「NTTの株主優待が廃止された」という情報を見て、現在もdポイントを受け取れるのか不安に感じる人もいるでしょう。
結論として、2026年7月時点でNTTのdポイント株主優待は廃止されていません。2026年度も対象株主、進呈ポイント数、エントリー期間が公式サイトで案内されています。
一方、現在の制度が将来も同じ条件で続くと保証されているわけではありません。また、毎年ポイントがもらえないことや、6年以上保有しても追加優待がないことから、「しょぼい」と評価される場合もあります。
この記事では、NTT株主優待の廃止・改悪に関する現状、今後見直される可能性、「しょぼい」といわれる理由を解説します。

NTTの株主優待は廃止・改悪されていない

2026年7月時点で、NTTのdポイント株主優待は廃止されていません。
2026年度も、2026年3月31日時点で100株以上を保有し、所定の保有期間を満たした株主を対象に実施されています。
| 項目 | 2026年度の内容 |
|---|---|
| 制度 | 継続中 |
| 基準日 | 2026年3月31日 |
| 必要株数 | 100株以上 |
| 2年以上3年未満 | 1,500ポイント |
| 5年以上6年未満 | 3,000ポイント |
| 最大ポイント | 合計4,500ポイント |
| エントリー期限 | 2027年3月31日午後9時59分 |
進呈されるdポイントは次のとおりです。
・2年以上3年未満:1,500ポイント
・5年以上6年未満:3,000ポイント
同一株主番号で受け取れるポイントは、2回分を合わせて最大4,500ポイントです。エントリー期間も2026年5月29日から2027年3月31日まで設定されています。
NTT公式の現行優待ページや2026年の株主総会関連資料では、優待を廃止・改悪する予定は示されていません。
また、毎年dポイントがもらえないことは、最近追加された条件ではありません。2021年度の株主通信にも、1,500ポイントと3,000ポイントの進呈条件とともに、毎年進呈する制度ではないことが記載されています。
「毎年もらえない」は改悪ではない
NTTのdポイント進呈施策は、2020年度に中長期的な株主を増やす目的で導入されました。
導入当初から、一定の保有期間に達した株主へポイントを進呈する設計であり、毎年すべての対象株主へポイントを配る制度ではありませんでした。2021年度の資料でも、次の条件が掲載されています。
・2年以上3年未満:1,500ポイント
・5年以上6年未満:3,000ポイント
・毎年進呈するものではない
現在の非毎年型の仕組みは、直近になって追加された改悪ではありません。
一般的な優待一覧では「1,500ポイント」「3,000ポイント」とだけ表示されることがあり、毎年受け取れるように見える場合があります。
制度を詳しく確認せずに購入すると、3年目や4年目にポイントがもらえないことを知り、「途中で改悪された」と感じる可能性があります。
もともとの制度条件と、実際に発表された制度変更は分けて考えることが大切です。
NTTの株主優待は今後廃止・改悪される?
