ソフトドリンク飲み放題は儲かるのか?原価と仕組みを解説

ファミリーレストランやカラオケなどで良く目にする「ソフトドリンク飲み放題」

この値段設定って少し不思議に思いませんか?

大抵のお店では2〜3杯飲めば単品よりお得な料金設定になっていると思いますが、それだったら飲み放題にした方が断然お得に感じます。

極端な話、たくさん飲んだら原価割れしてしまうのでは?という風に思ってしまいますよね。

実際、儲かっているのでしょうか?そもそもソフトドリンクの原価ってどのくらいなのでしょうか?

今回は、ソフトドリンク飲み放題の利益の秘密について解説します。

目次

ソフトドリンク飲み放題は儲かるのか?

結論から言うと、ソフトドリンク飲み放題でも儲かります。

というのも、ソフトドリンク1杯あたりの原価は非常に安く、大量に飲まれても原価割れしにくいからです。

10杯くらい飲めば間違いなく原価を超えるでしょうが、そんなに飲む人はそこまでいませんよね?

基本的には2、3杯くらい飲んで終わりだと思うのでかなり儲かると言う仕組みになっています。

ソフトドリンク飲み放題を採用しているお店

ソフトドリンクの飲み放題を採用しているお店について見ていきましょう。

ソフトドリンク飲み放題を採用しているお店

・ファミレス

・食べ放題店

・カラオケ店

など

原価について

ソフトドリンクの1杯あたりの原価はどのくらいなのでしょうか。

これは飲み物の種類にもよりますが、10円から20円くらいが相場となっています。

炭酸飲料だと比較的安く、コーヒーなどは20円近い原価です。

実際の店舗だと、300円前後でソフトドリンク飲み放題をやっていることが多いですが、原価割れするには15杯程度は飲む必要があるということになりますね。

ということで余程のことがない限りはソフトドリンク飲み放題をつけてもらった方がお店側としては嬉しいということになります。

なぜソフトドリンク飲み放題を採用するのか?

ソフトドリンクの原価は安いということはわかりましたが、飲み放題にするよりも単品で数百円で提供する方が遥かに利益率は高いですよね。

それなのにも関わらず、利益率を下げてまで飲み放題にするメリットはあるのでしょうか?

結論としては、大きなメリットがあるのです。


飲食店の経営において、利益率は重要で原価をいかに下げるか?というのは考えなければいけませんが、利益率が全てではないのです。

例えば、ソフトドリンク1杯150円、ソフトドリンク飲み放題300円というお店があったとします。

原価が15円だとすると、単品注文時の利益率は90%になります。

飲み放題の場合は飲んだ杯数で利益率は変わりますが、値段的にも少なくとも2杯以上飲むことが考えられるでしょう。

つまり飲み放題の最大の利益率は90%でそこから1杯飲まれるごとに5%ずつ利益率が減少していくようなイメージです。

こう考えると、単品の方が利益が取れて良いように思えます。

しかし、いくら儲かったか?という側面で考えるとどうでしょうか?

利益率よりも「実際の利益額」

先ほどの例で説明すると、単品注文時1杯あたりの利益額は135円です。(150−15 =135円)

ソフトドリンク飲み放題にした場合、300円から飲んだ杯数×15円を引いた金額が利益になります。

この場合、11杯飲まれた場合でも利益額が135円になります。つまり、それより少ない杯数である場合は単品注文よりも利益が出るということです。

一人のお客さんに対して135円の利益しか出なかったところを、飲み放題にすることでそれ以上の利益が取れるとなるのであれば、利用しない手はありません。

実際、ソフトドリンクであれば、従業員の手をそこまで煩わせることなく提供できます。

ソフトドリンク飲み放題というお得感が注文につながる

実際、ファミレスなどの飲食店やカラオケなどで、単品のソフトドリンクを何杯も頼む人はあまりいないです。

利益が取れる商品でも売れなければ全く意味がないです。

そのため、ソフトドリンク飲み放題にすることでお得感をアップさせて注文につなげているのです。

また、1杯だけ飲もうとしていた人も、飲み放題の方がたくさん飲めて嬉しいと思い、注文してくれるかもしれませんよね。そうなると、客単価も上昇しお店側にもメリットがでます。

もちろん、単品で注文する人もいるでしょうしそれはそれで構わないです。単品でも高い利益率は確保できますからね。

それでも飲み放題を導入することで、少しでも利益になるお金が増えるなら導入しない手はないですね。

アルコール飲み放題は儲かるの?

同じように、居酒屋などではアルコールの飲み放題がありますが、こちらも儲かっているのでしょうか。

おおよその値段設定として、アルコールの飲み放題はリーズナブルな場所でもだいたい1,500円前後でしょうか。

こちらもソフトドリンク飲み放題と同様に儲かりやすいです。

アルコール類の原価を考えると、ビール1杯で150円程度、カクテルや酎ハイなどで50円程度が一般的です。

1500円の飲み放題だとしたら、ビール10杯くらい飲めば原価割れする計算ですね。

余程のことがない限り、儲かる仕組みになっています。

アルコールの飲み放題は大人数での利用の際に使われることも多いので、一人だけ大量に飲む人がいたとしても他の人でバランスが取れるようになっているのです。

また、アルコールの中では原価の高いビールも、飲み放題のグレードを上げなければ飲めないという風に設定してしまうことで、利益率確保が可能です。


しかし、アルコールの場合はソフトドリンクよりも多く飲まれる傾向があります。

ですので飲み放題にした時の利益率はソフトドリンクほど良いとは言えません。

その分居酒屋では、利益率の高いフードメニューの提供(枝豆やポテトなどは原価がとても安くて儲かる)をすることで利益をあげるなど工夫がなされています。

ファミレスなどでは食べ物のクオリティは重視されるので原価もそこそこ高くなるのですが、居酒屋はフードで儲かるような仕組みになっているということですね。

飲み放題のメリットとしては他にも集客ツールとして素晴らしいということがあります。

飲み会を開催するとなるとある程度の人数が呼び込めます。客数が多ければそれだけ売上も増え、同じように利益も増えるので嬉しいばかりです。

大人数を集客したい場合には必須であるということがわかりますね。

結論:儲かるが工夫は必要

ソフトドリンク飲み放題は儲かるということがわかりました。

とはいえ、頼んでもらえなければ意味はありません。

飲み放題を頼んでもらうための工夫というのは必要になってくるでしょう。

例えば、食べ放題系のお店などでは、たくさん食べるのでその分喉も乾きます。飲み物の需要は高く、飲み放題も注文されやすい傾向にあるでしょう。

一方ファミリーレストランなどでは、そんなに何杯も飲み物はいらないですよね。

カフェ的な感じで使えば別ですが、1、2杯あれば十分なはずです。

そのため飲み放題の需要があまりないと言えるでしょう。

需要がない場合には、価格を下げるといった工夫が必要になります。

実際大手ファミレスのガストでは、食べ物とセットで注文すれば、飲み放題が199円になります。

これでも十分利益は取れる仕組みになっていますし、飲み放題の注文率も上がります。

このようにある程度の工夫をしなければ売れないケースもあるので注意は必要ということですね。

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