

NTT株の値上がりを期待している場合も、保有株数を増やすことで上昇時の利益が大きくなります。

たとえば、株価が1株当たり10円上昇した場合の利益は、次のとおりです。

・100株:1,000円
・200株:2,000円
・500株:5,000円
・1,000株:1万円

一方、株価が10円下落した場合は、同じ金額だけ評価額が減少します。

2026年7月21日のNTTの終値は151.7円であり、1,000株では約15万円の投資額になります。数千円の優待額よりも、株価変動による影響のほうが大きくなる可能性があります。

そのため、dポイントをもらうための買い増しと、株価上昇を期待した投資判断は分けて考えることが重要です。

NTTへの投資比率が高くなりすぎないか確認

100株から1,000株へ増やすと、必要資金も株価変動による影響も10倍になります。

保有資産が限られている場合は、NTT株への投資比率が高くなり、1銘柄への集中投資になる可能性があります。

NTTは継続的な増配を基本方針としていますが、安定した配当実績があっても、株価下落や減配のリスクがなくなるわけではありません。

買い増しを検討する際は、次の点を確認しましょう。

・NTT株が保有資産全体に占める割合
・ほかの銘柄や投資信託とのバランス
・生活費とは別の余裕資金か
・株価が下落しても保有を続けられるか
・優待ではなく業績や企業価値に投資する理由があるか

200株、500株、1,000株のどれが適切かは、投資資金やリスク許容度によって異なります。優待の金額だけで株数を決めず、資産全体のバランスから判断することが大切です。

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1000株から100株へ減らしても優待は受け取れる?

NTT株を1,000株から100株へ減らした場合でも、基準日時点で100株以上を保有し、保有期間の条件を満たしていれば株主優待の対象になります。

NTTの株主優待で求められる株数は「100株以上」です。1,000株を持ち続ける必要はないため、900株を売却して100株を残した場合も、株数の条件は満たします

ただし、株主優待の保有期間は、同一株主番号で株主名簿に連続して記載された期間によって判定されます。

一部売却しただけで必ず株主番号が変わるわけではありません。100株以上を残し、同一株主番号で株主名簿への記載が続いていれば、売却前からの保有期間も継続して扱われる可能性があります。

一方、次のような手続きを同時に行う場合は注意が必要です。

・貸株サービスを利用している
・保有株式を別の証券会社へ移管する
・複数の証券口座でNTT株を保有している
・名義や登録情報に変更がある

貸株や証券会社の変更によって株主番号が変わると、それまでの保有期間が引き継がれない場合があります。

1,000株から100株へ減らした後も長期保有条件を維持したい場合は、株主番号が変わらないかを証券会社や株主名簿管理人へ確認しておくと安心です。

すべて売却して買い戻すと保有期間が途切れる

NTT株を一度すべて売却すると、株主名簿への連続記載が途切れます。

その後に100株を買い戻しても、売却前の保有期間は買い戻し後の保有期間に含まれません。新たに株主名簿へ記載された日から、保有期間を数え直すことになります。

たとえば、NTT株を4年間保有した後に一度すべて売却し、数日後に100株を買い戻した場合でも、売却前の4年間を引き継ぐことはできません。

長期保有優待の条件を維持したい場合は、すべて売却するのではなく、最低条件となる100株を残す方法も考えられます。

ただし、一部売却後も必ず同じ株主番号が維持されるとは断定できません。貸株設定や証券会社の変更なども関係するため、実際に売却する前に確認しておきましょう。

1株・99株では株主優待を受け取れない

NTTの株主優待を受け取るには、基準日時点で100株以上を保有している必要があります。

1株から99株だけを保有している場合は、保有期間が2年以上や5年以上であっても株主優待の対象になりません。

保有株数ごとの扱いは、次のとおりです。

基準日時点の保有株数株主優待
1株対象外
50株対象外
99株対象外
100株対象
200株以上対象

NTT株は証券会社によって1株から購入できますが、dポイント優待の株数条件を満たすには、最終的に100株まで買い増す必要があります。

一方、以前から単元未満株を保有していた場合、その期間がすべて無駄になるとは限りません。

同一株主番号で株主名簿への記載が続いており、基準日までに100株以上へ買い増した場合は、単元未満株を保有していた期間も長期保有期間に含まれる可能性があります。

たとえば、50株を2年以上保有した後、基準日までに50株を買い増して100株にした場合は、同一株主番号での記載期間などの条件を満たせば優待対象になる可能性があります。

ただし、基準日時点で99株以下のままでは対象外です。単元未満株から優待取得を目指す場合は、株数だけでなく株主番号が継続しているかも確認しましょう。

まとめ

NTTの株主優待は、200株・500株・1,000株へ増やしてもdポイントの金額は増えません。

100株以上であれば保有株数にかかわらず、進呈されるポイントは次のとおりです。

・2年以上3年未満:1,500ポイント
・5年以上6年未満:3,000ポイント

2回分を合わせると、同一株主番号で受け取れるポイントは最大4,500ポイントです。ただし、毎年4,500ポイントがもらえる制度ではありません。

一方、配当金は保有株数に比例して増えます。200株なら100株の2倍、500株なら5倍、1,000株なら10倍が基本です。

そのため、dポイント優待だけが目的なら、最低条件の100株が最も少ない資金で条件を満たせます

200株以上へ買い増すかどうかは、優待ではなく、次のような点を確認して判断することが大切です。

・NTTの業績と成長性
・今後の配当方針
・現在の株価水準
・株価下落時に許容できる損失
・保有資産全体に占めるNTT株の割合

また、1,000株から100株へ減らす場合でも、100株以上を残し、同一株主番号で株主名簿への記載が続けば、優待の株数条件と保有期間を維持できる可能性があります。

反対に、すべて売却して買い戻すと、それまでの保有期間は引き継がれません。長期保有優待を維持したい場合は、株主番号が変わる可能性にも注意しましょう。

出典

株主さまへのdポイント進呈|NTT
https://group.ntt/jp/ir/private_investor/benefit/

保有株式数によって進呈されるポイント数は変わるのでしょうか|NTT
https://group.ntt/jp/ir/faq/post_dpoint_11.html

現在単元未満株を2年以上保有していますが、買い増しし、基準日までに100株以上保有していれば対象者になりますか|NTT
https://group.ntt/jp/ir/faq/post_dpoint_10.html

進呈条件である保有期間はどのように計算するのでしょうか。また保有期間がリセットされる具体的な例を教えてほしい|NTT
https://group.ntt/jp/ir/faq/post_dpoint_08.html

株主還元(配当・自己株式取得)|NTT
https://group.ntt/jp/ir/shares/dividend.html

株式の概要|NTT
https://group.ntt/jp/ir/shares/digest.html

NTT(9432)の株価時系列・推移|Yahoo!ファイナンス
https://finance.yahoo.co.jp/quote/9432.T/history

NISAを知る|金融庁
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/know/

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