| 判断材料 | 廃止・改悪との関係 |
|---|---|
| 2026年度も実施 | 直近の廃止可能性を下げる材料 |
| 株主総会で施策の目的を説明 | 継続意義が残っている |
| 個人株主が多い | 優待への注目度は高い |
| 株主還元の基本は配当 | 将来見直される可能性はある |
| 優待運営にコストがかかる | 条件変更の要因になり得る |
| 将来の継続保証はない | 優待だけを前提に投資しない |
2026年7月時点で、NTTから株主優待の廃止予定は発表されていません。
2026年の株主総会関連資料でも、NTTはdポイント進呈施策について、中長期的にNTT株を保有する株主の拡大を目的として2020年度に導入したと説明しています。
さらに、「今後も当社株式を保有し続けるメリットを享受いただける施策を検討する」と回答しています。
ただし、この回答は現在のdポイント進呈条件を永久に維持すると約束したものではありません。
今後の施策には、現行制度の継続だけでなく、ポイント数や対象条件の変更、別の株主向け施策への移行なども含まれる可能性があります。
したがって、現時点では次のように整理するのが適切です。
・廃止・改悪予定は発表されていない
・直ちに廃止されると判断できる材料も確認できない
・現行制度が将来も続く保証はない
・廃止されるかどうかを現時点で断定することはできない
すぐに廃止される可能性が高いとはいえない理由
NTTの株主優待が近いうちに廃止される可能性が高いとは言い切れません。
理由の一つは、2026年度も制度内容とエントリー期間を更新して実施していることです。
また、NTTは2025年と2026年の株主総会関連資料で、dポイント進呈施策の導入目的を説明し、今後も株式保有のメリットを感じられる施策を検討すると回答しています。
NTTが施策を続ける意義として、次の点が考えられます。
・中長期的に株式を保有する個人株主を増やせる
・dポイントやdアカウントとの接点を作れる
・NTTグループのサービスとの親和性が高い
・株式分割後に増えた個人株主へ保有メリットを提供できる
・進呈対象を特定の保有期間に限定している
NTTの優待は、100株以上を保有する全株主へ毎年ポイントを進呈する制度ではありません。
対象となる保有期間を2年以上3年未満と5年以上6年未満に限定しているため、毎年全株主へ一律に優待を送る制度とは費用構造が異なると考えられます。
ただし、これらは制度が永久に続くことを示すものではなく、現時点で直ちに廃止されると判断する材料が乏しいという評価にとどまります。
廃止・改悪の可能性がゼロではない理由
NTTのdポイント株主優待が、将来廃止・改悪される可能性はゼロではありません。
NTTが公表する株主還元の基本方針は、継続的な増配と機動的な自己株式取得です。株主優待は、株主還元の中心として位置付けられているわけではありません。
将来、優待が見直される要因として、次のようなものが考えられます。
・制度の運営や問い合わせ対応にかかる費用
・対象となる個人株主の増加
・株主間の公平性に関する考え方
・配当や自己株式取得への還元一本化
・dポイント制度やNTTグループ戦略の変更
・エントリーシステムの運営負担
2026年3月末時点で、1単元以上のNTT株を保有する株主数は約299万人です。単元未満株のみを保有する株主を含めた株主総数は約316万人となっています。
株主数が増えれば、案内書類や問い合わせ対応などの負担が増える可能性があります。
ただし、毎年すべての株主がdポイント進呈対象になるわけではありません。株主数が多いという事実だけで、優待の廃止時期や制度負担を判断することはできません。
今後は制度を完全に廃止するだけでなく、対象期間、進呈ポイント数、申請方法などが変更される可能性も考慮する必要があります。
廃止・改悪を確認する方法
NTT株主優待の最新情報は、次の資料で確認できます。
・NTTのIRニュース
・株主さまへのdポイント進呈ページ
・決算発表資料
・株主総会招集通知
・株主総会の事前質問への回答
・適時開示資料
最も直接的に確認できるのは、NTT公式の「株主さまへのdポイント進呈」ページです。対象となる基準日、必要株数、保有期間、進呈ポイント、申請期限が掲載されています。
制度の廃止や重要な条件変更が決定された場合は、IRニュースや適時開示資料も確認します。
証券会社や株主優待サイトも便利ですが、古い条件が残っている場合があります。ページの更新日と対象年度を確認し、最終的にはNTT公式情報を優先しましょう。
NTTの株主優待が「しょぼい」といわれる7つの理由

NTTの株主優待は、少ない資金で条件を満たせる一方、一般的な毎年型の株主優待とは仕組みが異なります。
特に、保有期間が長くなるほど毎年優待内容が充実する制度ではないため、期待していた内容との違いから「しょぼい」と評価されることがあります。
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 毎年もらえない | 対象となる保有期間は2回のみ |
| 最大4,500ポイント | 長期保有しても合計額が限定的 |
| 2年以上待つ必要がある | 購入直後は受け取れない |
| 3年・4年は対象外 | 2回目まで空白期間がある |
| 6年以上は対象外 | 長く持ち続けても追加優待がない |
| 株数を増やしても同じ | 100株でも1,000株でもポイント数は同じ |
| エントリーが必要 | 自動付与ではなく期限内申請が必要 |
毎年dポイントがもらえるわけではない
NTTのdポイントが進呈されるのは、次の保有期間です。
・2年以上3年未満:1,500ポイント
・5年以上6年未満:3,000ポイント
毎年1,500ポイントや3,000ポイントを受け取れるわけではありません。2回分を合わせた最大ポイント数は4,500ポイントです。
たとえば、2年以上3年未満で1,500ポイントを受け取った後、3年以上5年未満の期間にはポイントが進呈されません。
株主優待情報の一覧表だけを見ると、1,500ポイントや3,000ポイントを毎年受け取れるように見える場合があります。
しかし、NTT公式は毎年進呈する制度ではないと明記しています。
6年間保有しても最大4,500ポイント
NTT株を同一株主番号で保有し続けた場合、受け取れるdポイントは合計最大4,500ポイントです。
・1回目:1,500ポイント
・2回目:3,000ポイント
・合計:4,500ポイント
6年間で単純に割ると、年平均では750ポイント相当になります。
ただし、これは優待の価値を比較しやすくするために、合計4,500ポイントを6年で割った概算です。毎年750ポイントが進呈されるわけではありません。
年1回や年2回、継続的に優待品や金券を受け取れる銘柄と比較すると、受取回数や合計額が少なく見えやすい制度です。
優待だけを理由に6年間保有するのではなく、配当や業績、株価の見通しも含めて判断する必要があります。
3年・4年・6年以上は対象外
NTT株を3年以上5年未満保有している期間は、dポイント進呈の対象外です。
また、5年以上6年未満で3,000ポイントを受け取った後は、6年以上保有しても追加ポイントはありません。
| 保有期間 | dポイント |
|---|---|
| 2年以上3年未満 | 1,500ポイント |
| 3年以上5年未満 | 対象外 |
| 5年以上6年未満 | 3,000ポイント |
| 6年以上 | 対象外 |
長く保有するほど毎年ポイントが増えたり、優待区分が上がったりする制度ではありません。
「長期保有者向けの優待」と聞いて、10年以上持てば優待がさらに充実すると想像している場合は、実際の仕組みに物足りなさを感じる可能性があります。
ポイントを受け取るまで最低2年以上かかる
NTT株を購入しても、すぐにdポイントは受け取れません。
優待対象者を判定する基準日は3月31日で、保有期間は株式の購入日ではなく、購入後に初めて株主名簿へ記載された日から計算されます。
購入時期によっては、2年以上3年未満の条件を満たす基準日まで、実質的に3年近く待つ場合があります。
また、保有期間は同一株主番号で連続して株主名簿に記載された期間です。
すべて売却して買い戻した場合や、貸株、証券会社の変更などによって株主番号が変わった場合は、それまでの保有期間が引き継がれない可能性があります。
購入直後から優待を利用したい人にとって、最低2年以上待つ必要があることは大きなデメリットです。
200株・500株・1000株でもポイントが増えない
NTT株主優待の株数条件は100株以上です。
200株、500株、1,000株と保有株数を増やしても、dポイントの進呈数は変わりません。NTT公式FAQでも、100株以上であれば保有株式数によってポイント数は変わらないと案内しています。
| 保有株数 | 2年以上3年未満 | 5年以上6年未満 |
|---|---|---|
| 100株 | 1,500ポイント | 3,000ポイント |
| 200株 | 1,500ポイント | 3,000ポイント |
| 500株 | 1,500ポイント | 3,000ポイント |
| 1,000株 | 1,500ポイント | 3,000ポイント |
株数別の上位優待区分がないため、dポイントだけを目的にするなら、最低条件の100株が最も少ない資金で条件を満たせます。
一方、配当金や株価上昇時の利益は、保有株数に比例して増えます。
株数を増やす意味は、優待ではなく、配当やNTTの将来性を含めて考えましょう。
エントリーしないと受け取れない
NTTのdポイントは自動付与ではありません。
対象株主にはログインIDとパスワードを記載した案内書類が送られ、専用サイトで次の手続きを行う必要があります。
- エントリーサイトへログインする
- アンケートに回答する
- 進呈先のdアカウントを登録する
- 申請完了画面を確認する
期限内に手続きをしなかった場合は、対象条件を満たしていてもポイントを受け取れません。
2026年度のエントリー期限は2027年3月31日午後9時59分です。ID・パスワードを紛失した場合の再発行期限は、2027年3月25日午後4時59分と、エントリー期限より早く設定されています。
申請の手間がかかり、期限を過ぎると受け取れないことも、「しょぼい」「面倒」と評価される理由の一つです。
dアカウントを用意する必要がある
dポイントを受け取るには、個人向けdアカウントが必要です。
法人向けのビジネスdアカウントは利用できないため、該当する場合は個人向けdアカウントを別に用意します。
また、ポイントは現金や商品券、プラスチック製のdポイントカードとして郵送されるわけではありません。エントリー時に登録したdアカウントへ直接進呈されます。
普段からdポイントを利用していない人にとっては、アカウントの作成や管理を負担に感じる可能性があります。
ただし、ドコモの携帯電話回線やdポイントカードを持っていなくても、dアカウントは作成できます。
そのため、ドコモユーザー以外でも優待を受け取れますが、dポイントを使う機会が少ない人ほど優待の魅力を感じにくいでしょう。
NTTの株主優待は本当にしょぼい?
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 100株から対象 | 毎年はもらえない |
| 少ない投資額で条件を満たせる | 最低2年以上の保有が必要 |
| dポイントは幅広く利用できる | 最大4,500ポイント |
| 配当金も受け取れる | 6年以上は追加優待なし |
| 200株以上へ増やす必要がない | 期限内の申請が必要 |
NTTの株主優待は、優待額だけを見ると豪華な制度とはいえません。
同一株主番号で受け取れるdポイントは、2年以上3年未満の1,500ポイントと、5年以上6年未満の3,000ポイントを合わせた最大4,500ポイントです。毎年受け取れるわけではなく、6年以上保有しても追加ポイントはありません。
一方、NTT株は100株から優待の対象となり、比較的少ない投資額で条件を満たせます。dポイントを普段から利用しており、配当目的でNTT株を長期保有する人にとっては、配当に加えて受け取れる追加特典として一定の価値があります。
そのため、NTTの優待が「しょぼい」かどうかは、投資の目的によって評価が変わります。
・毎年の優待収入を重視する場合:物足りない
・dポイントだけを目的に保有する場合:待ち時間に対して少なく感じやすい
・配当目的で長期保有する場合:追加特典として受け取れる
・普段からdポイントを利用する場合:使い道に困りにくい
優待を主な購入理由にすると物足りなさがありますが、配当や企業の将来性を重視し、優待をおまけと考えるなら評価は変わります。
100株の必要投資額が少ない
NTTは2023年7月に1株を25株へ分割したことで、100株の購入に必要な金額が大きく下がりました。
2026年7月22日の終値151.8円を基準にすると、100株の購入金額は次のとおりです。
151.8円×100株=1万5,180円
約1万5,000円の投資で、保有期間の条件を満たせば1,500ポイントと3,000ポイントの進呈対象になります。
ただし、必要投資額が小さいからといって、損失の可能性が小さいとは限りません。
たとえば、購入後に株価が20円下落すると、100株の評価額は2,000円減少します。1回目の優待である1,500ポイントを上回る含み損になる計算です。
株主優待を受け取れても、株価が大きく下落すれば投資全体では損失になる可能性があります。少額で購入できることと、低リスクであることは別として考えましょう。
dポイントは1ポイント1円で使える
dポイントは、原則として1ポイントを1円として利用できます。
コンビニ、飲食店、ドラッグストアなどの街のお店に加え、対応するネットサービスでも利用できます。一部の店舗、商品、サービスは対象外ですが、利用先が幅広く、金額も分かりやすいことが特徴です。
また、ドコモの携帯電話を契約していなくても、個人向けdアカウントを作成すれば株主優待を受け取れます。
普段からd払いを利用したり、dポイントをためたりしている人にとっては、商品を指定される優待よりも使いやすい可能性があります。
一方、dポイントを利用する機会がない場合は、アカウントの作成や管理を手間に感じるかもしれません。ポイントを受け取った後は、有効期限や利用対象となるサービスも確認しておきましょう。
配当を含めて評価する必要がある
NTT株を評価する際は、株主優待だけでなく配当を含めて考える必要があります。
NTTが株主還元の基本としているのは、継続的な増配と機動的な自己株式取得です。2026年度は、16期連続増配となる1株当たり年間5.4円の配当を予定しています。
100株を保有した場合の年間予想配当は、次のとおりです。
5.4円×100株=540円
2026年7月22日の終値151.8円を基準にした予想配当利回りは、約3.6%です。
優待は最大4,500ポイントで終了しますが、配当は会社が配当を継続する限り、基準日に株式を保有していれば受け取れます。ただし、配当額は会社予想であり、将来の業績や還元方針によって減配される可能性もあります。
NTT株を購入する際は、優待よりも業績、配当方針、株価水準を判断の中心に置くことが重要です。
NTT株主優待の実質的な利回りを考える
| 見方 | ポイント |
|---|---|
| 2年以上3年未満の進呈 | 1,500ポイント |
| 5年以上6年未満の進呈 | 3,000ポイント |
| 6年程度の合計 | 4,500ポイント |
| 6年で単純平均 | 年750ポイント相当 |
NTTの株主優待利回りを計算する場合は、1,500ポイントや3,000ポイントを毎年受け取れるものとして計算してはいけません。
現在の制度で受け取れるのは、次の2回です。
・2年以上3年未満:1,500ポイント
・5年以上6年未満:3,000ポイント
合計4,500ポイントを6年で単純に割ると、年平均では750ポイント相当になります。ただし、これは優待をほかの銘柄と比較しやすくするための概算で、実際に毎年750ポイントが付与されるわけではありません。
2026年7月22日の終値151.8円を使うと、便宜上の年平均優待相当利回りは次のように計算できます。
750ポイント÷1万5,180円×100=約4.9%
約4.9%という数字だけを見ると高利回りに見えますが、次の点に注意が必要です。
・最初のポイントを受け取るまで最低2年以上かかる
・毎年750ポイントが入るわけではない
・3年以上5年未満は進呈されない
・6年以上は追加優待がない
・制度が将来変更・廃止される可能性がある
・株価の変動は利回り計算に含まれていない
配当利回りは約3.6%ですが、年平均優待相当利回りと単純に合算すると、毎年同じ金額を受け取れるような誤解につながります。
優待は一時点で進呈されるポイント、配当は毎年度の会社予想として、利回りを分けて表示することが適切です。
NTTの株主優待が向いている人
NTTの株主優待は、次のような人に向いています。
・NTT株を配当目的で長期保有したい
・普段からdポイントやd払いを利用している
・少額から個別株投資を始めたい
・優待を配当に付く追加特典と割り切れる
・制度が変更されてもNTT株を保有する理由がある
NTTの優待は、短期間で大きな利益を得る制度ではありません。
2年以上の保有が必要であり、最初の1,500ポイントを受け取った後も、2回目の3,000ポイントまで待つ必要があります。
そのため、優待のために保有するというより、NTTの配当や事業に魅力を感じて長期保有し、その途中でポイントも受け取る人に向いています。
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次のような人には、NTTの株主優待は向いていない可能性があります。
・毎年安定した優待収入を得たい
・優待だけを目的に株式を購入したい
・ポイントを受け取るまで2年以上待ちたくない
・普段dポイントを利用しない
・長く保有するほど毎年優待が増える制度を求めている
・優待が廃止されたらすぐに売却したい
NTTのdポイントは、毎年進呈されるものではありません。6年以上保有しても追加ポイントがないため、継続的な優待収入を求める人には適していません。
また、優待だけを目的に購入すると、制度変更や廃止が発表された際に保有理由がなくなります。
優待がなくなった場合でも配当や業績を理由に保有できるかを、購入前に考えておく必要があります。
NTTの優待の廃止・改悪に備える方法
株主優待の廃止や改悪に備えるうえで重要なのは、廃止時期を予測することではありません。
優待がなくなっても投資判断が崩れない持ち方をすることが大切です。
具体的には、次の点を意識しましょう。
・優待を株式購入の中心的な理由にしない
・NTTの業績とキャッシュフローを確認する
・配当方針と増配の継続性を確認する
・優待目的なら100株に抑えて投資額を管理する
・NTT株だけに資金を集中させない
・NTTのIR情報を定期的に確認する
・制度変更時に保有理由を再評価する
NTTのdポイントは100株でも1,000株でも同じです。優待だけが目的なら、100株を超えて買い増す必要性は高くありません。
買い増す場合は、優待ではなく、配当金や株価上昇による利益、NTTの長期的な成長性を判断材料にします。
また、制度変更が発表された場合も、すぐに売却するのではなく、次の点を確認しましょう。
・優待廃止と同時に増配や自社株買いが発表されていないか
・廃止による年間の影響額はいくらか
・NTTの業績や配当方針に変化があるか
・現在の株価が企業価値に対して割高か割安か
・NTT株を保有する当初の理由が残っているか
優待が廃止されても、増配など別の形で株主還元が強化される可能性があります。反対に、優待が続いていても業績や財務状態が悪化すれば、株式を保有し続けるリスクは高まります。
まとめ
2026年7月時点で、NTTのdポイント株主優待は廃止されていません。
2026年度も、100株以上を保有する対象株主へ次のdポイントを進呈する制度が実施されています。
・2年以上3年未満:1,500ポイント
・5年以上6年未満:3,000ポイント
・同一株主番号で最大4,500ポイント
現時点で、廃止や改悪を予定しているという公式発表は確認できません。ただし、現在の制度が将来も同じ条件で維持される保証はありません。
また、毎年ポイントがもらえないことは最近の改悪ではなく、制度開始当初からの条件です。
NTTの優待が「しょぼい」といわれる主な理由は、次のとおりです。
・毎年ポイントを受け取れない
・受け取れるのは合計最大4,500ポイント
・最初の進呈まで最低2年以上かかる
・3年・4年や6年以上は対象外
・保有株数を増やしてもポイントが増えない
・期限内にエントリーする必要がある
優待額だけを見れば豪華とはいえませんが、少額で100株を保有でき、使いやすいdポイントを受け取れる点はメリットです。
NTT株を購入する際は、優待を追加特典として考え、配当・業績・株価・投資配分を含めて判断しましょう。
出典
株主さまへのdポイント進呈|NTT
https://group.ntt/jp/ir/private_investor/benefit/
株主総会に関する主なご質問と回答(2026年)|NTT
https://group.ntt/jp/ir/shares/shareholders_meeting/2026_main_interest.html
株主総会に関する主なご質問と回答(2025年)|NTT
https://group.ntt/jp/ir/shares/shareholders_meeting/2025_main_interest.html
株主総会に関する主なご質問と回答(2024年)|NTT
https://group.ntt/jp/ir/shares/shareholders_meeting/2024_main_interest.html
株主総会に関する主なご質問と回答(2021年)|NTT
https://group.ntt/jp/ir/shares/shareholders_meeting/2021_main_interest.html
株主通信「NTT is」2021年12月号|NTT
https://group.ntt/jp/ir/library/nttis/pdf/202112.pdf
株主還元(配当・自己株式取得)|NTT
https://group.ntt/jp/ir/shares/dividend.html
株式の概要|NTT
https://group.ntt/jp/ir/shares/digest.html
株主さまへのdポイント進呈サイトに関するお詫びと訂正|NTT
https://group.ntt/jp/topics/2023/07/03/dpoint_login.html
3年以上または6年以上保有した場合、dポイントは進呈されますか|NTT
https://group.ntt/jp/ir/faq/post_dpoint_07.html
保有株式数によって進呈されるポイント数は変わるのでしょうか|NTT
https://group.ntt/jp/ir/faq/post_dpoint_11.html
ビジネスdアカウントは利用できますか|NTT
https://group.ntt/jp/ir/faq/post_dpoint_20.html
ドコモの携帯電話やdポイントカードがなくても対象になりますか|NTT
https://group.ntt/jp/ir/faq/post_dpoint_18.html
dポイントはどのように利用できますか|dポイントクラブ
https://dpoint.docomo.ne.jp/static/guide/faq/Point/Dpoint07/
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